見出し画像

スペイン語圏は7つの単語で乗り切れる

スペイン語、いまいち馴染みないですよね。世界の主要20言語中、母語人口では中国語、英語についでの3位。公用語人口だとヒンディー語に抜かれて4位ですけど、それでも世界中で2億8千万人が公式に使っている言葉なのです。ちなみに母語人口2位、公用語人口1位の英語は14億人の人が使ってます。文字通り桁が違いますね。

スペイン語ってスペイン以外どこで通じるの?

スペイン語圏というのは一般的に、まずスペインとメキシコ、それにブラジル以外の南米諸国(ドミニカ共和国、キューバ、パナマ、グアテマラ、エル・サルバドル、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカ、ベネズエラ、コロンビア、エクアドル、ペルー、チリ、ボリビア、パラグアイ、アルゼンチン、ウルグアイ)、それとアフリカの赤道ギニアの20ヵ国を差します。これらの国は第一公用語いわゆる母語言語がスペイン語です。
 ユカタン半島の付け根にあるベリーズは、公用語が英語のみなのだけど実際は国民の半数近くがスペイン語を話しています。
 独立国以外ではアメリカの自由連合州プレルトリコもスペイン語です。
 母語言語ではないけど公用語にしている国はスペインとフランスの国境にある小国アンドラ公国と、カリブ海のオランダ領キュラソー島とアルバ島くらいでしょうか。
 そして無視できないのがヒスパニック系アメリカ人の存在です。彼らは、職場や学校などの外では英語を話し、家ではスペイン語を話すというバイリンガルです。
フロリダ州、テキサス州、ニューメキシコ州、カリフォルニア州、ニューヨーク州の各州に集中しているのですが、人口的にはかなりの比重になっております。
 さらに忘れてはならないのが姉妹語のポルトガル語圏のみなさん。スペイン語とポルトガル語というのは東京弁と京都弁くらいの違いしかないそうです。東京の人と京都の人が普通に会話できるように、スペイン語圏の人とポルトガル語圏の人も問題なく意思疎通が出来るそうです。
 ポルトガル語圏はポルトガルとブラジル。あとは元々ポルトガル領だったアフリカの国々、アンゴラ、カーボ・ベルデ、ギニア・ビサウ、モザンビーク、サントメ・プリンシペあたりでしょうか。この辺りではスペイン語が通じるということになります。

スペイン語しゃべれないけどスペイン行ってみました

画像1

そういうわたくしスペイン語まったく話せないのですけど、バルセロナを彷徨ってみました。実際に使った単語は7個だけです。
「お願いします」という意味の「ポル・ファボール」
「これ」が「エスト」
「ビール」が「セルベッサ」
「お勘定」が「ラ・クエンタ」
あとは「ありがとう」の「グラシアス」と
「はい/いいえ」の「スィ/ノ」だけ。
他もいろいろ覚えましたけど、ほとんど使わずにどうにかなりました。

挨拶とかは覚えなくて大丈夫です

「おはようございます」の「ブエノス ディアス」だの 「こんにちは」の「ブエナス タルデス」だの「こんばんは」の「ブエナス ノチェス」だのブエナス関係は、この際使いません。意外と初対面の人に「こんにちは」とか言わなくてもニコニコしてれば大丈夫なものです。なんせこちとら外国人なのですから。
 あと「はじめまして」の「ムチョ・グスト」や「ご機嫌いかが?」の「コモ・エスタ」なんかもとりあえず必要ありません。
逆の立場で考えてみましょう、日本のお店で働いていてスペイン人の観光客が片言の日本語で「はじめまして」って言ってきたところを。こちらも「はじめまして」って返しつつも心の中では「いや、そりゃ初めましてに決まっとろうがっ!」って思っちゃいますよね。

食事はバルだけですませましょう

画像2

バルが便利です。スペインのバルは朝はモーニング食べるとこ、昼はランチ、夕方は喫茶、夜は酒場として機能してます。一日中使えて街中にあるので便利です。
英語の「プリーズ」にあたる「ポル・ファボール」がとにかく便利です。
「セルベッサ・ポルファボール」といって生ビールがジョッキで出てきたときは感激でした。この「セルベッサ」の部分を「サングリア」などの好きな飲み物に代えて使って下さい。
食べ物はモノを目で見て、指差しで「エスト・ポルファボール」で注文です。
お勘定は「ラ・クエンタ・ポル・ファボール」です。
 なんか話しかけられたら困った顔をすれば大丈夫です。
なんとなく分かったら「スィ」か「ノ」。
あとは笑顔で「グラシアス」って言っとけばどうにかなります。
 そして超裏技なんですけど、意外とみなさん英語を理解してくれますので、いよいよ困ったときは片言の英語で対応しましょう。
英語は世界中どこででも通じます。話せる人が必ずいます。
ということで英語が一番便利だという意外なオチで終わります。
アディオス。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?