LEFT ALIVEの感想(注意 ネタバレ)

2019年2月28日にPS4版、2019年3月6日にSteam版が発売。フロントミッションシリーズの世界観を継いだ別ゲー。発売1週間たたずにフルプライス9000円から3000円以下に。最安値が2000円切ってるのは見ました。

メタルギアシリーズのイラストされてる方が今作のイラストされている&シューターではなくサヴァイバルアクションなので、つい連想してしまうのがメタルギアやバイオやその他TPS系を想像しがちですが、まずその幻想や思い込みを捨てて下さい。

これはレフトアライヴと言う名のユーザーのストレステストを兼ねた代物であり、賽の河原です。

基本的にユーザーは死にます、死にまくります、そらもう理不尽な暴力で殺されまくります。しかし、ここは戦場であり初心者たるユーザーが置かれている場所や状況説明なんてものはなく、まともな操作説明すらされずにスタートするので、そら死にます。当然の話です。

ここで心折られるような人はラッキー、あなたにはこのゲームが向いていなかった。他に沢山ある良いゲームがあなたを待っています。
うっかり耐えてしまった方は残念、これから襲いかかるストレスフルな展開を頑張ってアライヴしてください。

大事な事を言います。
このゲームはサヴァイバルゲームと言う新ジャンルなので、ステルス要素はあってもステルススキルは存在しません。
カバー動作はあっても容赦なく見つかります。複数人に見つかったらほぼ詰みです、死んでください。異常なまでの神エイムはあなたを外しません。死んだらオートセーブの時点まで巻き戻しされます。ここでオートセーブされたら嫌だなってタイミングで問答無用でされます。オートセーブ以外に戻る時は大人しくタイトル画面に戻ってください。ロードなんて軟弱な思考は捨て去って下さい。
ミニマップなんてものはありません。大人しくお洒落マップを開いてください。お洒落マップを開いていても容赦なくゲーム内時間は進みます、どうしても止めたい場合はオプションボタン押せば辛うじて時間が止まります。開発の優しさにむせび泣いてください。
持ち運べる重量制限が小癪にも存在するので持てる道具に制限があります。途中バックパックを拾ったりすれば増量します。何ちゃってクラフト要素がありますが、使えなくはないですがほぼ使いません。重量を奪う罠です。
敵は硬い防具で身を守っているのでハンドガンでヘッドショットしても数発当てないと死にません。当たり前の話ですね。最適解はスライディングアタック&鉄パイプ等でのトドメです。
複数の選択肢が存在し、どこで何をしようとあなたの自由です。しかしながら手持ちの駒には限界があり出来ることは限られているので実質1本道です。会話の選択肢も時間経過で勝手に進みます。至る所で見えない時間制限で縛られまくりです。

基本動作はローリング。タイマン以外の状況は可能な限り回避。攻撃はスライディングアタック&トドメ。常に時間を意識して迅速にかつ正確な行動を。そしてリカバリーしやすいように可能な限り大人しくセーブを。覚えましたね?これでアライヴできる確率が跳ね上がりました。


このゲームはチャプターごとに3人の主人公を入れ替わり操作してクリアしていく仕様で、全チャプターが14のうちチャプター1をクリア者が72.3%、チャプター2が32.6%、チャプター3が21.3%、チャプター4が14.3%、3番目のキャラがやっとでてくるチャプター5が11.4%、以降のチャプタークリア率10%きっていて、このゲームのクリア者は4%。(*2019年3月10日時点)

ファミ通さんの2019年3月3日時点での売上が17218本らしいので、察します。
https://www.famitsu.com/ranking/game-sales/

クソゲーオブザイヤーにノミネート作品だ!的な話もチラホラ聞きますが、このゲームは最近のゲームと比較してビジュアル、UI、操作性、敵AI、チュートリアル、導線、総じてクオリティーが低くストレスフルで面白くないだけです。コンセプトややりたいことは理解できますが結果として不親切で不条理で不愉快でしかなく、お世辞にも大手が出すゲームとは思えないレベルの代物です。フロントミッションをリブートしたなんて言わず完全新規で出していれば知らずに消え去っていたレベル。
商売としてフロントミッションを絡めれば最低10万はいくだろうと打算的な思考から世界観の説明やキャラ諸々へのトータルコストも抑えることができるし良いことづくめで、決算期前に出せばヤレるだろう。て妄想が捗ります。
おかげさまでアレな匂いを感じながらも地雷を踏み抜いて昨年のうちからDL版をフルプライスで購入しました。エボルヴと言う名の虚無をも体験していたにも関わらず。

2週目に突入すると強化要素が一部解放されるがアイテム等の引き継ぎ要素は0。超える力こと前世の知識があるので1週目の苦痛が嘘のように感じられます。が、決して面白くはありません。エンディングがまさかのキャラのレポートって言う短めなテキストを読んでいくだけって言うマルチエンディングを認めたくないので全員のグッドエンディング目指して2週目やっています。全員のグッドエンディングでもテキスト変わるだけだったら咽び泣きます。

1週目のクリア時間は20時間オーバーでしたが、死にまくってたので体感40時間オーバーな修行時間だった気がします。面白く感じられた数少ない要素は、投げナイフを防具のない太もも等に当てて一撃死。格闘ヴァンツァーに乗り、ローラーダッシュからのダブルパイルバンカー。籠城戦でのワイヤートラップ等の罠を仕掛ける。ぐらい。


出ることのないフロントミッションのナンバリングを継ぐシミュレーションゲームが世にでることを心からお祈りしております。
2017 PlayStation Press Conference in Japanに発表された時は夢と希望に満ち溢れてたな。。。。
https://www.4gamer.net/games/395/G039545/20170919066/

#LEFTALIVE #レフトアライヴ #PS4 #ネタバレ注意 #ゲーム

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