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「ガチャ上の楼閣」第5話

「どうしても直さないとダメですか?」

 文見はプロデューサーとディレクターと会議室にいた。
 皆から出た意見を受けて、どう直すか方向性を検討した資料を文見が作成し、二人の判断を仰いでいるところだ。

「申し訳ないけど、あそこまで否定的な意見があると、直さざるを得ない」
「でも、天ヶ瀬さんはこのストーリーがいいって言ってたじゃないですか」
「言ったけど、私一人のゲームじゃないから、自分の意見を無理矢理通すわけにはいかないんだ」

 社長は苦笑いを浮かべる。
 そこは社長としてなんとか守っている良識だった。
 ここは自分がゼロから作った会社で、自分で大きくしてきた。今は従業員も増えて、文見のように新卒も取るようになっている。かつては自分の好きなものを作っていたが、もはや自分だけの会社ではないので、できるだけ従業員の意見を取り入れたものを作ろうとしているのだ。
 やろうと思えば、自分の意見を押し通して、自分だけのゲームを作ることができる。社長兼大株主の権限だ。
 しかし、文見には社長が申し訳なさそうにしているようには見えず、裏切られた気持ちだった。
 このシナリオは、社長が原案を考えて、文見が膨らませることで完成した。社長の作品と言ってもいいぐらいだ。
 だから、社員がどれだけ文句を言ってきても、当然かばってくれると思っていた。「あいつら自分勝手なことを言ってるだけだから気にしないでいいよ」とばっさり切り捨ててくれると思っていた。
 だからこそ、あの苦行を乗り越えて翌日からも会社に来られたのである。なのにどうしてすぐに自分の作品を捨てられるのか。

(日和ったな……)

 社長もやはり人間で、あそこまで否定されることには耐えられなくなり、自信がなくなったのかもしれない。
 なら、そう言ってくれればいいのに。それならしょうがないかと思える。社長もダメだと思っているなら、さっぱりと捨てることができる。
 そこを正論で「自分の意見ばかりを通すことはできない」と言われても、文見は納得できなかった。
 でも当然、「そんな命令には従えません」とは言い出せない。

「では、どうしましょうか」
「そうだな。本来は今月から各パートが作業に入る予定だったが、少し待ってもらうとしよう。うーん……1週間、いや2週間。2週間で作り直して、なんとかリカバリーしよう」
「2週間ですか?」
「さすがにそれ以上、遅らせらせるわけにはいかないからな。もうベースはできているわけだし、そのぐらいあれば調整できるよな? 1週間である程度直して、またこの場で揉んで2週間で完成だ」
「ええ、まあ……」

 社会人の悲しいサガ。社長の提案を前にしては、どんな懸念があったとしても賛成するしかない。

「導入を変えるんですよね?」
「ああ、分かりにくいという意見が多かったからもっとシンプルにいこう。未来からやってきたボスとそれを止めようとしたヒロインって話だったが、それをなしにして……。そうだな。やっぱ、流行に乗って、主人公が異世界にいくほうが受け入れやすいんじゃないか?」
「い、異世界ですか?」
「『エンゲジ』だってそうだろ? 主人公が異世界で司令官になる話だ。あ、これいいんじゃないか! 売れる話の仕組みだし、『エンゲジ』とセット感があったほうが売り出しやすい!」
「え、ええ……そうですねえ……」

 文見は困ってしまう。
 それではまるっきり違う話になってしまうではないか。

「主人公はもちろん日本人だな。あるとき、パラレルワールドに飛ばされてしまう。そこは日本とそっくりな世界。まあ、日本の遺跡が登場するんだから、そこも日本なわけだ」
「はあ」

