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「遠山貴史」 と 「とおやまたかし」

僕の中には、ふたりの自分がいる。

一人は、デザイナーである「遠山貴史」
もう一人は、クリエイターとしての「とおやまたかし」

普段、ぼくはこの二人を行き来しながら生きている。


仕事をするときは、「遠山貴史」として依頼をうける。デザイナーとして目指すのは、クライアントの欲するデザインの提供。僕自身のエゴイズムは適度に抑え込み、相手の望む商品を提供することを優先する。

対して、クリエイターとしての「とおやまたかし」は、ワガママになる。僕の衝動のままに作りたい作品を作る。売れるかどうかは、あまり考えていない。そりぁ買ってもらえたら嬉しいけれど、まずは作りたいものを作る。

そんな二人を行き来することを楽しんでいる。

そして、今月の22日。クリエイター「とおやまたかし」がデビューすることになる。
自分の作品を初めて公の場で売りに出すのだ。

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作品は大きく分けて2種類。
一つは、グラフィックアートを印刷して額装するタイプ。
もう一つは、グラフィックアートを印刷して、その上からアクリル絵具で立体感を出すタイプ。


どちらが好まれるのかは、どうでも良い。
僕がやってみたい。挑戦してみたいのだ。

「とおやまたかし」は、僕の本能に近い生き方をするための存在なのだ。


対して、「遠山貴史」は理性的、社会的に考えてくれる。

まず、僕が「アーティスト」として得た収益は、のこらず新生児医療に寄付することにしている。これは、看護師の僕を育ててくれた赤ちゃんとご家族への恩返しと、次の世代を担ってくれる看護師へのエールを込めている。

この「寄付」について、最近まで僕はある「こだわり」を抱えていた。


「ただ寄付するだけは、スタイルがない。どうせなら、アーティストとして何か看護用品をデザインして寄贈しよう。」と考えていた。これはよくない。寄付の方法にまで僕のエゴイズムが流れこもうとしていた。

以前の僕はそんなことを望んではいなかった。

ただ、新生児医療を盛り上げたい。恩返しがしたいという純粋な思いだったのに、いつからカッコつけの部分が目立ってしまっていた。

だから昨日考えを改めた。

僕が「とおやまたかし」としてエゴイストになってよいのは、生み出す作品に対してのみで、得られたお金の使い方は「遠山貴史」に任せることにする。

優先すべきは、現場が求めているものを提供すること。
ただし、そのお金を生み出す方法は、ぼくにしかできないやり方で挑戦する。

いつか僕が迷った時にここに戻ってこれるように、もう一度言います。

これから、ぼくはクリエイター「とおやまたかし」として作品を生み出します。
その収益は新生児医療に寄付しようと思います。
できれば、寄付した後のお金の流れもずっと追い続けたいと思っています。
何はなくとも、まずは行動に移すことが大事なので、作品づくりと並行して、寄付の方法と寄付先を探そうと思います。


僕に少しでも興味を持ってくれている「あなた」へ。
もし、ぼくの作品を好きになってくれたら嬉しいです。そして、できれば買ってほしいです。

ワガママな作品を作りますが、赤ちゃんと家族のためになるお金の渡し方を必死に考えます。


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