お花見
桜を見ると自分のメンタルがわかる。
狭めの公園にお花見に行った。
本当は大きい公園に行きたかったのだけど、前日の外出で体力がなくなっていたから近所の公園へ行くことにした。
7時ごろに起きて朝ごはんを食べ、おにぎりでも持って行こうかと話した直後に二度寝し、起きたら14時過ぎになっていた。
とりあえずおにぎりは諦める。お米や納豆で簡単にお昼ご飯を済ませて、母にもらった治一郎のバウムクーヘンを持って外に出た。
着いてまず思ったことは、人が多いということ。桜よりもまずそっちが目に入る。
レジャーシートを持ってきてたけど、敷く場所を探すのに苦労する。なんとか空いているスペースを見つけてシートを敷き、バウムクーヘンを食べる。
外でご飯やおやつを食べるのが好きなはずなのにいまいちテンションがあがらないのは、鳩がいっぱい寄ってきたせいだけではないと思う。
桜がきれいだと思えない、と夫に話す。
「俺もそうやで。ただ咲いてるな〜って思うだけ」と答えが返ってきて少し安心する。
今年初めて見たのは、本屋さんの帰りにひとりで見た桜。全然きれいだと思えなかった。理由は分からないけどなぜか楽しくないと感じる日が続いていたから本屋さんに答えを求めに行ったのだけど、答えが出なかった日の帰り道。
その次に見たのはそのモヤモヤが晴れた後に家族で桜の木の下を通ったとき。ものすごくきれいに輝いて見えた。桜をきれいだと感じられる自分に安心した。
桜だけではないけど、自分のメンタルによって目の前のものがきれいに見えたり見えなかったりするものだ。
お花見の日はメンタルというよりも、状況。
部屋が散らかっていると気に入っているはずのテーブルが汚く見えたり、何もやる気が起きなかったりする。部屋が片付くと気持ちが前向きになって作業がはかどったりする。それと同じだと思う。
部屋がきれいでメンタルが安心していれば世界が輝いてみえるということか、と思いながら結局今日も部屋を片付けられずにいる。
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