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ぼくの夏休み、新聞紙でつくる自由工作編

雑誌でつくったペーパーバスケットは反応こそ悪くないものの、あと一押しが足りない感じだったので、どういう改善をしようか、どういったものなら簡単にマネされないか、ということを考えていて、コストとかあれこれ考えていたんだけれど、とりあえず1回やってみるかと身近にそれなりに量のあった新聞紙を使って、最大クオリティに挑戦してみるかという気になった。

というわけで、同じように新聞紙もくるくる丸めて棒を作って、絵具で塗った。

それをくるくる丸めたり、四角にして窓枠のようなものを作ったのが今日の見出し画像。

それを、くっつけて、箱の形にしたのが下の写真。

丸めたり、くっつけたりするたびに接着剤を使用するので、その度に乾く時間をとるので、なかなかに時間がかかった。

というか、青のくるくるを作るのも結構時間がかかった。

1時間で10個くらいのペースだったように思う。気が遠くなりそうだった。

で、上手くくっつけて箱の形になったのがこれ。

思ったより鮮やか。小物入れというか、お宝ボックス的な。

蓋もこんなふうに。

けど、見ての通り隙間が結構ある。

ジュエリーボックス的には使えない。貯金箱にもできない。

でもデザイン的には、外見は結構良いはず。

月曜日から作り始めて金曜日時点でようやく全部の接着が完了して乾燥待ちだから、月曜日評価してもらおうと思う。

側面や底面の接着部分が少ないから強度面で難があるけれど、それは修正はできる。今回は100%のクオリティと言いつつ、あくまでプロトタイプだからまずは完成させることに重きをおいた。(1週間と思いのほか時間がかかってしまったけれど…)

1人でやると1週間かかったけれど、3人くらいでやって工程を分ければ3~4日くらいで全行程をこなせるだろうし、量産もできると思う。これはもちろん、視覚障害者の人たちによる作業を想定してる。

材料は新聞2日分、接着剤、絵具、ニス(売り物にするならコーティングは必要っぽい)で、1つあたり原価200~300円くらい。

売値800円~1,000円くらいでいけるんじゃないかと思ってる。

可能であれば、あと2~3パターンくらい作ってフリーマーケットに出店して話題つくりに励みたい。

こういうクラフトをいろんな人に見てもらっていて感じたのは、以前も言及したかもしれないけれど、機能面より見た目が重要。

途上国にありがちなんだけれど、やっぱり持たざる者側の人たちだからかモノを買うというのがステータスのようになってるっぽい。

先進国のように環境にやさしいサーキュラーエコノミーなプロダクト云々というのは全然ピンときてない。

つまりは、見た目は派手だったりゴージャスなものの方が良いし、ぼくが雑誌で作っていたペーパーバスケットは、素材が雑誌な分どこかチープさを感じているように思った。みんなすごいね、おもしろいねというけれど、その先の購買に結びつかないのがそれを物語っている。

雑誌なら、雑誌の印刷なら表面がコーティングの印刷がされているから強度があって長持ちすると思ったのだけど、そこは評価されてなくて、まず見た目で着色した方が良いよというアドバイスを少なくない人からいただいたわけだし。なので、新聞はさすがにチープ感まるだしなので着色して装飾した。言うとおりにやってみた。見た目からは新聞紙からできてるとは思えないと思う。

これが反応いまいちだったら結構ヘコむなあ。

だって製作期間1週間だからね。

でもこの感じ懐かしい。

メーカーで化学品の試作品を作ってるときは、狙った特性だすためにR&Dの人と構成練って、新幹線乗って地方の工場行って、夜中の試作に立ち会って始発で東京帰ってきて午前半休の午後出社で、品質管理部からあがってきた物性データみて愕然して、溶けてなくなった研究開発費100万円の請求書とにらめっこして、よし遠くに行こう!って翌日代休の翌々日有給で土日合わせて4連休で、会社の人が忘れたころに出社してシレっと上司に報告してたなあ。

そう考えると、もっと試行回数を増やさないといけない。

だってどれが当たるかわからないから。

DAY214

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