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ZV-E10で旅を撮影する

現場でのカメラの取り回し易さとは、重さとサイズだけに現れるのではなく、ボタンやグリップの感じ、メニュー設定からシャッターまたは録画ボタンを押すまでの一連のフローの中に生まれるのだと思う。

もちろん、重さとサイズは重要だ。移動しながら旅の中で撮っていくような場合は、レンズの長さ一センチ刻みまでもその使い心地に関わってくる。それは自分が荷物を最小化しており、持ち物の中でもカメラの存在が特に目立つようになっていることも一理あるが、様々な機材を使う中でその差異のようなものが立ち現れてくるのだ。そしてそれが楽しい。

一泊二日の南知多の旅で、SONY EV-E10を初投入してみて、気付いたことをいくつか連ねてみる。

実際に撮影した映像はこちら。

まず、明るい屋外では露出の見方がなかなか難しく感じた。ファインダーが無いため、背面液晶で判断するしかない。晴天の自然の中では、液晶が見えにくいことを考慮して、ゼブラ表示をONにして撮影に挑んでいたが、それでもなかなか判断に迷う部分があった。

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