 文見は「はい」と言うつもりだったが、後ろが流れてしまう。

「ヒロインも日本人。主人公は彼女に助けられて、遺跡の擬人たちと旅をすることになる」
「はい」

 これはもとの話に近い。軽い変更で済みそうなのでほっとする。

「ボスは……そうだなあ。ちょっと考えてみて。ここまで案出したんだから行けるでしょ」
「は、はい。なんとかやってみますが……」

 勝手に思いつきで設定を作られ、重要なところは丸投げされてしまった。

(パラレルワールド? 日本人の主人公がわざわざ日本に似た世界にいく意味ってある……? そのまま日本にいちゃダメかな)

 文見は社長の提案がいまいち飲み込めなかった。
 その場の思いつきだとはいえ、あまり品質がよくないと思ってしまう。もちろん言い出せないが。

「じゃあ、あとはよろしく」

 そう言って天ヶ瀬は松野と一緒に会議室を出て行く。
 松野はエンジニア側の人間なので、クリエイティブなところは口出しをしない人間だった。それぞれに専門があり、自分が偉い立場にあるからって、無理に自分の意見をねじ込もうとしない。
 一言二言しゃべっていたが、明確な意見はせず、天ヶ瀬に一任していた。創設者、経営者として、互いに領分を守り、いい関係を築いているのだろう。
 話がこじれないという意味では助かるが、変な方向に行きそうなときはディレクターとして助言をしてほしいと文見は思う。

「とんでもないことになっちゃったな……」

 個室で一人、唖然として口が開いたままになってしまう。
 席に戻ってすぐにでも修正作業に入ったほうがいいのだろうが、立ち上がる気力が湧いてこない。
 これまでやってきたことが全部パーだ。4月の仕事を頼まれて、ゴールデンウイークの前後に資料を作成。それから二人と揉んで6月となっていた。約二ヶ月の作業期間だ。
 自分はいったい何をやってきたんだろう。社員に意見を求めるならもっと早く聞けばいいのに。ここまで作業してやり直しなんて効率が悪すぎる。
 綺麗にしたばかりの床に汚物をばらまかれたような気分だった。

「ああ、全部やり直しだー」

 文見は背もたれによりかかり、足を投げ出して自嘲的に嘆く。
 言葉にすると一気に徒労感が出てくる。
 急に体がだるくなって力が入らなくなり、椅子から落ちそうになる。なんとか体を持ち直して机に突っ伏す。

「ああ……。終わった……。もうダメだ……」

 床が汚れるのは仕方ないけど、目の前で汚物なんてまかなくてもよかっただろうに。なんかの嫌がらせ? あたしの精神修行としてやらせてるの?
 ここでシナリオを修正しても、社長がかばってくれないことには、また修正になる気がする。
 何をしても無駄。また磨き直した床に汚物がまかれるのだ。

「はあ……。何やってんだろ、あたし……」

 急に泣きたくなってきた。というより、すでに涙が流れていた。
 不幸自慢をしたいわけではないが、自分はなんて不幸なんだろうと、周りに言って回りたくなる。
 自分の作ったものが、やってきたことがほとんど無駄になってしまった、というむなしさが蝕んでいる。けれど、ショックなのは他にもあった。
 まず、自分の無能さ。自分がもっといいものを書けていたら、こんなことにならず、すんなり解決していたかもしれない。
 次に、自分の不要さ。誰も求めていないお話を書いてしまった。自分のセンスでは誰も満足させることはできない。ここで修正したとしても、自分が書くだけつまらないものができてしまうのではないかと思ってしまう。
 久世なら「初めてやるんだからしょうがない」と慰めてくれるだろうが、そんなのは何の助けにもならない。素人の自分なんかが書いたから悪いんだと思うだけである。

