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Leica M10-D

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Leica M10-Dを中心にM型ライカの使い方や特徴を解説し、作例写真と共に紹介します。プロのフォトグラファーから見た印象と、撮影や設定のちょっとした小技も解説しています。
Leica M10に関するムックマガジンです。使い方や設定だけでなく、撮影された写真やライカにまつ… もっと詳しく
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#カメラ

山旅とライカの相性

山にライカを持ち込む人はそんなに多くないと思う。 山の中を歩いていて、多くが首からカメラをぶら下げているがライカをぶら下げている人とはあまり出会ったことがない。 これまでに1度だけ、M6をぶらさげている人と遭遇した。 年に20本ほど山行していて、記憶にあるのはその一回だけだ。 ライカ使いの写真家先輩にそんな話をしたら 「えー山に持って行ってるの?俺は無理だわ。。」 と嘲笑された。 高額な機材を汗と泥で汚していて、雨に降られて一回でダメにする可能性も十分にある。 お

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LeicaM10-Dのシャッター音

M10Dのシャッター音は、ライカ社が発表してきたデジタルのM型において最も静音仕様だとされている。 確かに、静かだ。 実際の音はユーチューブ等に上がっているものを聞いていただくとして、今回はその音と、シャッターフィーリングがどのようなものか。そして撮影と写真にどのような影響を及ぼすのかを文章化してみようと思う。

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再会して再開する、M10-D

ライカはずっとMPを使ってきた。根は真面目な性格のせいか、20代の終わり頃、ずっと敬遠していたものを手にとった。写真を仕事として扱う一人の人間として、写真自体を生み出す機械に関しては誰よりも熟知していなければならない。基本のライカを使えずしてカメラマンは名乗れないだろう。そんな過剰な思い込みもあったと思う。そして僕が好きな写真家は様々なカメラを使うタイプの人が多かったことと、35mmという写真の伝統、あるいは写真の父としてブレッソンやロバート・フランクの影響ももちろん大きい。

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