時井 勇樹 / マーケティングプロデューサー

「売れる!」を創る実業家。 理論と行動を掛け算して成果のでる企画を提案します。 日本企…

時井 勇樹 / マーケティングプロデューサー

「売れる!」を創る実業家。 理論と行動を掛け算して成果のでる企画を提案します。 日本企業の99.7%を占める中小企業が活性すれば、日本は世界で一番面白くて優しい国になる。 そう信じて売れる商品企画と効果的な販促提案をしています。noteは思考課程が見えるビジネス備忘録。

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"一生モノの思考法” シャッター商店街で年1万個以上売れる商品が誕生した話

こんにちは、地方企業をマーケティングで強くすることを生業としている時井です。 タイトルにあるように、今回はシャッター商店街で年1万個以上売れる商品のアイデアを生み出した生涯使える思考方法をお伝えします。 この話は、適切な思考方法さえ知っていれば、どんな局面も突破できる可能性があるということを伝えるものです。 その普遍性をお伝えするために、話の題材は今から約10年前の事例とします。 思考を深めるための前提情報弊社が商品プロデュースしたお店は、お茶屋さん(以下A社)。 全国ど

    • 10年。いま思うこと。

      3月11日。東日本大震災から10年。 ここ数日は連日SNSやメディアで震災に触れる機会が多くて、色んな想いが込み上げ...出会った人や出来事を思い返す日々でした。 私は被災していません。震災当時も今も兵庫県神戸市に住んでいます。 そんな私ですが、経済面から長期的に被災地を支えたくて8年前に起業して、今も東北支援事業を展開する会社を経営しています。 よく「何がきっかけで今のような道を進むことを決めたのですか」と聞かれます。 正直、理由らしい理由はありません。 ずっと、そう

      • 売れる=認知させること「蒲鉾革命Vol.5」

        さあ、かまぼこの時間だ。 かまぼこを世に普及させるべく2019年から「蒲鉾革命」と題し、かまぼこの可能性を模索してきた。 一番良いのは「かまぼこ」が「かまぼこ」として売れることだが、これが中々難しい。 私が協業しているかまぼこ屋さんに限らず、多くの食品企業に言えることだが「ウチのが一番おいしい!」や「原材料にこだわっている!」や「チーズ味や明太子味といった沢山のフレーバーがある!」と強みを述べる。 しかし、それでは勝てないのだ。なぜなら、競合他社も同じように思っているし、似

        • かまぼこ、そらを飛ぶ「蒲鉾革命」Vol.4

          さあ、かまぼこの時間だ。 昨年5月に書いた蒲鉾革命vo.1。 その記事で紹介した宮城県南三陸町のかまぼこ屋さん「及善商店」は少しずつ...しかし確実に前へ前へと震災復興への道程を歩んでいた。 そんな中、今回世界を襲った新型コロナ。 南三陸にある及善商店も、開催のたびに大勢の人で賑わう人気イベント「復興市」の開催100回記念が延期になったことをはじめ、各地の催事なども中止に追い込まれ、本店をはじめとするお店の売上も激減。各地にあった卸先も休業などで苦しい状態に立たされている

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        • 蒲鉾革命_日本の伝統産業を考える
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          日本の伝統産業を考える「蒲鉾革命」Vol.3

          前回の7月の投稿以来ですので、ご無沙汰してしまいました。 はじめましてな方も、忘れたよって方も、過去2回の記事でおさらい推奨です。 約半年に渡り、南三陸のかまぼこ屋“及善蒲鉾”専務の善弥さんと共にかまぼこの可能性を試作や話し合いを通じて議論してきました。想像していたよりも多様な可能性が出てきまして、2人だけで話し合うのもったいないねとなり、今日の投稿に繋がります。 ずばり、皆さんのお知恵貸してください!! 今回は、実際に食べる消費者の皆さんからアイデアを募りたく思いま

          日本の伝統産業を考える「蒲鉾革命」Vol.3

          日本の伝統産業を考える「蒲鉾革命」Vol.2

          さて、蒲鉾の時間だ。 海に囲まれる島国、日本が誇る水産加工業。 昭和50年には、100万トン以上の爆発的生産量で隆盛を極めたのが、日本を代表する水産加工品として名高い蒲鉾だ。 しかし、残念ながら近年は50万トン以下の生産量にまで落ち込んでしまっている。 そんな蒲鉾業界に一石を投じる企画を練り上げるべく、現在頭を捻っている。 業界では、取り分け解決したい課題があるという。 「若者の消費減退」 この課題と向き合い新たな製品開発に意欲を示すのが、三陸地方で130年以上の

          日本の伝統産業を考える「蒲鉾革命」Vol.2

          日本の伝統産業を考える「蒲鉾革命」Vol.1

          平安時代から愛され、900年以上の歴史を持つ日本の伝統的な水産加工食品。 みんな大好き! 蒲鉾!!!!!!!! …。 …。 「えっ、なんて読むの?」となってしまった読者の方へ。 ・ ・ ・ 答えは 【かまぼこ】である。 ちゃんと読めた人は、蒲鉾を肴に日本酒をたらふく飲める仲間だと信じている。 一方で、近年では食卓に上る機会も少なくなり、若い世代ではそもそも「蒲鉾」と読めない人も珍しくない。 胸が締め付けられる想いだが、受け止めなくてはならない悲しい現

          日本の伝統産業を考える「蒲鉾革命」Vol.1