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6人が赤坂に揃った最後の日2021/10/26

いつ撮影したものだろう?剛の顔つきが2021年秋頃のような?V6在籍中か?
と、先日Tweetしたら、「在籍中です!」と、コメントをいただいた。

何?やっぱり!?と、返信した。

Tweet コメント

というやり取りをきっかけに当時の記憶を✐𝓜𝓮𝓶𝓸に残すことにしました

2021/10/21 CDTVライブ!ライブ!

11月1日をもって解散するV6にとって、この「CDTVライブ!ライブ!」は音楽番組への最後の出演となる。今回彼らは9月にリリースしたアルバム「STEP」の収録曲「家族」を披露。デビュー曲「MUSIC FOR THE PEOPLE」や「愛なんだ」「WAになっておどろう」といった楽曲もメドレーで歌う。さらにメンバーの思い入れが強いという楽曲「目を閉じれば」をテレビ初披露。このほか「V6ヒット曲コレクション」と題し、グループの26年にわたる歴史をVTRとともに振り返る。

音楽ナタリーより

カメリハ、本番はスタジオでずっと一緒にいた。合間に色んな話をしたが、いつもと同じ感じだった。V6はどんな時もごく普通にしていてそのまま本番に向かう。ピリピリすることもない。何を話したかほぼ記憶にないが岡田と映画の話をしたのは覚えている。
スタジオセット脇で、照明直しの間
岡「来年公開される映画は一本だけで、中身もぶっ飛んだヤツだから、大丈夫か?やべーなって思ってます(笑)
戸「誰が撮ったやつ?」
岡「原田さん」
戸「いいじゃないぶっ飛んだヤツ、武士じゃないよね?ヤクザ?」
岡「イッいちゃってる刑事で〜うんぬんかんぬん」
戸「オリジナルだね」
岡「何でもアリで内容はめちゃくちゃ面白いけど、かなりヤバいっす(笑)」

ヘルドッグス

ヘルドッグス、ヤバくて好きでした。ひらパーコラボも良かったし😆

ヘルドッグス✖️人間ドッグス

アメージパング 最終回収録

CDTVより少し前に、アメージパングの最終回収録もやった。全員着物姿での収録。学校へ行こう!スタッフ旧メンバーたち(ボクも)も沢山集まって、Cスタジオは同窓会みたいになった。

この頃からもう少し前から、ボクと剛の髪型が後ろからみたらそっくりだと岡田が言い始めていた。ボクは天然パーマで学校の6人旅の本番中、いきなり剛が「おい、天パー」とイジりはじめたんだけれど、自分がイジっていた髪の毛とそっくりになっていて、皆、笑った。

「オレに憧れてたのか?素直じゃね〜な(笑)」
「うるせー、天パなんかに 憧れてねーよ(笑)」
「そっくりじゃん、真似してんじゃねーよ(笑)」
「うるせーよ(笑)」
剛も一緒にゲラゲラ笑っていた。

楽屋で鏡前に並んで笑っていたら、岡田カメラマンがバックショットで撮ってくれた。ホント瓜二つでゲラゲラ大笑いした。最終回の収録ってしんみり感はナシ。最後まで学校チームらしい空気だ。

Mop Top Hairstyle(笑)

学校へ行こう!2021 (火)よる7時~10時 生放送

1997年10月16日に始まった「学校へ行こう!」の長い歴史に終止符が打たれることになった。V6が11月1日に完結解散するからだ。

みのりかわ学園みのもんた校長は、体調のためお休みだったが、セットにはその肖像を掲げていた。

V6や皆が入退場するセット入口

ゲストは、渡辺満里奈、サエコ、夏帆の3人。ずっと一緒に数々のVTRをみて笑い、涙し、時には一緒にロケに出た大切な仲間だ。渡辺満里奈とはボクのAD時代からで最初が連ドラ「予備校ブギ」(緒方直人、織田裕二、的場浩司、所ジョージ、田中美佐子、渡辺満里奈、深津絵里ほか)で、まだ十代だった彼女は、西郷山公園ナイトロケでの初のキスシーンで、ガチガチに緊張していた頃が懐かしい。サエコと夏帆は、オーディションで決めたメンバーで、のちに分かったことだけど宮崎出身のサエコは、ボクの中学時代からの同級生のピアノの生徒で心底、ビックリした。夏帆は、小6か中1からの参加だったこともあり、文字通りV6の妹みたいな存在でそれまでは2年ほどで交代していたポジションを、連投してレギュラー放送終了まで4年近く出てもらっていた。それぞれが楽屋入りする度、同窓会みたいににぎわった。

