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Brackets使い始めました

昨今フリーのテキストエディタは数多くあれど、基本的には拡張機能をインストールしないと真価を発揮できない場合が殆どです。
個人的には暫くSublime Text一択でしたが、最近業務で、久方ぶりにSHIFT-JIS(日本語)エンコードのhtmlファイルを扱う機会が増え、いざ編集時にSublimeTextでファイルを開くと文字化け。。
あぁ、そうだった。…てなわけで、SHIFT-JISに対応させるために「ConvertToUTF8」というプラグインをインストールしてみとうとしたところ…ない!…なくなってる!(いつから無くなったのかは不明)
仕方なくDream Weaverで作業をしてみたものの、やはり個人的には使いづらく、Sublime Textに代わる神エディタはないものかと探した結果、行き着いたツールが今更ながらこのBracketsだったわけです。

Bracketsとは

Bracketsは、Adobe Systemsが開発するオープンソースのコードエディタです。Brackets自身もHTML、CSS、JavaScriptで作られているので、HTML、CSS、JavaScriptさえ理解していれば、エディタ自体を自由にカスタマイズすることも可能ということになります。
Adobeのhtmlエディタといえば真っ先にDream Weaverを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。Adobe製品ゆえ価格が気になりますが、こちらのソフトは完全フリー!おまけにAdobe公式エクステンションによりPSDからの情報が読み込み出来たりもします。それでいてDream Weaverより動作が軽く、使用途中でカンパを促す等のメッセージが表示されることも全くありませんし、快適に使用できます。いいこと尽くし。
以下にざっくりとオススメポイントを挙げていきますね。

とにかく!初期機能が優秀。

初めから日本語設定対応
Bracketsは他のエディタと違い、日本語設定に標準対応しています。
なので、インストール後すぐさま使用可能!いちいち日本語対応パッチ等を充てる手間が必要なく、英語表記のまま探り探り作業する必要もないため、とても親しみやすいエディタなのです。

初めから日本語エンコードに対応
今回、私がBracketsを触ってみようと思い立ったきっかけですね。
恐らく、代表的な言語には殆どデフォルトで対応していると思います。

クイックエディットが凄い
この機能がホント神…!
id名/class名/HTMLタグ名上で右クリックして「クイック編集」なる項目を実行すると、適用されているスタイルを拾ってくれ、その場で編集可能!Sublime Textの有名なプラグインGoTo-CSS-Declarationと違って、予めCSSファイルを開いておく必要もなし!
色指定に至っては、カラーピッカーを表示してくれ、その場で編集可能。
さらに、rgba値にも対応してます。
作業時間の短縮に一役買ってくれること間違いなしです。

便利なホバープレビュー
画像色指定の2種類のクイックビューがあり、それぞれ指定の箇所にカーソルを置くとポップアップで情報を表示してくれます。
特に画像はwidth/height値も確認できるので、めっちゃ便利。

初心者に優しいコードヒント
BracketsはHTML/CSS/JSのコードヒントを標準搭載しています。
テキストを入力した段階でコードヒントが表示され、Ctrl+Spaceを押下すると再表示も出来ます。

ライブプレビュー標準装備
編集中のhtmlやcssのブラウザプレビュー機能が、このBracketsには初めから搭載されています。新たにパッケージやプラグインをインストールしたり、設定する手間もありません!使い方も、ツールバーの稲妻みたいなアイコンをクリックするだけ、と超簡単!

地味に嬉しい機能

プラグインの管理が簡単!
ツールバーのブロックみたいなアイコンをクリックするだけで管理画面が開き、そこから簡単に追加や削除が行えます。

Sublime Textでは、いちいちパッケージインストールの呼び出しが必要でしたが、Bracketsでは一切不要。しかも、管理画面が「入手可能」「テーマ」「インストール済み」「初期設定」の4項目に分かれていて、とっても分かりやすい構成になっています。

Bracketsの劣る点

ここまで褒めちぎると、ほぼ満点に近いエディタですが…起動の軽さでは若干Sublime Textに劣ると思います。個人的には、他のアプリケーションからBracketsに作業復帰した際に画面のチラつきが気になった程度で、Sublime Textの軽さを実感していない人には、全く遜色ないレベルかと。。
Atomは使ったことが無いので分かりませんが、ややもっさりと聞くのでAtomよりは軽快なのではないでしょうか。

Bracketsの魅力

なにはともあれ、Bracketsの最大の魅力は初心者でも理解しやすいインターフェイスや、初期段階でも十分な高機能エディタであることに尽きます。
そんなこんなで今はSublime Textと併用していますが、そのうちBrackets専になるかも知れません。

宜しければ………