見出し画像

トイネガイのコーチングで大事にしていることは何か

トイネガイでは「問いを通じて願いの探求を支援する」というミッションに基づいて、これまで150人以上の経営者や個人事業主、ビジネスパーソンの方にコーチングを提供してきました。コーチングでは質の高い問いを投げかけることで、日常やビジネスシーンで願いに基づいた最善の一手を打てるように支援しております。

今回は「トイネガイのコーチングで大事にしていることは何か」について代表コーチの岡山京輔氏にインタビューを行いました。

この記事では主に岡山氏のコーチングに込める想いや今後目指していることについてお話ししております。

家庭環境と海外で過ごした経験から周りの生き方に違和感を覚える

--まずは岡山さんの簡単な経歴を教えていただけますか。

岡山京輔(以下、岡山):私は小学生時代をドイツ・ベルリンで過ごしました。この経験から帰国後に日本特有の同調動圧や他人軸中心の生き方に疑問や違和感を抱くようになりました。

また、裕福な家庭に生まれ両親から愛されてきましたが、父親は母親に対して典型的なモラハラ夫でした。父は高学歴で大企業に所属するエリートでお金やモノにも恵まれているにも関わらず、なぜ他者に寛容になれないのかがいつも疑問でした。

幼少期から父親を見ているうちに、物質的に満たされていることよりも心が豊かであることが重要だと考えるようになりました。

これらの家庭環境と海外で過ごした経験から他人軸中心の周りの生き方に違和感を持ったり、人間の真の幸せは何だろうと考えたりして生きてきました。

この原体験に基づき、現在の活動もこれまでの活動も、人の真の豊かさを探究することや他者の真の自律を支援することに全て繋がっております。

現在の活動や大事にしている生き方、コアバリューなどはこちらにガッツリ書いておりますので、ご興味ある方はぜひご覧ください。

--現在は組織・人材系のベンチャーや医療テックのスタートアップに所属しながら、他にもいくつかの企業プロジェクトに従事されているとのことですが、複数の活動をされているのは何故でしょうか。また、その中でトイネガイとしても活動されている理由は何でしょうか。

岡山:私の全ての活動の起点には「真の願いに気付き人生を意義深く歩む人を増やす」という人生理念があります。この理念を表現するために個人や組織を問わず活動しております。

会社や組織についてはあくまで自分の人生理念を表現するために必要なリソースと捉え、フェーズごとに必要だと思う修行と実践をさせていただいております。

一方で、トイネガイとしての活動はダイレクトな人生理念の表現として捉えております。主にコーチングを提供しておりますが、今までコーチングのクライアントは公に応募していた訳ではありませんでした。

しかし、ありがたいことに「人生のサポートをしてほしい」「コーチングをお願いしたい」と直接言ってくださる方が増えてきたこともあり、個人での活動を本格的に開始する運びとなりました。

個人や組織での活動で得た経験や学びを組み合わせながら、目の前のクライアントの方に提供できる価値をどんどん大きくしていきたいと考えています。

本人にとって必要なコミュニケーション全てがコーチング

--トイネガイでは主にコーチングを提供されているとのことですが、これは何故でしょうか。

岡山:まずコーチングは一般的には「対話を重ねることを通して、クライアントが目標達成に必要なスキルや知識、考え方を備え、行動することを支援するプロセスである。」と定義されています。

ですが、私はコーチングをあくまでクライアントの方の願いを表現できるようにするためのコミュニケーションの一つとして捉えています。一般的な定義よりももっと広義的に捉え、課題解決や目標達成さえも手放すこともあります。

コーチングセッションでは時にカウンセリングやコンサルティング的なコミュニケーションも行うこともあります。

究極的には本人が生きたいように生きられることが全てだと思っています。つまり、その時の本人にとって必要なコミュニケーションの全てが私にとってはコーチングなのです。

私がやりたいことを簡潔に言うと、目の前の人が願いに沿って人生を前に進められるようになるということです。

これを最も表現できるコミュニケーションがコーチングだからこそトイネガイでは主にコーチングを提供しています。

--トイネガイで提供されているコーチングはあくまで目の前の人が願いを表現できるようになるためのコミュニケーションの一つであるということがよく分かりました。次にトイネガイのコーチングはどのような特徴があるのでしょうか。

岡山:クライアントにとって必要な少しの刺激を与えることを意識しています。具体的には質の高い問いを投げかけることを重視しています。

実は幼少期から大学生になるくらいまで、毎日母親に「今日どうだった?」など何かしらの問いを投げかけられていました。

振り返ると、この何気ない日々のやり取りから習慣的に自身のやりたいことや感じたことを考え、言葉にする機会が他の人よりも圧倒的に多かったのだと思います。おかげで今でも自分の願いややりたいことには人一倍敏感です。

また、過去に働き詰めで心がボロボロだった時、当時一人のコーチから「岡山さんは今幸せなの?」とふと投げかけられたことがあります。

この問いは当時の自分の心の葛藤と向き合う中で何ヶ月間も反芻し続けていた問いで、その後心から納得がいく意思決定ができたことがあります。

つまり、何気ない問い一つでも人の人生を大きく変えるインパクトがあるということを私は身をもって知っています。

メッセージよりも問いかけの方が本人の中で何度も反芻されるので、インパクトとして大きいのだと思います。だからこそ、クライアントにとって本当に必要な問いを投げることを意識しています。

誰かに必要とされている実感を持ち、願いを表現できる生き方こそが最も豊かな生き方

--トイネガイでは主に経営者や個人事業主、ビジネスパーソンに向けたビジネスコーチングを主にご提供されていると思いますが、あくまでビジネスシーンに重きを置かれているのは何故でしょうか?

