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【レポ】寺沢功一と寺沢リョータ親子ベースクリニック Vol.2

2020年9月19日、町田にあるYOKOTA BASE STUDIOで行われた寺沢功一さんと寺沢リョータさんのベースイベントへ行ってきました。

このイベントを知ったのは去年。
たぶん、第1回目の告知か感想ツイートだったと思います。
今回も延期前から知ってはいたのですが「さすがにベースクリニックにベーシストじゃないただのベース好きが参加するのは厚かましいだろう」と見送り。

すると先週(9月12日)、なんと寺沢功一さんが私の動画をTwitterで拡散してくださるという恐れ多いことが…!

これはきっと「何かの縁」!
…ってことにして、ベーシストじゃないけど申し込んでしまおう!
という経緯で申し込めました。

実は、寺沢功一さんにどうしても訊きたいことがあったんですよ。
まずは4月に書いたnoteを見てください。

あっ…noteを読むのが面倒な場合は寺沢さんの動画だけでもいいです。

注目してほしいのは、弦の揺れ。
こんなに右手(ピッキング=弦の弾き方)が強いのに、弦はほとんど揺れてない…ように見えません?
でも弦の揺れとかタッチって動画では分かりづらいんですよね。
だからぜひ一度ライブで拝見したうえで、質問してみたいと。

というわけでイベントは、ツェッペリンの「移民の歌」からスタート。

ちなみに、お二人ともG&L。
左が功一さんで、たぶんアンプ直。

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目の前で演奏を聴いて、やっぱりピッキングは強いけど弦は揺れてない~!
というわけで、質問してみました(休憩中に紙が配られた)。

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功一さんの右手(ピッキング)がすごく強いのに弦があまり振動してないように見えるのは何か(弦のテンションとかゲージとか)コツ?こだわり?があるのでしょうか?

すいません、寺沢さんの回答を書く前にちょっといいですか。
私はベーシストの手元を凝視しながらベースラインを聴くのが大好きなんです。
で、奏法解説動画とか弾いてみた動画を十ウン年間も見続けていると、もはやベーシストの指は人体じゃなく楽器だと思えてくるわけです。
なぜなら、指の形状やピッキングによって音色が変わるから。

そんな私が最近、アツく研究しているのが「アタック音と持続音の時間軸による変化」っていう。
ベースマガジン(愛読してます)の8月号に載ってる河辺真さんの記事で知った概念というか。

これを説明するとものすごく長くなるのですが「弦を不要に暴れさせないことで音程感のある音が鳴る…と知り、ピッキングと弦の揺れに興味をもっている」ということが伝わればOKです(長い)

寺沢功一さんの回答を記憶のまま、要点だけ書きます。

「弦が揺れないのは無駄に力を入れてないから。
力を入れるのは弦に触れる一瞬だけ。
でもあえて弦を揺らすように弾くこともあるよ。」

というような内容を、実際にはもっと丁寧に伝えてくれました。
寺沢リョータさんの補足というか関連話も面白かったです。

スッキリ~!
「あえて弦を揺らすように弾くこともある」というところも含めて、激しいのに音色感がある寺沢さんの音は、やっぱりコントロールされているんだなぁと分かって嬉しかったです。
この嬉しさを言葉にすると、美味しいと思った料理の調味料を当てた…みたいな嬉しさかも。

…ふと気づくと、右手のことしか書いてないというたいがいアレなレポートになってしまってますね。
えーっと、この質問コーナーはイベントのほんの一部で。
他にも、目の前でお二人が実際の生徒さんを指導している様子をガッツリ拝見できたり、超貴重な未公開ライブ動画を流してくれたり…と盛りだくさんな内容でした。

周りのお客さんと開演前にベースの話ができたのも楽しかったです~。
そういえばその時、女性の皆さんが「ベーシストの指ってセクシーよね」みたいに仰り、私が「なぜか一度もセクシーだと思ったことがないんですよねぇ」みたいに話したんですが、…いや、そらそうだろうと。
こんな必死に凝視してたらセクシーと感じる余裕はないですよね…うん。

というわけで、寺沢功一さん、寺沢リョータさん、お店のスタッフさんやお客さんなど同じ時間を過ごした皆さん、ありがとうございました!

【宣伝】ベースの音が聴こえるようになる方法という動画を作っています

そんな長い動画(8分)見ていられないよ!って人はTwitter用の30秒動画↓だけでもぜひ!

記:2020年9月21日

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