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「眩しすぎて、見えない」

屋上ってなんだか特別な場所っていう印象があります。
私が通っていた学校は、どこも屋上を開放していませんでした。けれど、雑誌やアニメで見る「学校」ではよく屋上が舞台になっていた。一人でこっそりとお弁当を食べる場所だったり、命を絶とうとしている場所だったり、新たな出会いがあったり、スクールアイドルとして部活動に励む場所だったり。言ってしまえば、少し特別な場所。特別ではなかったわたしには、立ち入る機会のない場所でした。

そんな特別な場所に、いつもの仲間がちょっとおめかしして集まって。緑色のネットの中で談笑しているその光景は、現実感があまりなくて、いま思い返してもちょっと面白い。

ホームページの写真を撮影しました。撮影をお願いしたのは、前回同様、Rindaさん。衣装や場所のコーディネートは、やっちこと永見弥生ちゃんが行ってくれました。そしてお手伝いには、ぼうちゃんも。

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メンバーがこんなに増えるとは思っていなかったし(なんなら減るとも一切思っていなかったんだけどね)、本人にも許可を得て、ずっと画面の中で守り神のようにずっとそこに居て貰っていたんだけれど、さすがにさすがにということで。
会えて楽しかったなあ。

夢の中のようでいて、じつはものすごく現実的だったんです。眼球の中が焦げてしまいそうなくらいにまぶしい太陽。照り返してじりじり、このままわたし、目玉焼きになってしまいそう。足りない水分。隙間から飛んで落ちていく風船。ちょっと立ち上がって外を見れば、隣のおうちの屋根が見えるし、向かいのお店の主張が強い看板は、見えないように布を置いて。
そしてみんながセッティングに精を出している中、疲労と年齢を理由に明らかにサボる私。これがとくに現実的な部分だったようにも思います。

と、もうこれも一ヶ月も前の話。その後梅雨に入り、梅雨が明け、世間も我が家も波乱万丈の7月です。
現実的に、一歩一歩粛々と自分のすべき歩みを止めずにいる、これが私のできる精一杯。多少は息抜きも必要、ということで娘の寝たあとにSwitchでゲームを嗜んだり、自分のためだけに抹茶を点てたり。そして何より、稽古に行くのが楽しみ。なのですが、この寒暖差のせいか喉がやられてしまいましたのですこしお休みしています。毎年の風物詩のようなものですが…早く治るといいなあと思ったりしています。

新たなメンバーで、そして、豪華な客演さんをお迎えして、ちょっとずつ確かに進んでいます。秋の公演「誰そ彼」、お楽しみに。
唐突に宣伝して終わります。もっと頻繁にブログを書かないとね。またね。

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