スーパーギタリストハカセ

よし!
今日は森良太バンド編成でギターを弾いてるハカセの話をしよう

初めて顔を合わせたのは俺が20歳ぐらいのときやから13年ぐらい前やな

俺の地元からチャリで20分ぐらいの場所にベースオントップ玉出店があった

俺は何個かバンドやってたからスタジオの場所はバラバラで難波とか天王寺とかに普段入ってて

たまにベーオン玉出店も使ってた

ベーオン玉出店はまぁまぁ狭くて入り口入ったらまず受付あってそのフロアに椅子とテーブルが置いてあって10人おったらパンパンって感じやった

たまにしか行かんのに入ってすぐ左手の椅子にほぼ絶対ハカセは座ってギター弾いてた

俺は見た目ギャル男全盛期の時やったしハカセは今とほぼ変わらん感じやったし二十歳ぐらいってこともあり対バンもして無いし喋る事もなく、会釈ぐらいしかせんかった

絶対仲良くなられへんわ〜思ってたけどハカセもそう思ってたらしい笑

人多くて通られへん時はハカセとテーブルの間をズリュウって通って「すませーん」ぐらいのやり取りはあった


俺の人生の中でたまに行く玉出ベーオンにいつも座ってるだけの細いギタリストってだけで終わると思ってたハカセ

でも思ったよりいろんな場所で出会ってしまった

俺がやってたバンドの界隈に侵入してきたのである


対バンすることもあったし俺の友達たちからもハカセのギター良いわ〜って耳にすることもあった


ヒロユキが昔やってたアンダーナインに途中からハカセがギターで入ったりもしてた

俺の中でたまに行くスタジオでいつもギター弾いてる奴から
ライブハウスでもたまにおるやつに進化した

当時ハカセは学校行くフリして毎日スタジオ行ってたらしい

そりゃいつも居るわ


ライブハウスで顔合わしたとき

俺「いつも玉出ベーオンでギター弾いてますよね?」

ハカセ「はい!」

それで会話は終わってそこからほぼ喋る事無く森良太バンドで再会するのであるwww


最初良太としゅんたと俺の3人で森良太バンド編成が始まった

良太がギター入れたいって話してて俺はタケヤしかおらんやろって思ってたけど候補は何人かおった


良太がハカセ誘お思ってるねんって言ってきた


俺は言った


「え〜?ハカセ〜?」


まぁ良太が誘いたいって言ってるし一回スタジオ入ってみるかあってなって

スタジオ入った


実は、、、

今ハカセとは死ぬ程仲良いねんけど初めてスタジオ入った時の事とか仲良くなったきっかけとか全く覚えてない

気づいたら死ぬ程仲良くなってた


仲良くなれた理由は色々ある

俺は音楽よりもパフォーマンスを努力してきたタイプでハカセは音楽を一途に愛してきたタイプで真逆やからこそガッチリハマっちゃったのである

この歳まで続けてたらどこを目指しててもある程度型になるのである

若い時は あ〜そっち系ね〜 って思ってた事もそこまで完成度上げられたら うわ〜すげ〜 に変わるもんである

お互い自分に無いもの持っててめっちゃ新鮮なのである


あと性格や会話面でもガッチリハマった

俺は結構分かりにくいボケとか冗談とか言うねんけどハカセは毎回爆笑しながらツッコんでくれるのである

一回ハカセに何でそんな返し上手いん?って聞いたら

ハカセ「すずやんが投げてくる石は実は全部ダイヤやねん。飛んで来た石がダイヤってわかってるから後は磨いて返すだけ」

って言ってた カッコ良すぎるやろ

分かりにくいボケは分からん人からしたらただの石やけどハカセが磨いてダイヤにしてくれるから俺もおもろい奴みたいになれてる

ありがとうハカセ


でも最近ハカセに甘え過ぎて全部ダイヤに変えてくれると思ってただの石も結構投げてしまってる

ハカセも頑張って磨くけど 磨いても磨いてもただの石やったってことが多々ある

ごめんハカセ


あとここも逆やな〜ってのが


デモ録音の話

俺は良太が曲作って送ってきてくれたら家でベースフレーズ考えて良太んち行ってベースを録音するから大体決まったフレーズで録音するんやけど

ハカセは全く何も考えずに良太んちに来てその場でギターフレーズを考える

俺は家でじっくり考えたフレーズじゃないと良いものは出来にくいと思ってたけどハカセはその場で最強キラーフレーズをどんどん出してくる

とにかくアドリブ力が強くてしかも全部適当なフレーズじゃなく良いフレーズなんや

そういうとこも尊敬してる



この前のEGOお見知り置きをツアーでしゅんたんちに皆んなで泊まらして貰ってんけど

俺と良太としゅんたが一斉に3人でハカセを囲むようにして歯磨き始めてんけど

ハカセが両耳を押さえながらやめてくれぇ〜って逃げるみたいな寸劇が始まって吹き出しそうになって中々歯磨き終わられへんかった

そんな最高なギタリストの話でした


またな!


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