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誰も教えてくれない         オイルクーラーの話し 1

■はじめに
レーシングカーには、常に何らかの形でオイルクーラーが必要とされてきました。それが第二次世界大戦後の事です。
そのほとんどがアルミニウムをろう付けした「モジュラー」デザインを採用していました。
1930年代初頭にロールスロイス社のマーリン航空機エンジン用に開発されたものが基本的な設計となっています。

ヨーロッパのデザインを真似て作られたこのクーラーは、複数のアルミ板をプレスして油路とエンドタンクを形成しています。
油路にはルーバー状に成形されたアルミ片が挟み込まれ、過度の圧力損失なしに最大限の熱放散を実現します。
最小限のスペースで、熱伝達、軽量化、耐久性、圧力損失の最小化を実現したこのオイルクーラーは、世界的な成功を収めています。

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