見出し画像

縄文楽検定(中級)第15回4.5.6 火焔型土器古い順番、炭化物を年代測定、考古学の研究

【4】
写真の火焔型土器を新しいものから古いものの順番に並べると、正しいものは次のどれ?

a)ウ→イ→ア
b)ア→ウ→イ
c)ア→イ→ウ
d)イ→ウ→ア









答: c)ア→イ→ウ

ア、イ:長岡市岩野原遺跡出土
ウ  :長岡市山下さんか遺跡出土
の火焔型土器。

火焔型土器は、時代が新しくなるにつれて
・器形が縦長で
・頸部のくびれが大きくなるとともに
鶏冠けいかん状突起が上に向かって高く伸びていく。

縄文文化と火焔土器
縄文文化と火焔土器

ウは鶏冠状突起が完成しておらず、
4つの突起の大きさも不統一である。
研究者によっては、これを火焔型土器に含めない人もいる。

ア、イは火焔型土器としての要素がきちんと揃っている。
ウとは異なり、4つの鶏冠状突起が同じ大きさである。
イは鶏冠状突起が引くく横長で、器形も寸胴で古い様相を示す。
アは鶏冠状突起が縦に伸び、頸部が器形となっていて、より新しい段階に分類される。







【5】
新潟県立歴史博物館が行った研究で、火焔土器様式の時代の土器についた炭化物を年代測定したところ、だいたいどのくらいの年代幅におさまったか?

a)320年間
b)500年間
c)760年間
d)900年間









答: b)500年間

縄文文化と火焔土器








【6】
テキスト『あ、コレ知ってる!はにわ どぐう かえんどきの昭和平成』で考古学の研究において重要なこととされているのはどれ?

a)「なに」が「どこ」から「どのように」発見されたかという事実
b)考古学的課題を性能の高いコンピューターに説明させること
c)「埴輪はにわ、土偶、火焔土器」を見て、想像の翼を広げること
d)マンガに描いてもらい、知名度をたかめること









答: a)「なに」が「どこ」から「どのように」発見されたかという事実

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?