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カーニバルシーズン開幕!オープニングはキッズから

カーニバルシーズンがやってきた。

金曜日の夜にオフィシャルのキックオフイベントがあって、昼過ぎからキングスタウンの町中でちょっとしたパレードがありその流れで、夜は花火がいくつか上がり、パーティーミュージックではない曲のコンサートっぽいものをやっていた。

どちらもぼくは行ってなくて、職場からパレードの音を聞き、自宅からスタジアムの方でで上がる花火のかけらを見ただけなんだけど。

そもそもオフィシャルのキックオフイベントって、その言葉を聞いたのはぼくはたぶん3回目で、いつぞやの人が集まらなかったパーティーのときもオフィシャルのキックオフイベントだと言っていた気がするし、その1カ月後くらいにもオフィシャルのキックオフイベントだと言っていたイベントがあった気がする。

納得するまで何度もキックオフするのがこの国のやり方なのかもしれない。

とにかく、その3度目の正直のオフィシャルのキックオフイベントがあった週末、いよいよ始まったカーニバルのオープニングを飾るのはキッズ。

ある人は1時か2時からスタジアムから町の方へカーニバルの一団は向かうと言い、ある人は2時だ、別の人は時間はともかくスタジアムがゴールだという。

要は、誰も(少なくとも庶民は)正確に知らないのだ。というか知る必要がないのだ。どこかのタイミングでほんの数分、カーニバルを眺めることができれば良いのだから。

結論からいうと、おそらく1時半ごろから町の真ん中から順番にスタジアムを目指して練り歩く。そして、スタジアムで何かしらしたあと、再び町中へ練り歩いていた。

歩道から眺めていて思ったのだけど、トラックの荷台に大きなスピーカーをいくつも積み、DJが爆音で音楽を鳴らし、その前と後ろを衣装を纏ったかわいいキッズたちがステップを踏みながら歩く。

その様子はなんというか、日本でいうところの子ども神輿そのものだった。小さな町の夏祭りそのものだった。

文化の違いで表現方法は異なるけれど、中身は同じなんだろうなと思う。

ちびっこがいつか神輿の太鼓を叩くこと夢見るように、ここの子どもたちはいつか自分がDJになることを夢見るのかもしれない。

カーニバルだから、一応審査がされているようだけれど、なにがどうなのかはぼくにはよくわからなかった。

4つくらいのチームがそれぞれきれいに着飾っていたけれど、毎年テーマやデザインを考えるのは大変だろうなぁと思ったのだけど、こういうのは専門のデザイナーがいるのかもしれない。

4つのチームっていろんな会社のスポンサーから成っているわけだけど、飲料メーカーがスポンサーに入っているチームは合間でジュースの提供があったりして、そのチームは心なしかずっと元気だったように思う。

とにかく、このキッズカーニバルはぼくにとってもメインのカーニバルを楽しむ上でも勝手を知る良い機会だったし、カーニバルって日本でいうところのどういう位置づけなんだろうなと気になっていて、その輪郭を掴めたように思う。

本番というか、メインのカーニバルが楽しみだ。

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