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瀬戸内文化って実は激しい

一見穏やかな自宅前の海
のんびりと見えますが、大潮が近づき海がザワザワしてきました。
我が家は海辺の二十数軒しかないない集落にあって、ここに大阪からやってきた父親は瀬戸内海賊の隠れ里だと言っていました。周りの海は浅瀬だらけの複雑な地形で、潮の流れがきつい時には10ノット以上になるかんじ。ここに船で乗り付けられるのはよっぽど腕の良い船乗り=海賊
海賊って支配者側から見た名前で、中央権力の言うことを聞かない海で生計をたて独自の生き方をしていた人たちのこと。狭い日本には収まり切らない視野を持っていたと感じています。
瀬戸内地方は古くから交易の拠点として栄え、そして赤穂緞通は鎖国していた江戸時代の一人の女性によって生み出されたモノです。遥かなる大陸からやってきた異文化の絨毯への憧れ。それをたった一人で二十数年もかけて再現したと聞いています。
今に伝わる昔の緞通の様々な文様、人気柄としては「網利剣」「蟹牡丹」などが有名ですが、それを定型としなかった赤穂緞通の自由さは現在に繋がっています。シルクロードの東の果てで今も作り続けられている手織り絨毯!

赤穂緞通工房ひぐらしwrote #赤穂緞通 #段通

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