「ラブプラス」について

 スマートフォン向けゲーム「ラブプラス EVERY」が8月でサービスを終了することになった。

 「ラブプラス」ブランドが傷つき、これでシリーズが終わるとしたら、とても残念だ。

 「ラブプラス EVERY」は少ししかやったことがなく、一般的な課金ゲームの仕組みにも詳しくないのだが、「ラブプラス」は、他のゲームとは違う課金形式を考えた方がよかったのではないだろうか。

 具体的に言えば、まずは本体アプリを有料で販売し、追加のコンテンツを売る形式にしたらよかったのではないか。

 ラブプラスのユーザーは、日常的にはお金を絡めた彼女との付き合いをしたくなかったのではないかと思う。もちろん、営利事業なので売り上げは大事だが、それは最初のアプリ販売である程度を確保し、追加のデートスポットやイベントの購入で収益を上げるべきだったように思う。彼女の服を買うとかではなく、イベントの追加での課金ならば、ユーザーも支持をしたのではないか。

 そもそも、ラブプラスがヒットしたのは、ユーザーが癒しを求めたからであり、日常の利用と課金に距離を置くことでこそ、当初のヒット要因を踏襲できたように思う。

 課金の形式を変えれば、まだまだやっていけるコンテンツであると思うし、特に孤独になることが多い社会では、AIも絡めて、さらなる広がりがあったのではないか。

 繰り返しになるが、他の課金ゲームとは異なり、有料アプリ+コンテンツ購入形式にすべきだと思う。それでは大きな儲けにはならないとしたら、それはラブプラスが内在する限界とも言えるかもしれない。ただ、他の作品より、長く売れる可能性もあったのではないか。声優の方々の労力も大きいだろうし、形式を変えれば大化けするかもしれない、また高齢化社会に寄与する技術になるかもしれない。このまま終わるのは残念でならない。課金の仕方が悪かったのではないかと問題提起したい。

#ラブプラス #ラブプラスEVERY

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