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イラストレーター、漫画家。著書に「実録・解離性障害のちぐはぐな日々」(合同出版)。アニ…

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イラストレーター、漫画家。著書に「実録・解離性障害のちぐはぐな日々」(合同出版)。アニメ「おしえて北斎!」美術監督。お仕事のご依頼承ります。https://tokinweb.jimdofree.com/

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図書館で何を見るか

これは書かずにはいられませんでした。 別に不快だったわけじゃないのです。 ただ、何を読んでるのかわからないのに、隣で「ははーん」とか言われたら気になりません?! おじいさんは一体何に関心したのか?何を見て、そんな深く頷くほどの気づきを得たのか?時事問題か?スポーツか??? 私は仕事に使う資料を見ていたんですが、気になってたまらないので喫茶店に移動、速攻でこの漫画を描きました。 ネタは鮮度が大事。 お仕事のご依頼承ります イラスト、まんが、テキストのお仕事承ります。 連

    • おみくじに負けた心

      ↑前回、おみくじで凶を引いた私の続きです。 確かに、「イエ〜イ!大吉、来い来い」などと思いながらくじを引く私より「良いといいな〜」と言いながらくじを開く彼の方が謙虚であることは間違いないでしょう。 しかし私はこの時本当に凹んでしまい、どのくらい落ち込んだかというと、インスタのアンケート機能で人から励ましを得ようとしたくらいです。 お知らせ その1 双極性障害の催しに、トークで少しだけ出演します。私は13:00からのコーナーです。 詳細は双極月間さんのnoteをご覧下さ

      • おみくじに負けるな

        以前ここに、おみくじが末吉で凹んだという話を書きました。 これ↓は1月です。 そして2月。節分の際に再び「末吉」を引きました。上図の通り私はつねに「イエーイ!来い来い大吉」というテンションなので、2連続はさすがに意気消沈です。 そして先日、高尾山に登る機会がございまして、再度臨んだのですよ。おみくじに。 ロックは私の味方だと思っていましたが、神社とロックは関係ないみたいです。 書かれていたのは「全体的にふんだり蹴ったり。身の丈を見誤らず、慎んで謙虚に生きてください」的

        • フリーペーパー展に行ってきたよの話

          ゾンビ道場が参加している、高円寺・ギャラリーharuの「フリーペーパー展」。先日会場に行ってきました!! インディーズ出版物、同人創作活動という点ではフリーペーパーもミニコミもZINEも大して変わらないのに、なぜ私はこんなに「ZINE」という言葉を卑屈な目で見ているのでしょうか?わかりません。 そう、例えるなら、ズボンをパンツと言えるか?「プルオーバー」の意味が即座に解るか?TwitterをすんなりXと言い換えられたか?そういう時、つい「Xと言ったらX Japanじゃんね

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        記事

          「こわれ者の祭典」のこと

          依存症専門オンラインメディアAddiction Reportさんで、こんな記事がアップされていました。 月乃光司さんは、心身障害者パフォーマンス集団「こわれ者の祭典」主催の方です。 私はかつて「こわれ者の祭典」にかなり人生を救われていたので、久々にその名前をメディアで見て、おおっ!と嬉しくなってしまいました。 私が、このイベントに出会ったのは20歳くらいの頃。 もともと出演者の友人だったのが始まりで、初の東京公演からだいぶ長い間、お客さん兼ボランティア(?)として関わって

          「こわれ者の祭典」のこと

          双極性障害のイベントに出演します

          双極性障害啓発月間にちなんだイベントに、トークで出演します。 今回のイベントの主催であり、双極性障害の当事者のちどりさんと二人でお話をさせて頂く予定です。 3月9日(土)、会場は、かながわ県民センター(横浜)にて。 これまでちょこちょこ話してはいましたが、リアルのイベントで双極性障害の話をするのは初めてかもしれません。ぜひお目にかかれたら嬉しいです。 当日は質疑応答タイムがあり、事前に質問を募集しているそうです。ご興味ございましたらぜひ! 引き続きのお知らせ高円寺でのフリ

          双極性障害のイベントに出演します

          「生きづらさ」という言葉の変遷

          2月11日、世田谷で行われている「みんなでかたろうひきこもり」というイベントにちょこっと出演させて頂きました。 私はオープニングトークで少し話をさせて頂いただけだったのですが、当事者の方や、支援者、ご家族の方からのお話を伺って、難しいなと思ったり、考えさせられたり…でもなんか、ほっとする日でした。 孤独な思いをシェア出来る場があること、その場を作った人がいて、そこに集う人もいて…という全体像が、なんか良いなと思ったのです…。 トークをするにあたり、何を話そうかなと数日間考

          「生きづらさ」という言葉の変遷

          福を我が家によろしく

          数日前の話になりますが、今年の節分は、日野市の高幡不動尊まで豆まきを見に行ってきました…。 キティちゃんを拝むベストポジションはどこなんだろう、と思いましたが現地に着くやいなや、キティさんグッズをまとった“キティガチ勢”の方が並んでいたのですぐにわかりました。ありがとうございます。 お参りをし、お守りを購入した後おみくじチャレンジ。 正月のおみくじが、控えめな末吉だったので「今度はデカい運とったるで」とばかりに臨んだんですが、再びの末吉であった上、一行目から破壊力満点のふ

