2019J1リーグ第11節 松本山雅FC×北海道コンサドーレ札幌 マッチレビュー

こんにちは。咎メルです。2019J1リーグ第10節 北海道コンサドーレ札幌×ヴィッセル神戸のマッチレビューになります。

・試合前


松本:前節セレッソ相手に0-2で敗北した松本。前田大然やパウパウやちょこちょこコマはいるものの全体的にクオリティ不足は否めない。そんな中この順位に収めている反町監督は大したもの。伊達にフリッパーズギターのライナーノーツを書いていたわけではない。基本的には1CFにあててセカンドボールを拾ったりするいわゆるソリボールですがはっきりした戦術は選手事項しやすいもの。まぁ相手もわかりやすいんだけどね。

札幌:前節神戸相手に2-1で勝利した札幌。クラブ初のJ1で4連勝だそうな。とはいえ前線のコマは怪我で足りないしゲームクローザーみたいなベテランもいないしジェイはなんか出てないし駒井もまだだし。夏の補強を考えているのか野々村社長は。考えているんだろうな〜。

・スタメンとスタートポジション

以下スタメンとスタートポジション

松本:前節永井だった1CFをペレイラに変更。意図はわからないけど札幌のDFラインは地上戦より空中戦に弱いのでより高さのあるペレイラで空から札幌を叩こうという狙いか。うまく落とせば光の速さの前田がいる。

札幌:アンロペに続いてチャナまで負傷離脱。シャドーが荒野と早坂に。これは駒が足りないですよ。チャナが預けどころとして大きく機能していたので早坂にそれができるのか。普通にジェイスタメンで武蔵と2CFなり武蔵シャドーなりでいいと思うんですけどね。なんかあんのかな。

・試合結果

0-0!ドローでした!前半は松本、後半は札幌って感じの試合だった。どちらも決められなかったなー。どちらかというと松本が勝ち点2を落として札幌が1を拾った試合だったかなーと思います。

・気になったところ

・降りてこない荒野。困ってしまう宮澤
前節に続いてシャドーでの出場だった荒野。前節はうまくプレイ出来ていたのに今節はうまくプレイ出来なかった(特に前半)。で、これがなんでかと言うと前節はロペスの役割を担っていて、今節はチャナの役割を担ったからかなと。札幌の攻撃は415ないし316の形で組み立てられる事が多いんだけど当然中盤の1が狙いどころとなる。いつもであればそこにチャナがヘルプに入る事で424,325のような形になる。相手は宮澤に狙いを絞れなくなるのでプレスが遅れて札幌は前進しやすくなると言う流れなんだけど今節はチャナの役割を担う荒野がなかなか降りてこない為宮澤のところで奪われたり最終ラインが宮澤につけれず荒野も降りてこない為困ってしまっていた。荒野としては前節上手くいった事が悪影響になってしまったのかなと。最終ラインのボールホルダー以外の位置どりももう少し工夫すればよかったのになというところもございますよ。

(困ってしまう福森さん)

・後半荒野の修正を施した札幌
で、この状況を後半修正した札幌。明らかに後半荒野が下りる回数が増え上手くボールが回るシーンが増えた。荒野が宮澤の位置に降りて荒野の位置に菅、菅野いたところに宮澤が入ってフリーを作ったりしていて「それそれ〜!」という場面を作り出すなどしていた。完全にハーフタイムに指示があったと思われる。こういうのを前半の内に出来れば選手の中で解決できるとさらに高みにいけると思いますね。

(巧みなローテーションを見せる札幌のみなさん)

・守備の仕込みっぷりの差がでた
札幌は前節神戸戦より明らかにプレスの開始ラインを前に設定していた。松本の戦術であるロングボールを蹴らせないようにする為だと思うんだけど、かたや最終ラインはロングボールが怖いので下がり気味になる。そうすると中盤が受け持つエリアが広くなる→松本にボールを回される。とこういう感じでした。後半は最終ラインもビビらずにあげられるようになったのでプレスがある程度かけられていた。一方松本は札幌よりも高い位置からプレスかけて剥がされても次の選手がプレスにいってその間にスペース埋めてと非常にクオリティの高いプレスを仕掛けておりました。伊達に8年も松本を率いていない反町監督である。非常にプレス強度が高いので後半プレスがかからなくなってしまい、それが札幌の前進を許した理由の一つでもありましたかねと。そう考えるとやはり前半の内に点を取りたかった松本だなと。

・前田大然に何があったのか
この試合最大にして唯一と言ってもいい80分の前田大然とソンユンの1対1。前田がなぜかパネンカみたいなふわっとしたシュートをソンユン正面に放って終了してしまいました。このプレー解説者のかたはソンユンが少しボディフェイクをかけたので前田は駆け引きに負けてシュートを打ってしまったというコメントをしていたんだけどリプレー見ても全然わからなかったんだよな。ちょっとした視線とかセンチ単位の動きの話なのかもしれない。前田かソンユンのコメントをしりたいけど特に出てないんだよなー。疑問の残るプレーでした。

・ソンユンの髪型
ソンユンの髪型が日に日に面白くなってる。スラムダンクの赤木剛憲と言っても過言ではない。シーズンインの時は金髪のオールバックだったような。シーズン終了時の髪型が楽しみである。あと普通に考えたらそろそろ移籍するのではないか。

・終わりに

前半は松本が優位にたったものの決めきれず。後半はスタミナ切れを起こした松本と札幌の修正があいまって札幌が優位に試合を展開した試合だった。どちらも最後のクオリティが足りず。ここら辺は札束の役割なのでなんとも言えない。前田は決められたと思うんだけどなー。う〜ん。謎。

松本は次節鹿島@カシマスタジアム。しっかり引いてロングボールかカウンター一発前田に頼むしかあるまい。反町監督がどういう風に鹿島を突くのかは興味深いですね。

札幌は次節FC東京@味の素スタジアム。首位である。久保である。これは怖い。あと永井の様に足の速い選手は苦手なのでそこをどうするかだな。とは言え前田よりは速くない。でも選手個々のクオリティは松本よりも全然高い。チャナが復帰してくれないと結構しんどいぞ!

読んでくれてありがとうございました。

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