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vol.3:大事なのはビジョンでもミッションでもなく”方向性を揃える”ということ

こんにちは、トークンハウス公式note編集長のゆうたです。

今回は第3回となります。

第2回のnoteはケンゴさんが書いてくれた

大事なのはビジョンでもミッションでもなく”方向性を揃える”ということ

についてです。


---以下、転載---


僕が、何かを始めるときに大事にしてることがあって、

それが”方向性を揃える”ということです。


株式会社22(トークンハウス)のビジョンとミッションはこんな感じ。

ビジョン:あったかい22世紀を。
ミッション:すべての人に賛同者を。そして居場所を。


これは、僕とダイスケ君が作っていきたい世界観を表現してる言葉として、

めちゃ気に入ってるんですが、

僕はそれ以上に大事なのが”方向性を揃える”ということだと思ってます。


どういうことか?

僕の原体験を2つ紹介します。

1つは「BAR経営時代」の話です。


BAR経営はめちゃ上手く行ったんですが、

その要因の1つとして”方向性を揃える”ことが出来たというのがあります。

僕がお店をやる上で決めてたのは1つ。


自分が楽しむためにお客さんを笑顔にする


このポイントは「自分のため」にやることが

「お客さんのため」になってるということです。


「お客さんの笑顔のために頑張る」というニュアンスだと疲れてくるんですよね。

でも、そうじゃなくて「自分が楽しむためにお客さんを笑顔にする」だと、

あくまでエゴです。


自分のエゴでやってることが、お客さんを幸せにするって、

めちゃ良くないですか?


この状態を僕は”方向性を揃える”と呼んでます。

2つ目は「webメディア企業時代」の話です。


No.2的な立場で仕事をしてたので

「自分のことより、まず会社のため!」そう思って取り組んでました。

「会社のためなら、自分の利益は削ってもいい」
そんな自己犠牲を厭わぬカタチでやってました。

会社自体の業績はめちゃ良かったです。
僕が立ち上げたメディアも会社の基盤事業になってました。


それでも「会社のためなら!」と思って、自己犠牲的に働いてた結果、

どこからか歯車が狂ってきました。

結局、僕の方から身を引くカタチで会社からは抜けました。

これが”方向性を揃える”ことが出来なかった原体験です。

会社のビジョンに共感してたし、誰よりも熱狂してたけど、

”方向性を揃える”ことが出来なければ、徐々に心はすり減ってくるんだなと。


これは別に会社が悪いとか、そんな話じゃありません。

尊敬する先輩と大好きな仲間とやっていた会社ですら、

”方向性を揃える”ことが出来なければ、その関係は脆く崩れるという話です。

だからこそ、僕はビジョンやミッション以上に”方向性を揃える”
ことが大事だと思ってます。

自分のエゴ」が「人のため」に作用してるか?
その方向性は揃ってるのか?

経験上「自分のエゴ」ってのは、捉え方次第でなんとでも調整できます。


だからこそ、「自分のエゴ」が「人のため」に作用してるかを意識するだけで、

もっと”自分ゴト”として取り組めるものだと。

それが、前回の【消費者より生産者のほうが合理的に考えてもトクするって話】

にも繋がってきたりするわけで。

というわけで、大事なのはビジョンでもミッションでもなく

方向性を揃える”というこという話でした〜〜


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いかがでしたでしょうか?


自分はこの文章を読んで今後の様々な活動において

活用が可能だなと感じました。


直近の話だと、教育支援系のNGOの学生部の活動です。

春と夏に行うスタツアのプロジェクトを考えるのですが、

その際、「カンボジアの子どもたちのだけのため」

というコンセプトではない方がいいと思いました。


「カンボジアの子どもたちのだけのため」ということと、

ケンゴさんの文章にもあった

「お客さんの笑顔のために頑張る」

「会社のためなら!」

ということ、共通点があると感じます。


つまり、「カンボジアの子どもたちの笑顔のため」

だけにやっていると、徐々にうまくいかなくなると思います。


だからそうではなく、

日本人の自分たちが笑顔になるために、カンボジアの子どもたちを笑顔にする

という方が『方向性を揃える』ということに繋がるのではないかと感じました。


たまに、ボランティアという言葉を聞くと

「こちらから一方的に支援をしてあげる」

という矢印をイメージする人がいます。

これでは『方向性を揃える』ということは実現できていません。


だからこそ

自分が笑顔になるための「エゴ」の作用で

カンボジアの子どもたちの「ため」にできるという関係性が大事だと感じました。


そうすることで『方向性を揃える』ことが可能になる、のではないのか

と考えました。



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