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『神河:輝ける世界』総合ルール更新まとめ

総合ルールが更新されたので、変更箇所の覚え書きとしてまとめる。どちらかと言えば「旧ルールでは何と書かれていたか」に主眼を置いている。これをまとめておくと、MTG Wikiの編集で困らなくなるんだ。

まず引用で旧ルールを提示し、それについて変更点を解説する。新ルールの和訳は、執筆時点でまだ無い。

断っておくと、筆者はジャッジでも何でもないので、間違いはあると思う。コメント等で指摘していただけるとありがたい。

『神河:輝ける世界』更新速報(総合ルール更新、オラクル更新)
https://mtg-jp.com/reading/publicity/0035789/

更新後のルール(英語)
https://media.wizards.com/2022/downloads/MagicCompRules%2020220218.txt

新ルール、更新されたルール

301.5c クリーチャーは、クリーチャーでもある装備品を装備できない。クリーチャーは、「装備品」というサブタイプを失った装備品を装備できない。装備品は自分自身を装備できない。不正あるいは存在しないパーマネントに装備されている装備品は、そのパーマネントからはずれるが、戦場に残ったままである(これは状況起因処理である。rule 704 参照)。装備品は同時に複数のクリーチャーにつくことはない。呪文や能力によって複数のクリーチャーに装備させるようなことが起こった場合、その装備品のコントローラーはどちらのクリーチャーにつけるかを選ぶ。

「それが換装を持たない限り」を追加。


702.151. (新設)

キーワード能力「換装」の定義。


702.122a 搭乗は機体・カードにある起動型能力である。「搭乗N/Crew N」は、「あなたがコントロールしているアンタップ状態の望む数のクリーチャーをパワーの合計がN以上になるように選んでタップする:ターン終了時まで、このパーマネントはアーティファクト・クリーチャー になる。」を意味する。

クリーチャー化した機体がそれ自身に搭乗できないように変更。


702.122d(新設)

「この機体が搭乗されるたび」は「この機体の搭乗能力が解決されるたび」を意味すると定義。702.122b(クリーチャーが「機体1つに搭乗する/Crew a Vehicle」とは、機体の搭乗 能力を起動するためのコストを支払うためにそのクリーチャーをタップすることである。)とはタイミングが異なる点に注意。


107.4. マナ・シンボルとは、{W}{U}{B}{R}{G}{C}、{0}{1}{2}{3}{4}の類の数字シンボル、変数シンボル{X}、{W/U}{W/B}{U/B}{U/R}{B/R}{B/G}{R/G}{R/W}{G/W}{G/U}の混成シンボル、{2/W}{2/U}{2/B}{2/R}{2/G}の単色混成シンボル、{W/P}{U/P}{B/P}{R/P}{G/P}のファイレクシア・マナ・シンボル、ならびに氷雪マナ・シンボル{S}の総称である。
107.4f ファイレクシア・マナ・シンボルは色 マナ・シンボルであり、{W/P}は白、{U/P}は青、{B/P}は黒、{R/P}は赤、{G/P}は緑である。ファイレクシア・マナ・シンボルは、その色のマナ1点かあるいは2点のライフを支払うことで支払うことができるコストを表す。

10種類の混成ファイレクシア・マナ・シンボルが追加される。緑青{G/U/P}以外の9種類はまだ登場していないが、ここに記載されている。


702.150. (新設)

キーワード能力「完成化」について。混成ファイレクシア・マナ・シンボルに紐づいた能力ではないから、単色のファイレクシア・マナ・シンボルでも完成化できる。単色のプレインズウォーカーも安心できないということだ。


700.9. (新設)

「改善されているクリーチャー」の定義。クリーチャーでないパーマネントは改善されない。

それ以外のルール変更

406.3. 追放されたカードは通常オモテ向きであり、全てのプレイヤーに公開されている。「裏向きで追放されている/exiled face down」カードは、説明によって許可されていない限り、いずれのプレイヤーによっても見ることはできない。ただし、プレイヤーが裏向きで追放されているカードを見ることができることになったら、そのカードが追放され続けている限り、見ることができるとする効果が終わったあとでも見ることができる。

カードを見てから裏向きで追放した場合も、それらのカードが追放領域にあり続けている限り、それらを見ることができるように変更。《クローンの殻》に機能変化。


508.3d-f(新設および繰り下げ)

攻撃誘発の項目。508.3dに「[プレイヤー]が攻撃するたび」、508.3eに「[プレイヤー]が[他のプレイヤー]を攻撃するたび」を追加。旧508.3d「[クリーチャー]が攻撃してブロックされないたび、」を508.3fに繰り下げ。


602.5f 古いカードには、「この能力は、あなたが[インスタントやソーサリー]を唱えられるときのみ起動できる/Activate this ability only any time you could cast an [instant or sorcery]」と印刷されているものがある。これらのカードは、rule 602.5d または rule 602.5e の該当するテキストに合致するようにオラクルで訂正されている。

ルール削除。


616.1d (新設)

変身した状態で戦場に出るカード(変身する英雄譚)の置換効果がいつ適用されるかを明確化。旧616.1d以降繰り下げ。


701.20b プレイヤーにライブラリーからカードを探させ、切り直させてからその探したカードをライブラリーの特定の場所に置く効果が存在する。その場合、それらのカードはライブラリーを離れたものとしては扱わないが、切り直しには含まれない。また、それらのカードを除いたライブラリーのすべてのカードは切り直される。ライブラリーを切り直したときに誘発する能力は誘発する。その見つけたカードが特定の場所に置かれるまでの間は、ライブラリーの一番上のカードを公開したり見たりさせる能力によってライブラリーの一番上のカードを見ることはできない。

生態学的な理解》を処理できるように変更。「その見つけたカードが特定の場所に置かれるまでの間は、」以降が消えてるんだけど、401.5.と重複するから削除されたのかもしれない。


707.8. 両面カード、第1面の合体カード、あるいは合体したパーマネントをコピーする場合、その時点でオモテになっている側の面のコピー可能な値だけをコピーする(rule 712〔両面カード〕、rule 713〔合体カード〕参照)。

領域を問わず両面カードに適用するように一般化。


903.3a 統率者として使用できる、という能力を持つプレインズウォーカー・カードが存在する。この能力はデッキ 構築のルールを変更するものであり、ゲームの開始前に機能する。rule 113.6n 参照。

伝説のアーティファクト — 機体である《開闢機関、勝利械》が統率者になれるように調整。プレインズウォーカー・カード以外にもこのルールを適用できるようになった。《大演算器》のことは脇に置こう。



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