マヂカルラブリー 野田クリスタル

V6のメンバーたちは、いつもの通りの佇まいで、同じようにくだらない話をしたりして過ごした。ただ、一人だけ楽屋訪問してきた。岡田と話をしてたら、マヂカルラブリーの野田クリスタルが入ってきて「学校へ行こう!に出てた者なんですけど」と言いながら差し入れを差し出して「あらま」となっていたらイノッチが来て「なに、どうした、どうした?仕事?」と大声で出迎えた。「最後なんでご挨拶を」「え?このために!」とやり取りがあって井ノ原が「写真撮ろうよ!」と声をかけ、皆集まってきて7人で一緒に記念撮影をした。「お笑いインターハイ」の学生出演者だった野田クリスタルもこうして最終回に花を添えてくれたのが嬉しかった。

雑談

いつからだろうか、少なくともここ数年、坂本君は楽屋でずっと絵を描いていることが多い。犬の絵。自分の愛犬。かなり精密に描きこんでいる。以前、いつの間にか似顔絵を描かれたことがあったけど、昔から描くのが好きなんだなぁ、絵のことを話したな、リーダーとは。結婚した時、奥さんの似顔絵を描いて送った記憶が甦ってきて何か焦っている。

長野君とは、確か、自転車の話だった。忌野清志郎さんも自転車に乗っていたからボクも乗れたらなぁと思う。いいね、乗りなよ。家族が許してくれるか分かんないけど、許可が要るの?うん、飽きっぽいからさ。笑。実家、近いから見にいってもいい?来てよ。親父に言っとくよ。~なんて感じ。まだ許可も出てない。こんど見にいってみようかな。

イノッチとは、その場で色んな話をホント沢山するから正直、あまり覚えてないけど、家でどう扱われているか?とかの話か。ボクが自分の反抗期の娘との話をいつもしていて、メンバーはメチャ覚えてて、忘れていた辛い言葉とかも「お父さんの血は入ってない~って泣いてた〇〇ちゃんとその後は?」みたいに聞いてくる。なんかそんな話とか。横で、剛健が「マジかよ~(笑)」とゲラゲラ笑っていたのは覚えている。

剛とは、「昔、天パにストパーかけたよな?ケケケ(笑)」「あれ、酷かったな」、以下👇プレイバック

~2005年頃か?5時間中空き、みたいなスケジュールの時、健が「ストパーかけちゃおうぜ、いいよね?そのアタマじゃ困るでしょ?」「別にいいけど」って話になりカミセン3人でボクのアタマをいじくり始めた。岡田が髪切って櫛かけて、剛健がゲラゲラ笑いながらヘアアイロンを当ててきた。剛が自分の持ち出して「グラサンかけちまおうぜ」。井ノ原が離れた処から「襟も立てなきゃダメだろ」。長野君はdancyu(曖昧な記憶)読みながら静かに笑って眺めている。坂本くんは「若い奴らが失礼スミマセン」と直立で礼儀正しく口で謝る(止めない)。仕上がったら、自分で見てもキモチ悪いストパー姿に笑った。と、剛がガラ携帯で写メを撮った。表情にもあーしろ、こーしろ、と注文された。みーんな大笑いしていた~

2005年ごろ赤坂の楽屋にて
ストパー、髪もかなり切られてた…

みたいな話や犬の話(一風変わった犬の名前の由来を一発で言い当てたのはボクの自慢だ)とか。色々。言葉数は多くないが、記憶に残る言葉を言うのが森田剛だ。11/1にくれたメッセージが今も忘れられない。

健は、V6のぶかぶかの長袖Tシャツを着ていたボクに「こうやって着るんだよ」と、丁寧に着かたを指導してくれた。面白がるとイタズラで手がかかる奴も、なんか優しかった。大人になった、とかじゃなくてそん時の気分だと思う。この男、時には人が何を話してるかよく聞いていて、人の話に加わるのも面白い。

岡田とは音楽の話(たまにCDとかプレゼントしたりした。キース・ジャレットの「ケルンコンサート」をエピソード交えて話して渡したら雑誌のインタビューで話してくれていて嬉しかった)をした。「ね、グループの活動やめても音楽、やるよね?」「え?需要ないっしょ?」「あるに決まってんじゃん、ねぇ!(楽屋にいたavexスタッフも強く頷く)オレ、岡田が弾き語りしたJusify Meが好きでさ、また聞きたいからさ、やって、やって」「(笑って)あざーす」「あざーすじゃなくて整ったらやってな」「その日が来たら」みたいな話。あ、あと、廊下歩きながら「オカダってさ、その気になったら素手で人を殺せるよね?」と聞いたらニヤっと笑ったのも印象的だった。カメラ数台持ち歩き、ずっと写真を撮っていた。スタジオの溜まりで夏帆と2ショット撮ってくれて嬉しかった😁

そして本番へ

学校へ行こう!時代から、スタジオ収録では、サブで観るのではなく、スタジオの見切れない観覧席で学生さんたちと一緒に見ていた。サブだとカメラに写っている部分しか見えないのと、スタジオにいる方がより空気を感じられるので何かあった時の理解と対処が迅速にできるという理由で。

