『THE FIRST SLAM DUNK』COURT SIDE in THEATER vol.4のまとめ。

はじめに

2023年6月25日(日)に丸の内TOEIで開催された湘北ベンチトークイベント付き上映会『THE FIRST SLAM DUNK』 COURT SIDE in THEATER vol.4。
ライブビューイングで参加したので、自分の覚書のためにまとめておく。

※以下、原作『SLAM DUNK』及びそれに伴う各メディアミックスや、『THE FIRST SLAM DUNK』などのネタバレが含まれます。ご了承ください
※メモを取りながら鑑賞していたわけではないので、あくまでも雰囲気です。正確な内容ではありません


トークイベント(ネタバレ注意)

『THE FIRST SLAM DUNK』映画本編終了後、準備時間ほぼゼロでMCの男性スタッフが登場。
MCの紹介で、声優さんたちが上手側袖より登場。
順に安西光義役・宝亀克寿さん、佐々岡智役・星野佑典さん、桑田登紀役・村田大志さん、塩崎哲士役・櫻井トオルさん、安田靖春役・阿座上洋平さん、角田悟役・遠藤大智さん、石井健太郎役・堀井茶渡さん、彩子役・瀬戸麻沙美さん。
下手から登場順で並んで挨拶。
挨拶は、阿座上さん、櫻井さん、遠藤さん、村田さん、堀井さん、佐々岡さん、宝亀さん、瀬戸さんの順。
堀井さんが元バスケ部、遠藤さんは「小学校から高校までバスケットをやっていた」とのこと(湘北5含むキャストの皆さんの元バスケ部率の高さ……)。
村田さんは「フェイダフェイ!?」で何度もテイクを重ねたそう。
あと、恐らく皆さん全員、湘北Tシャツを着ていらっしゃいました。
瀬戸さんは湘北ジャージの上を羽織っていて、とても可愛らしかった。
堀井さんは上下湘北ジャージ(自分で通販で購入したらしい)に加え、この日も収録の日もバスケ部時代にはいていたインナーを身に着けていたとか。

・木暮公延役・岩崎諒太さんのVTRメッセージ

当日、参加できなかった岩崎さんからのVTRメッセージ。
キャストの皆さんが左右に分かれてスクリーンを避け、VTRが流れる。

最初、「木暮役のオファー」みたいな字幕が出ていたので、「岩崎さんにはオファーが来てたの!?」と思いましたが、その後普通に「オーディションを受けて合格した」とのことだったので、そもそもオーディション自体がオファー制(井上雄彦監督の中で声のイメージの近い声優さんをピックアップして声をかけ、最終的にオーディションで決定)だったということなのかも。
印象に残っている台詞については、深津一成のインテンションファウルを受けての「インテンション…!?」は何度も録りなおしたそう。

岩崎「『インテンション…!?』(喜び)と演じたらもっとナチュラルにと、喜びすぎてはいけない。次に『インテンション…!?』(静か)という感じだと、それも違うと。『まさか深津がこんなミスをするとは』というニュアンス。木暮の台詞としては、終盤みんなを『がんばれ』と応援する台詞が印象に残っています」

今回は登壇者が多かったので、結果的には岩崎さんが1番たくさんお話しされていたかも……? というようなイメージ。

・MCからの質問「『THE FIRST SLAM DUNK』が公開されて、いかがですか?」

人数が多いからか、最初は誰が口火を切るか……みたいな雰囲気になったのですが、阿座上さんが先陣を切ってくださいました。

阿座上「それじゃあ僕からいいですか? 原作を読んでバスケットボールを始めました。山王戦はアニメ化していなかったので、友達と『自分が監督ならこう演出する』みたいな話をしていた。実際に映画がつくられて、井上先生が監督を務めて、その想像を超える作品だった。その作品にヤス(基本的に阿座上さんは安田のことを『ヤス』呼び)として参加できて感無量」

