20th Century = トニセン 25年ぶりのアルバム

ボクは音楽が、かなり好きだ。ロックが特に好きだ。それも洋楽中心。
小6当時1972年、大阪からマイ・ホームタウン宮崎（田舎っす）に橋爪千佳（はしずめちか）という出っ歯の転校生が来てすぐ仲良しになった。校庭裏の団地の２階に住んでいた橋爪くんの家に入り浸っていた。Hな話もよくした（笑）。都会、大阪から彼が持ってきた数々のドーナッツ盤（45回転のレコード）で、数々の洋楽を聞いた。小5の頃、ビートルズの「すてきなダンス（I’mHappy Just To Dance With You）」という超マイナー曲（しかもリードボーカルはジョージ・ハリスン）で、何故かビビっと来て、数々の（小学生が聞く数はたかが知れているが）ビートルズヒット曲をラジオで聴き始めていたボクは、橋爪君に「ロックはカッコ良いジ（恥ズい方言ｗ）～、ビートルズのロックンロールとか良いジ～」と言ったら。
『ビートルズのもいいやろけど、レッド・ツェッペリンのロックンロールは堪りまへんで～』と、ジョン・ボーナムのドカドカヘビーなドラムサウンドが響き、甲高いロバート・プラントの声で♬It's been a long time since I rock and rolled～Been a long lonely, lonely, lonely, lonely, lonely time　Yes, it hasとやられてチビりそうになった。でも、ビートルズの方がPOPで聞きやすくて好きだった。

あかん、初っ端から、脱線してる💦スミマセン！！

かように、偏った嗜好のボクは、いまだに古今東西のロック中心に聞いているけれど、仕事を通じて出会った、V6や嵐、TOKIO、Kinki、関ジャニ∞、タッキー＆翼などジャニーズの面々、忌野清志郎、萩原健一、玉置浩二、布袋寅泰、なども聞いたりする中で、やはりＶ６の面々は特別なのだ。

不思議なことに、学校へ行こう！当時、ずっと一緒にいた頃よりも、今の方が、しかも「完結」して以降の方が、より楽曲を沢山聞いている。今は、数々のヒット曲やシングルよりもアルバムＳＴＥＰ収録曲が好きだったりする。それは「完結するから」というエモーショナルな加点もあるかもだけど、楽曲のクオリティが高いと思うから。ラストシングル♬僕らはまだ とかホント大好きで、ウクレレ弾き語りで自分で歌ったりとかしたり（不必要な主張〜(笑)）。その流れもあって、トニセンがシングルを出したとき「超」嬉しかった。

夢の島セレナーデ

イノッチと山田裕貴 出演の「特捜９」主題歌で、初めて劇中で聞いた時！！曾我部恵一のギターが鳴り始め、イノッチの♬錆びた歩道橋にたたずんで～と聞こえた時のビビッと具合はもの凄かったです、ほんと。メロディーも堪らなく好みだったし、歌詞も、歌い方も、ＭＶも全てが好きな楽曲だ。Ｖ６の不在を、どんなにあの曲が和らげてくれたことか！歌詞も、メロディーも演奏も世界観も、浮かんでくる情景も、全てがもう１回目から名曲でした。
曾我部恵一さんとの出会いもメチャ嬉しかったです。宮崎の同級生でミュージシャン三宅伸治を通して今年４月１日の忌野清志郎感謝の日コンサートで出会って直ぐ、イノッチに報告したｗ（これもいつか書きますね）ナイスガイだし、サニーデイサービスも素晴らしいし、ホント人柄もいい。
＊「特捜９」に関しては、ボクの経歴から欠かせない渡瀬恒彦先輩とのことや山田裕貴とのこともあるので、いつかまとめて書いてみようと思います。

このままだと、収録楽曲を一個ずつ書き連ねてしまうので、ヤバイ💦

CDTVライブ！ライブ！

赤坂で３人と会うのは、学校へ行こう！FINAL以降、初めてだった。図々しいかな？と思いつつ（あんまり思ってなかったけどｗ）Avex担当者に訪問していいか、確認して向かった。違和感なく、かつてと同じ空気で迎えてくれた。なんの変化も、ない。坂本くんとは、奈良橋陽子（ハリウッド映画のキャスティングＤ・演出家・監督・作詞家など）誕生会で、ＭＵＳＩＣ　ＭＡＮを観て、坂本君がメチャ良かったって陽子が言ってたことを口でも伝え、陽子にも坂本君のメッセージを伝えたことなどを話したり。Ｖ６としてラストのＣＤＴＶ出演以来、初のカメリハ、ランスルーでホント懐かしかった。