長年、一緒にレギュラーをやってきたV6との最後の放送は、局内でも特別な空気があった。バラエティ番組の最終回は、打ち切りで終わることがほとんどなので、ひたすら悲しい気持ちを押し殺して臨むことが多い。ボクは常々「ドラマは恋愛、バラエティは結婚みたいなもの」と例えている。恋愛がいつか終わる前提の例えだけれど、最終回が最初から分かっているドラマではお互い、良いところをみせあって、時に熱く、時に冷めて、喜怒哀楽を共にして「またいつかどこかで」と、恋愛の終わりのように別れる。バラエティは、毎週やること、続くことが大前提で、ずーっと一緒につかず離れずで付き合っていく感じ。だから終わるときは「離婚」そのもの(離婚したことはないのですが)で、胸に去来するものはとてつもなく大きい。

生放送スタート

セット裏の入場口の様子もいつもと同じだった。キュー(合図)出しは、レギュラー放送時ADだった岩永Dが担当。先頭にいる井ノ原、すぐ後ろに森田がいる。「学校へ行こう!2021生放送~」とタイトルコールが始まると井ノ原が岩永の背中を押して、入り口から見切れさせようとし、抵抗する岩永。井ノ原のイタズラをみて、笑う森田、岡田、坂本、長野、三宅、サエコ、夏帆、満里奈。順番に入場する際、三宅は長野の背中に手をおきながら入場していく。最後の入場が終わった。(動画が残っていたので詳しいw)

6人が赤坂に揃った最後の日

「未成年の主張」にみのもんた校長も登場し、B-RAPハイスクールゆかりのスターたち、サエコの牧場ロケなど盛りだくさんの3時間生放送は、笑っている間に終わった。スタジオで全員揃った記念撮影も終え、それぞれの楽屋に戻った。

夏帆が帰る時、最後にV6に挨拶したそうだった。最終回で事務所から沢山の人が来ているので夏帆一人では行きづらいだろうと一緒に楽屋に向かった。畳エリアやソファー、洗面台などが揃った広い楽屋で皆、それぞれバラバラの場所で帰り支度をしていた。まず、剛のところへ連れて行った。少し話をして「写真撮ろうか?」とボクが水を向けると、剛が「いいね!」と笑い大声で言った、

「みんな~夏帆ちゃんと写真撮ろうぜ~!」

夏帆「え、そんな、皆さん忙しいのにいいですよ」と慌てる。しかし、すぐ5人が集まってきた「おーう!夏帆ちゃ~ん」「いいね、いいね」口々に色んなことを言いながら。楽屋が賑やかになった。嬉しそうに笑う森田剛とみんな。ボクは横にいた社長に「いいですよね?」と確認。彼女は穏やかな表情で優しく笑顔を浮かべた。ボクはスマホを構えた。

「戸髙さんも一緒に」と夏帆。
「来いよ天パ」と剛。
「いや、俺は撮る」とボク。

思えば、これまで数えきれないほどV6の写真を撮ってきた。週刊TVぴあで連載もしていたのも思い出した。瞬時に色んな想い出が走馬灯のように脳内を駆け巡った。これで最後だ。大好きな「学校へ行こう!」も終わった。大好きなみんなとV6全員揃って会うのもこれが人生最後の瞬間だ。ウソみたいに膨大な想いやイメージが押し寄せる。走馬燈ってやつだ。V6と夏帆、揃ってボクをみている。ホントに最後の最後だ。

じゃ1発だけ撮るから!3、2、1、ハイっ!

「一度だけ」シャッターを切った。6人揃って赤坂にいた最後の記録だ。この後皆が赤坂を去るのを見送った。最後らしく全員揃ってエレベーターに乗り込んだ。
「じゃ、コンサートで!!」
ドアが閉まった。

P.S. あの時、一緒に写真に写れば良かったなぁ(笑) とも思ったけど、もし「皆を撮るか一緒に写るか」の2択だったら、やはり「撮る方を選ぶ」なぁ。理由は、全員揃って自分をみてくれるって、ありそうでなかなか無いことだし、ずっとそうしてきたから。しかし。いい写真が撮れて良かった〜w 実はあの日以来ずっと待ち受けにしている🤫

夏帆とV6記念写真、模写

2023/10/2 13時から井ノ原快彦、副社長として記者会見。
岡田准一、ジャニーズ事務所の退所を発表。

イノッチには、家族と一緒にご飯食べて、ゆっくり風呂につかってほしいと強く思った。家族とご飯食べて、日常がありがたい、そんな日だったはず。
役者、製・制作者、ラジオパーソナリティ、美術プロデューサー、武術家、武術翻訳家、ラグビー解説者、写真家、歴史研究家、ひらパー兄さん、ほか多種多様の顔を持つ岡田准一に、経営者の顔も加わる。信頼できるスタッフが一緒にいてほしい、と強く思っている。



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