岡山:私は人が最も幸福感や豊かさを感じられるのは誰かから必要とされている実感を得られている時だと考えています。現代ではこの実感を特にビジネスシーンで得やすいと思っています。

ビジネスの本質は誰かを喜ばせることです。そして喜んでもらった感謝としてお金をいただく。この一連のプロセスを通ずることで、人の器はどんどん大きくなると思っています。

自分のためではなく、他者のために動いてはじめて新たな視点や価値観を手に入れることができるからです。

また、トイネガイとして願いや理想だけを大事にするだけでは足りないです。それらを表現できることによってはじめて現実世界が変わります。現実世界が変わると新たな問いが生まれ、願いがさらに深まります。その願いをさらに表現しようとすると、また現実世界が変わっていきます。

これらの考えに基づいて、理想に終わることなく、現実社会の中で最善を尽くす生き方を支援するということを最も大事にしています。

そういった意味で、あくまでビジネスシーンに重きを置いています。

誰かに必要とされている実感を持ち、願いを表現できる生き方こそが最も豊かな生き方といえるのではないでしょうか。

--現在岡山さんは多方面での活動の傍ら医大に通い続けられていますが、医師になることはどういった意味を持つのでしょうか。

岡山:前提として、私は真の願いに沿って人生を進められる方を一人でも多く増やしたいと考えています。これを達成するにはやはり一定の信頼が必要になると考えています。

今の時代、物質的な豊かさだけではなく精神的な豊かさも重要であるという考え方は浸透してきていると思います。実際に人の心や精神性の部分、ウェルビーイングなどを扱う方やサービスが多く出てきております。

だからこそ、なおさら同じ話でも誰が言うかがとても重要になっていると感じています。私自身、今後も人の奥深くの願いにアプローチし続ける者として一定の信頼は必要になります。

他には、対人支援の幅を広げていきたいといつも考えています。特に精神医学や東洋医学、食や運動などに力を入れて勉強しているのですが、これらを十分に習得できればクライアントの方の人生をより幅広く支援することができます。

私にとっては医師もビジネスもコーチングもあくまで対人支援を実現するために必要な手段として捉えています。

医師という文脈だけで考えるのであれば、ただ病気だけを癒す医師ではなく、人が社会で生きる上での全ての悩みや苦しみを癒せる医師でありたいですね。

--今後目指されていることについて教えてください。

岡山:究極的には人が社会で生きる上での悩みや苦しみを全て癒し、なおかつ願いを現実社会で表現することを支援する人生全般のコンサルタントのようになりたいと思っています。

ライフコーチや社会活動医などどういった名称になるかは分かりませんが、そんなことをいつも考えています。

幼い頃は「なんでみんなもっと自分の理想や願いにわがままにならないのだろうか。絶対そっちの方が人生楽しいのに。」と何も他者の事情も知らずに、単純な疑問を持って生きてきました。

しかし、大人になるにつれ、色んな方と出会いたくさんの対話を通じたことによって、過去の原体験や社会的風潮、家庭環境、経済状況、健康状態、他者からの目、親との関係性などの色んな要素によって理想や願いを表現したくてもできない、諦めてしまう要因や背景を学びました。

時に理想や願いの表現をすることはハードルが高いかもしれません。でも、この一つひとつのハードルを飛び越えられるような支援をすることを諦めたくないなと思います。

やっぱり一人ひとりが自身の願いを表現して自由に生きている世界を想像するだけでワクワクするからです。

少しでも対人支援の幅を広げるためにこれからもあらゆる方面において修行と実験を続けていきたいです。

--最後に今後トイネガイのコーチングではどんな方と出会いたいですか?

岡山:「今の人生のままでいいのか」と少しでも違和感や疑問を持っている方と出会いたいです。

究極的には高尚な理念や願いなんて必要ないと思っています。それよりも少しでも自分の人生を良くしたいと思っているのか。自分の人生に期待しようとしているのか。この部分がとても大切だと思っています。

体験セッションもこちらから提供しておりますので、ピンと来る方がいらっしゃればぜひ来ていただけるととても嬉しいです。

--今回はインタビューを受けていただきありがとうございました。


ここまでご覧いただきありがとうございました。
仕事のご依頼やお問い合わせについては以下のHPをご確認ください。
詳しくはHPのContactをご覧くださいませ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?