「ああ、どうしよ……」

 このまま会議室で泣きながら突っ伏していたいが、誰かが入ってきたら大変だ。だからといって、涙をぬぐって普段の顔をして自分の席に戻るのもつらい。きっと久世が声をかけてくれるだろう。そしたらまた泣いてしまうかもしれない。
 ぎりぎりまで泣いていようか。もしかすると、誰も来ないかもしれない。いや、ものすごい幸運が訪れて、めちゃくちゃ優しいイケメンが苦労を分かってくれ助けてくれるかもしれない。いやいや、戻ってこない文見を心配して、社長が「やっぱ私が間違ってた。直さなくていい」と言ってくれるかもしれない。
 そんなわけの分からないことをグルグルと考えてしまう。
 そこでも「自分、何考えてんだ。重要なのはそこじゃないだろ」と自嘲したくなる。解決しないといけないこと、考えないといけないことは、変なチキンレースや少女漫画のような展開を妄想することではない。

「このまま透明になりたい……」

 誰かが会議室にやってくるのが嫌だ。席に戻ったら大幅修正しないといけないのが嫌だ。なんでみんな自分をいじめようとするんだろう。そんなものがなければいいのに、自分が透明だったらやり過ごせるのに。
 「エンゲジ」に透明化魔法あったな、と思う。しばらく敵からダメージを受けない魔法で、かなり重宝する。「エンゲジ」キャラになったら魔法を使えるかな。次のコスプレはやっぱ「エンゲジ」にしよう。今度はそんな考えが頭を回り始める。
 思考を変えようとするが、思い出したくないことをどんどん思い出してしまう。
 その中でも一番大きいのは、先日の社員からシナリオへの意見だ。偉そうに自分の書いたものに文句を言ってくるやつ。
 なんであんなことを言われなくちゃいけないんだろうと、自分の立場をまた嘆きたくなる。
 そして、「てめえの意見は間違ってんだよ」「これはこういうもんなんだ、シナリオ知らないのか?」「協力する気がないなら、黙っててください。仕事の邪魔です」と、頭の中で名前も知らない相手に次々に論破していった。
 無意味なのは分かってるが、ほんの少しだけすっきりする。
 脳内で論破しても自己満足にしかならない。現実で問題は解決しない。でも、シミュレーションは止まることなく、何度も何度も繰り返されてしまう。やめたいのにやめられなかった。
 頭はイライラで熱くなっていき、心はどんどん毛羽立っていく。
 おかしくなりそうだった。
 だるいし、吐き気がするし、胸もずきずきと痛いし、泣いた目もひりひりと痛い。
 さらに無駄に時間だけが経過して、自分の仕事時間を減らしている。仕事が終わらなければ帰れないから、会議室に籠城するだけ無駄なのだ。
 すべてが自分の敵だ。
 逃げ出したい。離れたい。解放されたい。
 このままでは堕ちてしまう。

「ダメだダメだダメだ……」

 突然、文見は水の入ったペットボトルの蓋を開け、頭の上で逆さまにする。
 水がとくとくと流れ出て、文見の頭はびしょ濡れになってしまう。
 会議室の机も水浸しだ。
 文見はすぐに服の袖でぬぐうが、今度は服が濡れてしまう。

「これでよし!」

 一般的に何がよしなのか分からないだろう。
 行動に出たときは「これでよし」と思った。どう見ても自分は水をかぶってしまった不運な人。ひどいことを言われて、涙を流した哀れな人ではない。
 しかし、会議室を出た瞬間を誰かに見られてしまったら、会議室で何があったらびしょ濡れになるんだと不審がられてしまうだろう。自分で水をかぶる人はいないだろうから、誰かからかけられたのか。そしたら大問題だ。パワハラだ。
 素直に会議室を飛び出して小走りにお手洗いにいけばよかったと思うが後の祭り。
 でも、このアホなことをしているのが快感だった。惨めな状況になって惨めな格好になっている。でも心は負けてはいない。外面はダメでも、自身の内側にあるものは最高だ。よく分からないテンションが文見を前進させる。
 こういうゲームキャラいるよな、と文見は思った。逆境に決して動じない。それどころから面白いといって無謀な挑戦をしたくなる。でも負けない。意思の力がポテンシャルを引き出して、相手を圧倒してしまうのだ。
 文見は勢いよく会議室を飛び出す。
 すると偶然前を通りかかった社員がいて「うおっ!?」と驚きの声を上げる。

