ビールとドイツの話し

我が国日本も実はビール大国なのです

日本で一番飲まれている酒類といえば、もちろんビールです。昭和34年に清酒を抜いてトップに立って以来、断トツのトップを走り続けています。
 近年消費が落ちてるとはいえ、そのトップ独走っぷりは変わりません。そもそも消費が落ちている理由が発泡酒や第3のビールの台頭ですからね。本当はビールが飲みたいけど、安く済ませるためにビールの代用品で我慢してるってことは、これはもうビール飲んでるってことにしちゃって良いと思います。
酒税法とか、分類とかそういう意味では違うものなんでしょうけど、イメージでは完全にビールです。
 だって第3のビールがリキュールって言われたって、感覚的になんだか意味が分かりません。

ビールの本場はやっぱりドイツなのか?

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そんな今やビール大国と言い切っちゃってよいと思われる我が日本ですが、本場といえばドイツです。ビールに関してドイツ様相手にあーだこーだ言う気にはなれません。
 キリン食生活文化研究所さんの「2011年世界主要国のビール消費量」によりますと、一人あたりの年間消費量は、日本人の83.8リットル・大ビン換算にして69.2本に対し、ドイツ人は107.6リットル・大ビン換算で170本も飲んでます。
 凄いですねー。これはチェコ共和国、オーストリアに次いで世界第3位です。…って、3位かよっ!。
すいません、思わずツッコんでしまいました。
ドイツも凄いけど、チェコとオーストリアがもっと凄いということで…。
いやしかし総消費量なら人口の少ないチェコとオーストリアはドイツに遥か及びません。チェコ21位、オーストリア22位に甘んじております。
我らがドイツは、中国・アメリカ・ブラジル・ロシアに次いで第5位であります。……って5位かよっ!。
すいません、取り乱しました。いや、この大国相手にはたちうち出来るはずもなく、これは実質上の1位ということで良いのではないでしょうか?。…いや無理があり過ぎますね。
 えーと、ビールの発祥はですね、古代シュメール人がすでにビールを飲んでいたとか、バビロニアの「ハムラビ法典」にビールに関する条例が書かれていたとか、そういう有名な話がありますね。ドイツ関係なーーーーい!。
 数字じゃないんです。イメージが大切です。ビールと言えばドイツです。ドイツと言えばビールです。ビールかベンツかクワフト・ワークかブロッケンJrです。
 あ、ちなみにジャーマン・スープレックス・ホールドで有名なプロレスラーのカール・ゴッチは、ドイツではなくベルギーの出身です。余談ですけど。なぜジャーマンって付けたのでしょうか?。なんかドイツピンチって展開になってきました。

(ドイツのどこかで何かのビールを飲むわたくし・・・き、記憶が)

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ビール工場は1300軒、ビールの銘柄は6000種類

 しかし、とにかくドイツ人は本当によくビールを飲みます。白ワインも有名ですけど、まずビールです。とりあえずビールで始まって最後までビール。ランチのお供にもビール。水代わりに飲んでるイメージがあります。
 ドイツには日本の様な全国統一ビールメーカーというものはありません。あるのは地ビール。ひとつの街にひとつの蒸留所って感じで、国内にあるビール工場はなんと約1300軒!、ビールの銘柄は6000種類もあります。
 これだけあったら、自分の好きな銘柄を見つけるのも大変でしょう。単純計算で毎日違うビールを飲んでも全部飲むのに16年もかかるワケです。
 実際は地ビールなんで、その土地土地のビールを飲むしかないわけでして、みなさん自分の地元の飲みなれたビールを好んでいる様です。

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日本語メニューがあるお店もいっぱいあります。当然一番上にビール。
この写真の注目は「ペプシコーラ coca cola」の部分です。

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