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SDGsブームが地球を壊している


#未来のためにできること

 Eco、もったいない、ロハス、SDGs。手を変え名を変えて、環境を守ろうというブームが度々やってくる。
 ブームが来る度に企業さんたちは啓蒙活動と称して、やれ本を作ろう、バッグを作ろう、Tシャツを作ろう、イベントをやろう、と言って一生懸命原料を消費してCO2を排出させる。ある時は「木や紙などの天然素材の使用を減らせ、プラスティックにしろ」と言っていたのに、別の時には「プラスティックなどの化学素材の使用を減らせ、木にしろ」などと反対のことを言ったりする。

 日本で言われる「幸せ」は、社会レベルでは経済発展を意味し、個人レベルでは、お金を持つこととそれを使う事、つまり物の消費とサービスの利用を意味していることが多い。
 例えばこんな感じ。

企業は、より多く儲けるために物を大量生産し、食料は乱獲。消費されなかった物たちは大量に廃棄される。

個人は幸福感を得るために消費をする。
・終わったら捨てられるだけのパーティー用品や飾りつけ
・相手への思いやりと称した包装用品
・目的のないドライブ
・人によく見られるために着る、流行に乗り遅れないための洋服
・埋め立てられるゴミ(土地には限りがある)
・拝まれる以外に使用用途のない墓(土地には限りがある)

 人間が増えると物質の消費量とCO2は増え、自ずと自然破壊に繋がる。
「少子化問題を解決しよう」というのは経済のためであって、地球の為ではない。地球のことや未来のことを思うのであれば人間はもっと少ない方がいい。

 日本の消費者の多くは素直だ。プラスティックを使うなと言われれば、プラスティックを使っている人を責め、木を使うなと言われれば木を使っている人を責める。
 物や情報に溢れた世界に慣れ過ぎた人たちは、自分の欲しい物が常に満足に供給されていないと不満をこぼす。そして企業はそのニーズに応えるべく励む。当然地球環境なんて二の次だ。

 全てを無くせ、全てを我慢しろとは言わない。
 生まれたからには楽しむべきだと思う。今更全てを取り上げられたら現代人の多くは楽しみを失うであろう。

 でも、今ある物たちは本当に必要なものだろうか?きっとそうではないはず。

 ブームや惰性で判断せず、ちゃんと自分の頭で考えて、必要なものが何かを考えることができたら、少しだけ地球の寿命が延びると思う。地球の寿命が延びたなら、私達の子孫の未来ももう少し明るくなるだろう。

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