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5円がありますように?【豆知識】

「5円玉がないわ。5円玉持ってる?」

家族で初詣にきた時の事。

元旦で大賑わいの地元の神社は、参拝まで30分以上はかかるほどの行列ができていた。

スマホをいじりながら行列を待つ。そして、もうすぐ参拝だという時に母が、財布を見てこう言い出したのだ。

母「5円玉がないわ。5円玉持ってる?」

と、聞かれてオレも自分の財布を開ける。

ない。
5円はない。

50円玉ならあるのに。

母が必要としてる5円は、参拝に使う5円だという事はわかっている。

ただここでふと疑問に思ってしまった。

何故5円なんだ?5円でなければいけないのか?

オレ「ねぇ、5円じゃなきゃだめ?1円とか10円でもいいじゃん。てか、オレ昔は100円入れてたよ。」

母「ダメよ、5円じゃなきゃ。」

オレ「なんで?」

母「ご縁がありますようにって。」

なるほど!それでお賽銭には、5円が一般的なのか。やはり、慣習というものは、一つ一つ意味があるものなんだと感心する。

しかし、ないものはないのだからしょうがない。
諦めて10円でも50円でもいいじゃん、と思うのだが、こうなると意外に母は頑固なのだ。
さっさと参拝を終わらせたいオレは、母を説得するために、口から出まかせを言う。

オレ「じゃあ、50円玉でもいいじゃん。穴空いてるし。なんなら5円の10倍だから、縁も10倍になるかもよ?」

母「バカね。そんなんないでしょ。もったいない」

結局、その場は兄が5円玉を2枚持っていたので、5円玉問題はあっさりと解決した。

しかし気になったので、後でお賽銭について、ネットで検索してみたら、

5円   5円玉1つ ・・ご縁(5円)に巡り合いますように。

母の言う通り、本当に5円玉はご縁で意味があったのか、感心。
だが読み進めていくと、

50円  50円玉1枚 ・・・ ご縁が10倍ありますように

あってたじゃん!
ホントに50円玉で、10倍の御利益あるじゃん!
いやぁ、口から出まかせも言ってみるもんだ。

とはいえ、あの時、あの場で母に言えてないと、意味はなし。
知は力なり。

という事で、
あけましておめでとうございます。

これを読んでくれた皆様に、良いご縁がありますように。



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