みたいな、やり取りに象徴されるように、FOR THE PEOPLE 無限ループに Fallin' Fallin' in loveってなっちゃいます、このアルバム。

♬恋はこれから　竹内まりや節も、この上なくいい曲で、Ａ面（とかないけどＡ面って言いたくなる）１曲目にピッタリ！

続く ♬風に預けて も軽やか、ホント軽やかで、息が止まりそうになりそうなくらい軽やかｗ（意味わからんですがｗ）アコギと３人の声が、まさに風に乗って聞こえてくるような感じっす！

♬Ｆｌｏｗｉｎｇ　ｄａｙ　こうして聴いていくと、正に海外でバズっている８０年代シティＰＯＰ風にも聴こえてくる。ファルセットボイスも効果的に散りばめられていて、時折、切なくも聞こえてくる。

♬Ｔａｌｋ　ａｂｏｕｔ　ｙｏｕ　出ました！坂本昌行のエロ声って言い方はあんまりか、濡れたボーカルで一気に、夜の世界に引きずり込む。そして長野君の安心ＶＯＩＣＥで、心地良く、守られているような錯覚に陥る。

♬Ｏｉｓｉ－Ｃｏｉｓｉ　明快なＰＯＰソング。子供たちの声も違和感なくピースフルな気持ちにさせる。ヒロシも「マスク外した顔、初めて見たよ」ってセリフもピッタシ。Ｈｅａｔ　Ｗａｖｅなどに象徴されるＭｏｔｏｗｎ定番アレンジは、手堅く楽しい。オイシイ、恋しいってライムも、シンプルで、説得力ある王道感。

♬メイプルと君と 　ホットケーキが食べたくなる危険な曲、とは裏腹にずっと前から知っていたような、懐かしさも感じるから不思議だ。

♬夢の島セレナーデ　さしずめＢ面１曲目か？もう、ボクにとって完全なる名曲。♬街は震えるギターの弦のよう　グッとくるメロディずっと探してる
なんて、グッとくる歌詞っす！ボクの中ではトニセンのテーマ曲的存在ｗ

♬どきどきしてる　なんかオモロい歌詞、とピコって音を聞いていると、曲調はぜんぜんちがうのに「おしゃれフリーク」を思い出したｗ

♬水曜日　ヒロシが歌い出す時点で、あらゆる人たちを安心させてしまう魔力を持つチャーミングな曲。あと、シャツは毎日着替えなきゃっとも思ってしまう。てへｗ　（スミマセン💦）

♬ツラいチャプター　この曲も、ミニバイクで撮ってほしい、と思うのはボクだけだろうか？ブラスが入ってる曲に悪い曲はない！気持ちＥ曲です。

♬君の笑顔につられて　もうね、トニセンはずるいと思う。この曲もメチャ良い曲だし！ＹＯ－ＫＩＮＧが作ったと聞いて、なるほど、と納得。
君の笑顔は素敵で、
君の笑顔は無敵で、
君の笑顔につられて笑った、　　この安心感、平和感、ほかの誰に出せる？
トニセンならでは！の楽曲になっていますネ！

♬あなたと　絶賛、各テレビで披露している名曲！満足感が溢れてくるいかにも完成された名曲👍

♬地球をふりだそう　出ました！井ノ原快彦が仕込んだワナ！罠！わな！
なんとなく鳴っているような、聞いていると、いつの間にか終わってしまう、そんな曲？　で、、パタッと終わるし…なんだかもう一度、竹内まりやの♬恋はこれから、アタマから聞きたくなるやん！！

と、これが井ノ原快彦 無限ループの罠🪤だったのです📣

二十世紀 FOR THE PEOPLEは何故 繰り返し聞きたくなるのか?レビューでした‼️

番外編

井ノ原快彦は何故、ワナを仕掛けたのか？サブスク全盛の世の中で、多くの音楽ファンも気になった曲をピックして、拾い聴きしています。良い面も沢山あります。いい曲、POPな耳なじみのいい曲が広まりやすい。一方、とっつきにくい曲、地味だけどいい曲は埋もれがちになるから、せっかく発表してもあまり聞かれず終いになってしまいます。

トニセン好きな方々は、アルバム単位で丸ごと楽しむし、何を伝えようとしているのか？作者や演者の意図を探り聴きしてくれます。マニアックに好きだし、私はココが良い！と発見したい、という心、探求心が旺盛です。多くの制作者、演者は、受け手側よりもっともっとマニアックでオタク気質なので、色んな仕掛けを作品にこめるし、気づかないかも？と思いつつ仕込むのも喜びだったりします。そこに気づかれると、メチャ喜びます。音楽畑、絵描き、アーチスト、ダンサー、物書き、監督やいわゆる人気商売の方々も、おしなべてその気質の人が多いです。

