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「バランス」について考えたら見えてきたこと

私は妊活をしているのですが、結果が出ないとつい粗探しして、
不妊原因と思われる全ての要素を、排除しようと神経質になり、自分や夫に対して、厳しく不寛容になってしまいます。
最終的に、夫自体も排除しかねない勢いで、本末転倒です。。

また、世間の悲しく辛いニュースを目にする度に、
傷つける人、殺す人が何故存在するんだろう?彼らさえ居なければ平和に暮らせるのに、と、ふと思ってしまったりします。

こんな風に、
自分の目線で評価を下し、ネガティブな物は排除したいという考え方をする自分に、ある時、疑問を抱きました。

そんな時、
物事の「バランス」を示す、下記5つの話が、記憶から蘇ってきました。

◆陰陽説(東洋医学)

自然界のあらゆるものはすべて、陰と陽の対になる2つのどちらかに分類でき、対立しているが、相手なしには存在できず、相互に依存しあっている。

◆働きアリの法則(Wikipediaより引用)

一見サボっているように見えるアリの存在が、実は大きな役割を果たしている。
すべてのアリが同時に働き始めるとアリが同時に疲れて休むことになり、
長期的には仕事が滞りコロニーが存続できなくなる。
一生働かないアリもいるが、そんなアリがいる一見非効率なシステムが、コロニーの存続には必要。

◆光が多いところでは、影も強くなる(ゲーテ)

「光」あるところには必ず「影」が存在する。
誰かが「影」を引き受けてくれているからこそ、「光」輝ける人がいる。

◆善玉菌と悪玉菌

腸内には善玉菌と悪玉菌、両方が必要。
なぜなら善玉菌は悪玉菌と戦うことで、その効果を発揮してくれるから。
悪玉菌がゼロになればいいわけではなく、バランスが大切。
善玉菌2割、悪玉菌1割、日和見菌7割 のバランス。

◆奇跡のリンゴ(農家 木村秋則の記録)

無農薬でのリンゴ栽培を夢みた木村さん。山中の木を見て、リンゴ栽培における土の重要性に気付いた。山では落ち葉が重なり、それを虫や微生物が分解して土ができ、落ちた木の実が土の深い部分まで根を伸ばす。
すべての命が他の命と関わり合い支えあって生きる、その環境でこそ、木は自然本来の強さを発揮する。


5つの話は、ジャンルがバラバラですが、「バランス」の話として共通するものがあり、ハっとさせられました。

世の中は混沌としているようで、全て何かしらの「バランス」の上に存在している。
もともと不要な存在は無くて、全てありのまま在っていい。


自分自身も、何かしらの「バランス」の一部なのだろうと思えば、
器以上になろうとジタバタしたり、神経質にならずに、
ただ自分の「バランス」を知り、保つよう意識さえしていれば、間違いないのかも。と。

そうか、自然体とはそういうことか、と今更ながら思ったのでした。

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