          福を我が家によろしく

          澄み切った色の先(TMGEの映画を見た話)

          ミッシェル・ガン・エレファントの映画を見に行ってきました。 昨年末のチバさんの訃報に、実はすごいダメージを喰らっていて…。あれから数日間、自分でもびっくりするほど、日々呆然と泣いていました。 というわけで、弔問のような気持ちでテアトル新宿へ…。 映画は、ドキュメント的なものではなく、ほぼライブシーンのみ。リアルタイムで聴いていた頃の熱狂や高揚感、それから解散前の寂しさとか、自分の10代の感覚まで全部頭の中に蘇ってきて、後半はちょっと苦しいほどでした。 そこまでガチなファン

          澄み切った色の先(TMGEの映画を見た話)

          刺激に飲みこまれないように

          具体的に何をしていたかというとただ“バタバタしていた”という印象なのですが、なんだかんだ今月はよく人に会った気がします。 色々な社会問題について気になること・憤ることはありつつ、心身の調子が良くなかった昨今。若干の後ろめたさと共に「継続して抗議行動などを続けられる人は、なんでそんなふうでいられるんだろう」と思っていました。 そこで先日、具体的な活動を続ける友人へ、そのモチベーションを尋ねたところ、しばし考えてから「自分を諦めたくないから」と、ぽつり。 「社会を」とか「人間の

          刺激に飲みこまれないように

          副作用と日常

          病院の話の続きになりますが、新しい薬を飲み始めました。 実際、悩んだ副作用が多かったのは事実なんですが、たぶん関係ないであろうことも全部「副作用のせいだ」と思うことで乗り切りました。 夫もこれに付き合ってくれ、私が「また寝過ぎた」「また1日が終わってしまった」「洗濯を忘れた」「野菜炒めがこげた」「郵便局に間に合わなかった」などと言うたびに全部「副作用だよ」と言ってくれました。なんて出来た伴侶なんだ。 おかげさまで薬は効いていて、変な緊張などがだいぶなくなっています。よか

          副作用と日常

          冷たいが甘い

          ここ数日は修正に次ぐ修正に次ぐ、ラフラフラフ…をやっています。 時折「もうだめです」と思うとベローチェでコーヒーゼリーを食べたりしながら… 前作「実録・解離性障害のちぐはぐな日々」が出たのはもう5年も前になるのに今も時々、本を読んで「自分だけじゃないって思った」というメッセージをくれる方がいたりして、その度に本当に安心します。 そうそう、一人じゃないよ。あれを書いた私は今ちゃんといるし、あれを読んだ人は他にもいっぱいいるし、あれを読んでくれたあなたもここに来てくれてありがと

          冷たいが甘い

          薬と面子をとりもどしたい

          前回の続きです。 ボーッとしていたら処方箋を道に落としてしまい、結局また取りに行きました。 「あー、そうなんですね〜」とか言ってスルーされると思ってたので戸惑ってしまいました。 ちなみに、処方箋の再発行をクリニックで→薬局、と言う流れだったんですが、クリニックの受付の人はめちゃくちゃ慣れた様子でした。 メンタルクリニックは、ほら、色んな人がいるから。私の…仲間みたいな人も…いるでしょう…。 いる?いるはず…。 お知らせこちらのイベントに、ゾンビ道場で参加します。 ギャ

          薬と面子をとりもどしたい

          危機と笑い

          新しい薬を始めました。 ボーッとしてるから病院に行くのに病院が遠いので、行きも帰りもボーッとしてることが多いです。 私はドリフをそこまで熱心に見ていたわけではないと思うんですが、そんな私ですら、このように何かというと頭によぎってしまうのだから、時代を作った笑いというのはすごい。 漫画はまだ続きがあります。それはまた明日…、明後日…?そのくらいに…。 お知らせこちらのイベントに、ゾンビ道場で参加します。 ギャラリーharu & みじんこ洞 冬の企画展〈フリペ展〉 開催

          危機と笑い

          今年の視聴初め

          ここ数日で、フゴフゴと吸っていた映画などの記録です。 映画「落下の王国」 息を飲むような色と景色と造形物の美しさのバランスが延々と続く、信じられない作品。 その映像美はもちろん、空想と現実が交差しながら展開し、少しずつ登場人物の気持ちが変わっていくストーリーがまた、セラピー的で心に染みるのだ…。見るたびに「こんなに完璧(に私好みな)作品がこの世に存在するなんて……」と胸をかきむしってしまう。 ただ、私が見てるのは前にテレビで録画したやつなので、美しい映像の合間合間にグ

          今年の視聴初め

          2024年が来たぜ

          遅ればせながら、2024年のご挨拶です! 年明け早々酷い事が続きましたが、敢えて…楽しかった年末年始の思い出を書きます。 年末年始はだいたい具合が悪くなります。そのため、気を紛らわすべく毎年、年末はずっとクリスマスの準備をしたり掃除をしたりおせちを作ったり、三が日ともなれば「もう絶対に何もしない」と決めてダラダラするようにしており、それで結果的に…年末年始が好きです。 視聴率の低迷が叫ばれている紅白歌合戦ですが、これもまた大好きです。なんか…風物詩として、景気がいい感じが

          2024年が来たぜ