なぜ、絵の雰囲気が変わったのか。という、恥ずかしい話をします。

ぼくの作品は、医療用語とイラストを組み合わせることが特徴である。
これまで、静止画から動画までいくつかの作品を作ってきた。

その中でも、「穿刺」は1万回再生、「血圧」は5千回再生と、たくさんの方に興味をもってもらうことができた。

でも、いつからか僕の中のリトルたかしが、こう囁くようになった。

「お前の作品は、ほかの人が作ったフォントやイラストを組みあわしているだけ」
「デザイナー気取りが」

その声は、だんだんと大きくなってぼくを苦しめた。
(幻聴じゃありませんよ…。例えですよ。)

そして、ぼくは自分だけの作品を作りたくなった。
自分でゼロから生み出すことに拘った。

思い立ったが吉日とばかりに、新宿のヨドバシカメラでiPad pro と apple pencil を書い、1000円以上する絵描きアプリも買った

もうこの時点で気分は絵描き。
テンションアゲアゲで絵を描いた。

色んな作品を作った。一部はtwitterにもあげた。
描いた絵は、なぜがどれもグロテクスなものが多かった。

なぜグロテスクな絵を好んだのか。
今、冷静になって思うのは、きっと芸術家気取りしたかったのだと思う。
いっぱしのアーティストっぽく、悩んでみたかったのだろう。

要は、壮大なアーティスト気取りマスターベーションであったということだ。

なんとも恥ずかしい。
穴があったら入りたい。

顔面赤面間違いなしのアーティスト自慰行為を終え、賢者タイム。

今一度、冷静になって作品作りに取り組もう。
幸い、フォントを使った作品を好きと言ってくれる人がいるじゃないか。

また明日も、だれかが喜んでくれるような作品を作りたい。

そして、いつか作品を100万円で買ってもらえるようなビックな看護師アーティストになりたいな。

個展も開きたいな。

いいよね、夢持っても。

おわり。


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