「すみません、通りまーす!」

 できるだけ明るく元気な声で応え、社員の横をすり抜けてお手洗いへと向かう。
 社員も何が起きたんだろうとぽかんとするが、それ以上は何も関われなかった。関わってはいけない凄みがあった。

 文見はコンビニでタオルを買って、席に戻った。
 ちょうど久世は会議か何かで席を外していた。これで何か言われないで済みそうだ。

「よし」

 文見はまだ濡れている袖をまくる。
 自分は超ポジティブで気力でなんでも乗り切ってしまうヒーロー。どんなことだってやれる。

「やまない雨はないから」

 自分が大好きなキャラ、レインの口癖。
 不幸はいつまでも続かない。耐えた先に逆転の機会が必ずある。
 レインだったらこんな状況でも、無言で耐えているだろう。頭の中ではそれほど地獄だと思っていない。やってくる未来に期待を抱いて、淡々と目の前のことに当たるはずだ。
 社長の決めた設定に直していく。自然な流れになっているとは思えないが、これは仕事だからやらないわけにはいかない。
 もっといい案が他にもあるかもしれない。でも、社長の指示で、社長も自分の意見として自信を持っていたので、勝手に変えられない。
 それでもできるだけ自然な流れになるよう、何度も頭の中でシミュレーションする。主人公が現代とそっくりなパラレルワールドに飛ばされて、少女と出会い、遺跡の擬人化を仲間にして戦う。

「って言ってもなあ……」

 心の中に宿したレインは、すぐに解除されてしまった。
 やはり流れに無理がある。
 なんでわざわざパラレルワールドに飛ぶ必要があるのか、最もらしい理由や状況を説明できない。ワープの手順を飛ばして、主人公のいる世界で擬人キャラたちが急に暴れ始める、ではいけないんだろうかと思ってしまう。
 社長としては「エンゲージケージ」の導入に合わせるという目的があって、その理由はちゃんとしていると思っているが、ユーザーはそんなこと知ったこっちゃない。不自然なものは不自然である。

「社長に相談してみるか? ……いやぁ」

 文見が立ち上がって周囲を見ると、社長がサウンドディレクターと話しているのが見えた。
 社長はもちろん社長としても仕事もあるし、「エンゲージケージ」そして「ヒロイックリメインズ」のプロデューサーでもある。多くの業務を監督しないといけない立場なので多忙なのだ。
 文見の設定が通らなかったこともあって、各パートとのスケジュール調整が発生している。それもあって社長の仕事を増やすのは気が引けた。
 そして聞きいれてもらえる確率も低いし、そこでめんどくさがられても嫌だった。

「はあ、自分でなんとかするしかないかあ」
「なに百面相してるのよ」

 文見が独り言を言っていると、同期の木津が話しかけてきた。

「観月、どうしたの?」

 木津はグラフィッカーで、席も離れていることもあり、プランナーの文見とはあまり絡む機会がなかった。

「ストーリー通らなかったんだって?」
「あ、うん……」

 文見が提出した資料に対して非難囂々だったことは、もはや社員全員が知っている。ネガティブな話ほど伝わるのが早いのである。

「濡れてる」

 そう言って木津は文見の髪に触れる。

「あ……」

 ちゃんとタオルで拭いたつもりだったが甘かったようだ。
 アホな行為の結果なので文見は恥ずかしくなる。
 理由を聞かれるかと思ったが、木津は聞かなかった。
 考えてみれば、濡れている髪はレインっぽいかもと文見は余計なことを思う。

