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その「大変さ」を迎えにいこう (お仕事報告)

こどもの人権をテーマに毎年行われている、東京弁護士会さんによる演劇公演「もがれた翼」のイラストを今年も担当させて頂きました。
今年のテーマは「いじめ」という事で、あちこちに離れているようでありながら、相互に関わり合っていく子供達の様子を描きました。

「もがれた翼」とは…?

「もがれた翼」は現役の弁護士さん、子供シェルターのスタッフ、子供達という「超現場」なメンバーで作られている演劇公演です。
しっかりと現実を伝え、しかし暗くならず、見た後に前向きな気持ちになれるお芝居。これをなんと、25年も続けているというのだからすごい。継続は力であり、光ですね…。
縁あってここ数年関わらせて頂いているのですが、こういう熱意のある取り組みに自分の絵が携われている事が本当に嬉しいです。


子どもと「大変さ」

私自身が今抱えているメンタルの問題の多くは恐らく、自分の大変さを飲み込む癖を子供のうちに覚えてしまったのが原因なんだろうと思ってます。
その時にきちんと伝えられたら良かったと今となっては思うけれど、実際、経験も言葉も少ない子供が、自分の気持ちを適切に伝えるってだいぶ難しいですよね。「こんな事聞いてもらえるのかな」とか「我慢した方がいいのかな」とか…。助けを求めるって、大人になっても大変だ!
だからこそ、「大丈夫?」と介入していく人の存在ってとても大きいと思うし、自分もそうでありたい。せめて絵が、そういう不安感を迎えに行ける存在になれたらいいなといつも思っています。

今年の公演は8/24,25赤坂区民センターにて開催です。皆様、ぜひぜひ足をお運び下さいませ!

公演詳細はこちら
もがれた翼part26「素数とくるみ」

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