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100冊読書チャレンジ 感想4

お久しぶりのこの企画。なんと約3年ぶりです。
今年は社会人3年目になる節目の年なので(?)積極的にアウトプットしていきたいです。
また、更新頻度も週1回を目標に継続していこうと思いますので、楽しみにしていただけたら幸いです。


10. 『リーダーの「挫折力」』冨山和彦

皆さん、良いリーダーだなって思う人は周りにいますか?
私の思う良いリーダーって「方針を明確にチームに提示し、その方針のもと明確な行動原理がある人」なんですよね。だから普段は仲良くしたくないなと思う人でも、ビジネスの場においては優れたリーダーだなと思うことも多々あります。

逆に自分は良いリーダーなのか、と自省するとまだまだなんですよね~。
やっぱりプロジェクトを成功させるためには、多少メンバーに厳しいことを言わないといけない場面もある。ただ、そこの伝え方がへたくそなのです。
目上のメンバーには気を遣って指摘できなかったり、必要以上に言いすぎてしまったり…。

そこの塩梅は場数を踏むことでしか身につかない側面もあると思いつつ、やはりうまくできないときはへこみます。そんな時に寄り添ってくれるのがこの本です。良きリーダーの要素を明示し、著者の(苦い)体験談も交えており、挫折は失敗ではなく挑戦した証だなと前向きにさせてくれます。

11.『 地頭力を鍛える』細谷功

『具体と抽象』で有名な細谷功さんの著作です。
新入社員として働く中で、技術的な専門知識が少ない中でプロジェクトや組織にどのような価値提供をすればよいか思い悩んだ時に読んだ本でした。

この本では自頭力の本質を「結論から」「全体から」「単純に」考える三つの思考力の組み合わせであるとし、これらを鍛えるにはフェルミ推定が有効であると説いています。

フェルミ推定はコンサル就活時にかじった程度で、ちゃんとしたお作法を知りませんでした。読んでなるほど、確かにフェルミ推定は仮説思考や論理的思考などを駆使する必要があるじゃないですか。これらはどのビジネスシーンであっても必要になスキルです。私も、この本を読んで仕事に取り組むことで何が真の課題か見極め、些末な作業に使う時間を減らしたことで作業を効率化できていると実感しています。

12.『イシューから始めよ』安宅和人

3冊目は社会人必読の名著、『イシューから始めよ』です。
先ほどの『地頭力を鍛える』と似ていますが、こちらはより包括的に問題設定と解決方法を提示しています。

個人的には「ストーリーラインを組み立て、絵コンテにする」パートが役に立ちました。常々思いますがビジネスは個人で行うものではなく、顧客・ビジネスパートナー・社内の上司/同僚…など様々な人と共同で行うものです。そのため、「この案(=商品・サービス、施策方針など)が問題解決に一番適している!」と主張しても、論理だったストーリーと効果的な伝え方をしないと人は動いてくれません。

実際に私も、顧客向けの調整MTGやチームメンバのマネジメントをするなかで、自分(もしくは会社)が提案する施策や方針がなかなか受け入れられないことを体験しました。この本読んで、まずは相手と目線を合わせ、メッセージが伝わるような論理立てとビジュアライズが必要であると理解しました。また具体的なTipsも非常に参考になり、仕事の成果物に生かせるものも多々ありました。

まとめ

今回は社会人になって初めての読書チャレンジ投稿だったので、ビジネス書中心にまとめてみました。次回は踏ん張り時に自分を鼓舞するようなメッセージが詰まった本をご紹介したいと思います。

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