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x100f 内蔵フラッシュを使う


x100fには小さなフラッシュも内蔵されている。内蔵フラッシュが便利だということは、昼夜関係なくカメラと共に生き、写真を撮っている者にはよくわかると思う。
そうでなくても、写ルンですにだってついているのだから、逆光時の日中シンクロで人物の顔を起こしてあげることはその世代の者ならば、自然にやってきた行為だ。
ライカにはついていない。どちらが良いかというのは、撮影のスタイル、あるいは写真家のスタイルの問題なのでなんとも言えない。

夜道を歩いていて、花に出会うと、よってこのフラッシュを使いたくなる。
花にとっては、少々暴力的で申し訳ないと思うが、x100fのフジノンレンズと相まって、艶かしく、色っぽく写ってくれる。
モードはプロビア、jpegLの撮って出し。いつものごとく何もしていない。
もう少し強めに炊いて、後でコントラストを上げたなら、テリーリチャードソンやヨーガンテラーもきっと使いたくなる絵を生むだろう。

フラッシュを使いたい時は、メニューのフラッシュの項目から設定する。
TTLでもマニュアルも可能だ。

しかしわざわざメニューに行くのは手間がかかる。フラッシュを頻繁に使う者にとっては、ボタンひとつでいきたいところだ。
メニューからセットアップ>ボタン・ダイアルセッティング>ファンクション設定へ行き、正面のファインダーレバーのボタンをフラッシュに設定する。

これで人差し指一本で、フラッシュ設定画面が現れ、一発でセットすることができる。
夜でも、室内でも、日中でも、気軽にフラッシュを使っていこう。

f2.8 s1/60 iso800 provia(standard)

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