「私がキャラデザインすることになったから」
「え?」
「新プロジェクトのキャラデザ、私が担当」
「えっ!? 観月がデザインやってくれるの! すごい楽しみ!」

 気の知れた同期が自分の書いた設定に基づいてキャラデザインをしてくれる。なんとも嬉しいことだろう。

「それはいいけど、設定はいつもらえるの? こっちは設定画決まるまで作業に入れないんだけど」
「あ、ごめん……」

 他のパートでは、決まっている部分から先に作業を始めている。だが、キャラデザインはキャラが決まっていないと何もできない。

「じゃあ『長瀞』とか、サブキャラからやったらどうかな?」

 長瀞(ながとろ)とは埼玉県にある渓谷で、岸壁に囲まれた川を下るライン下りが有名だ。宮沢賢治の歌も残っていて、そこから連想してキャラ設定やデザインを膨らませられそうということから、サブキャラとして選出されている。

「こういうのはメインキャラからやるものなのよ」
「そうなの?」
「ゲームの全体の雰囲気が決まらないでしょ。リアルなのかデフォルメなのか、アニメっぽいとか。はじめに書いたキャラが基準となって膨らませていくことになるから、サブキャラからやっちゃダメなのよ」
「そうだったんだ……」

 あまり絡むことがないので、グラフィックのパートのことはほとんど知らなかった。どのように作業が進行しているのか、そもそもどういう行程があるのかも分からない。
 別に文見が無知というわけではない。ゲーム会社は専門性の高いパートが多いため、どれにも精通するというのは不可能なのだ。スケジュール管理ができて、シナリオが書けて、絵が描けて、映像を作れて、作曲ができて、人材のマネジメントができて、という人は存在しない。

「それでどうなの?」
「けっこうきついかな……。だいぶやり直しになりそう」
「できるところ探して作業始めるけど、早くしてくれないと作業遅れちゃうからね」
「ごめん、何とかする」
「私はいいんだけど、キャラデザ決まらないと動けないパートがけっこうあるから、かなり急いだほうがいいよ。モデル班なんて何もできないから、ぼうっとしてるだけになるし」
「だよね……」

 モデル班はキャラの3Dモデルを作るパートである。
 キャラデザインを元にモデルを作っていくので、キャラ設定が決まり、その上でキャラデザインも決まっていないと何も作業できなかった。

「『エンゲジ』の作業して時間つぶしてるから今はいいけど、そのうちほんと取り返しつかないぐらいになるよ」
「うん……」

 言っている内容は厳しいが、それが真実であり、文見を思っての言葉なのは明らかだったので、木津の心遣いは嬉しかった。
 ただ、こうして自分のせいで他のパートが遅れている事実が判明して、ものすごい罪悪感が生まれた。

「観月が教えてくれなかったらやばかったかも、ありがと。あと、観月がキャラデザで嬉しい」
「ン……別に」

 木津は気恥ずかしそうにして、ぷいっと顔を背け、自分の席に戻っていった。

「自分だけのことじゃないんだよね……。上流やらせてもらってるんだから、責任持たなきゃ」

 どの仕事においても、上流の仕事は憧れの花形だ。自分も当初それが嬉しくて仕事をしていた。しかし、今はそれがかなりプレッシャーになっていた。
 同期の木津が同じプロジェクトなのは嬉しかったが、彼女にまで迷惑をかけられない。何がなんでもスケジュールを間に合わせて軌道に乗らせなければいけない。
 これまでの仕事で、上流で決まったことをただやるだけで退屈だと思っていたが、そんな日々が懐かしかった。あまりに無知で笑えてしまう。

(あたしはレイン! なんでも乗り越えられる!)

 文見は自身をそう思うことにする。
 レインは鈍感というダメなところはあるが、いざというときはしっかりしていて皆を引っ張る。

(あたしはかっこいい! 誰よりも輝いてる!)

 自分も相当ダメだが、窮地を乗り越えて大活躍する、はずだ。
 文見はレインを宿してシナリオと戦い続けた。


第6話
第4話
(第1話)


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