聞き手が、聞きこんでくれるのを分かっているからこそ、井ノ原快彦は、工夫を凝らすんだと思います。だから、いい曲を聴きやすい順番に配置するだけでは満足できなくなります。

もし、♬あなたと　でアルバムが終わっていたら、ある種、終わった感というか、満足感で満たされて、一休みするような気もします。これ、何度も聴きたくなるようにしたい、そこで終わらないようにしたい、という探求心やサービス精神、オタク心、いたずら心、みたいな「もうひと工夫」がしたくて、♬地球をふりだそう　をラストに入れたんだと思います。勝手な考察ですがｗ　

だから、ボクが何気なく言った感想に 井ノ原「ダハハハハ、ハイ！ワナに掛かった第一号！👏👏」って喜んだんだと思います。楽屋しはavexの音楽制作担当たちもいて聞いていたので、嬉しそうでした。

ずいぶん前、フロリダ州マイアミのビーチで、曇り空の下、ビーチチェアに並んでイノッチとあれこれ話をしていた時のセリフを思い出しました。番組に出てくれたトム・クルーズや好きな音楽の話（ＳＩＯＮが好きだ、いいよね）とか洋楽の話とか、していて『俺たち、アイドル業を日本でやってるけど、海外の役者やミュージシャンにもひけをとらない位の努力もしてるし、実力もつけてきてると思うんだよなぁ…』みたいなことをサラッと言っていた横顔を思い出したりしました。世間一般で、アイドルや人気商売の人たちを色眼鏡でみて、チャラチャラしてそう、って考える人もいるけれど、多くのひとたちよりもずっと真剣に、色々犠牲にしながら努力していることを肌身に感じることもしばしばありました。

マリア・シャラポワにセーラー服を着てもらおう！

マイアミは「学校へ行こう！ＭＡＸ」での「アポなしでテニスプレイヤーのマリア・シャラポワにセーラー服を着てもらおう！」企画のロケで、カメラマン無し、イノッチ、Ｄ、構成作家の樋口卓治、ＡＤ、オレの５人体制でのゲリラロケでした。アポなしロケとか「盗撮」じゃないか！なんて、今は無理な企画ですが(笑)。楽しい、冒険でした。日本に帰る途中、ダラスでアリタリア航空が機材トラブルで飛ばなくなってしまい機内で黒人のでっかい男性ＣＡと片言英語で激論になったのも、今は良い想い出です。『ヒー、イズ、ア、ジャパニーズスーパースター、イノッチ！』『Ｉｆ　ヒー　Ｃａｎ’ｔ　ゴーバックＴｏジャパン、ビッグビッグトラブルね！』『ＮＥＷプログラム、シューティング　間に合わない！メガトラブル！』とまくしたて、激しく言い返されたりしましたが、結局、飛ばず、足止め食らって、ダラス一泊となり、新番組収録（ゲストでしたが）に穴をあけてしまい、各所に謝りました。不幸中の幸いは、同じＴＢＳの新番組だったことでした。ロケの取れ高も、マリア・シャラポワにセーラー服を着せられるわけもなく、荷物番をしてくれた樋口さんが偶然通りかかったシャラポワを慌てふためいて撮った数秒のショットのみでした(笑)。でもサイコーに楽しいロケでした🎾

ダラスには、取り残されてしまった日本人十数人で、ホテルに向かいました。1人あたま晩飯代金１５ドルくらいしか支給されなかったこともあり、イノッチと相談して『せっかくだから皆で一緒に晩御飯たべませんか？』と提案し、全員でホテルのレストラン（Ｈｏｌｉｄａｙ Ｉｎｎか？）で食べたディナーは、めちゃくちゃオモロかったです。外交官の家族で、日本に戻る小学生２人連れのお母さん一家とは、帰国したあともやり取りが続いたりしました。そして、国際結婚して日本人の旦那さんの実家にいくプエルトリコ人のでっかい女性がいたんですが、彼女の名前が「マリア」だったのです。
イノッチ「マリア～！！やっと会えたね！！」と叫び、事情を話すと、マリアも、皆も大笑いして、楽しい夜を過ごしました。
あ、プエルトリコのマリアにセーラー服は着てもらいませんでした（笑）。

いや～すみません、つい思い出して長くなってしまいましたｗ

読んでいただき、ありがとうございました！