私たちは、わかりにくい投資不動産の世界をテクノロジーで透明化しています。
トグルという会社の社会的な意義について
トグルが実現したい世界ということで、既存の内容や表現を見直しました。ミッションは「私たちのテクノロジーで投資不動産の流通を透明化する」です(2023年3月時点)。
このミッションを語る前提として、私たちが持つビジネス哲学は何かというとこからはじめました。経営理念みたいなもので、それは『始原の遅れ』という次のコンセプトです。
これをビジネス哲学のベースにしています。言い換えると、誰かの贈与によって自分は存在しており、私たちは生まれながらに、ある種の健全な負債を持っていると考えるものです。私たちは、私たちを取り巻く世界に対して負債があるがゆえに、社会や組織の課題、問題、不幸について、他の人々より多くの責任を引き受けなければならない。ゆえに、いまの私たち(トグル)が存在するのです。
トグルが存在する周りを見渡すと、そこには投資不動産のマーケットがあります。そこの課題、透明化に責任を負ってしまおうと考えている。というのが、トグルの根底にあるビジネス哲学のコンセプトです。
次は、投資不動産の透明化へ向け、具体的に何をやるかという話をします。
誰もが、不動産の価値を測れるようにします
不動産証券化のプロセスでは当然になった不動産価値の算定のものさしがあるのですが、それを誰もが使えるようにします。つまり、民主化ですね。ここで言うモノサシとは以下の三つを指しています。
収益還元法
成約データの蓄積
VaRの概念を不動産への適用
VaRとは、バリュー・アット・リスクです。金融工学を応用したリスク計量化手法の一つで、最大損失額(Value at Risk)を指しています。現在の資産が一定の期間を過ぎたとき、最大で、どれだけの損失が出るか。これを統計的に示すことができるのが、バリュー・アット・リスクです。いくつかメリットがあるんですが『統一的なモノサシ=客観的』な視点でリスクを評価ができる点があります。客観的な視点でリスクを測ることができるとは、複雑な金融資産であっても、統一的なモノサシでリスクが見て取れるということです。
そうしたモノサシを誰でも使えるようにします。ほかにも、アルゴリズムによる疑似測量、GIS(地理情報システム)データの活用、建築プランニングの自動化などを提供する準備があります。
次に、不動産証券化の普及と、その意義を整理します。
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