・MCからの質問「収録についての想い出」

ベンチ組は安田・角田・桑田組と、塩崎・石井・佐々岡組に分かれての収録だったらしい(うろ覚えだけど、「田」が集まった組だなー……と思ったような気がする)。

瀬戸「私は皆さんとご一緒することはなくて、仕事としては今日初めてお会いしました」

瀬戸さんは収録2回、他の方たちはおおむね3回、阿座上さんは4回。

阿座上「(宮城)リョータとヤスの回想シーンを、リョータ役の仲村(宗悟)くんと一緒に録れて良かった」
瀬戸「リョーちん(基本的に瀬戸さんは宮城のことを『リョーちん』呼び)とふたりのシーンを仲村さんとご一緒させていただきました」
宝亀「確か3回撮影をして、ほとんど同じ台詞。監督が横(すごい近い場所を指す)でじーっと見ていて驚いた。こういうのは初めてだった。あの大監督が」
瀬戸「私も収録中は監督にじっと見られていた。最初の収録のときはまだ全然情報が明かされていなくて、監督が井上先生と気づかなかった。挨拶のときに『この仕事は初めてで』とおっしゃっていたので、『普段は実写の監督をされているんですか?』と訊いたら、『そういうわけでもなくて……』と。周りはみんな気づいていたのに教えてくれなかった。収録が終わったあとに『井上先生だよ』と言われて、本当に驚いた。井上先生って、もっと年配の方と思っていたけれど、本当に物腰柔らかでお若くて……まさか井上先生だとは思わなかった」

・会場からの質問「自分が出ているシーンでも、そうでないシーンでも、好きなシーンや印象に残っているシーンを教えてください」

堀井「石井ちゃんで言うと、やっぱり『湘北に入ってよかった……』です。これを言えて良かった。石井ちゃんは熱い男で、『ゴリラダアア――ンク!!』のときのガッツポーズでものけぞっているんです。LINEスタンプにもなっている場面なんですけれど、のけぞりすぎて顔が見えていない」

阿座上「オープニングが好きです。もう、あれを見ただけで満足して帰ろうかと思った。全員筋肉の付き方や歩き方が違う。長い手を持て余すみたいな流川(楓)とか」

櫻井「桜木(花道)に念を送るシーンは、最初は塩崎だけだった。だけど、どうせならみんなで送った方がいいと提案して、それが採用された。嬉しかった」

宝亀「台詞ではないけれど、自分は熱血漢なので、安西先生のガッツポーズが好き。最初は、安西先生の怖い台詞とかもあった(『聞こえんのか? あ?』でしょうか)けれど、次の収録のときにはなくなっていた。『自分の芝居が下手だったかな?』と不安になったけれど、監督に『宝亀さんは今のままで十分安西先生を表現できていますから』みたいなことを言われて、『ああ、芝居がうますぎたんだ』と。この中の誰かが噛んだらガッツポーズをしようと思います」

・会場からの質問「最初に脚本が届いたときはどんな気持ちでしたか?」

阿座上「これが『SLAM DUNK』の脚本か……! と思いました。映画の脚本って、情報漏洩とかの観点で収録後に返却するんですが、返したくないって思いました」

・会場からの質問「『THE FIRST SLAM DUNK』 COURT SIDE in THEATER vol.2で、深津役の奈良徹さんが『描かれていない性格を想像・妄想しながら役づくりをした』とおっしゃっていたが、皆さんの役づくりがあれば教えてください」

遠藤「あります。角田は絶対声が通らないと思っていた。コンビニで『からあげください』って言っても、『え?』って訊き返されるような」

星野「佐々岡は見切れてるイメージがある。原作でも、石井桑田までは入っていても、佐々岡がカットされていたりする」
村田「ごめんね」

・会場からの質問「試合前夜の宮城と彩子のシーンが大好きです。あのシーンで、監督から特別なディレクションなどはありましたか?」

瀬戸「あのシーンについての特別なディレクションはありませんでした。ただ、『あっけらかんとしゃべるようにしてください』という指示があった。彩子さんは、リョーちんのことを理解している。普段のランニングでリョーちんがこの時間にこの道を走っているというのがわかっていたから、あそこで待っていた」

ちなみに、インターハイ前夜のエピソードなので「普段のランニング」ではないのですが、その件については瀬戸さんの公式Twitterにて説明がされています。

質問タイム終了。
最後に、壇上の皆さんから一言ずつ挨拶。
宝亀さんが、安西先生の名台詞「最後まで…希望を捨てちゃいかん。あきらめたらそこで試合終了だよ」を披露。
キャスト陣も観客も盛り上がる。
さらに、挨拶で他の方が噛むと、宣言していたように「ヨシ!」とガッツポーズをする宝亀さん。
阿座上さんが、「自分たちベンチメンバーもこのイベントに参加できて、僕たちもチームの一員として確かにコートで戦っていたんだと思った」と最後を締めてくださいました。
キャストの皆さんが退場したところで、ライブビューイング終了でした。

おわりに

こうやって、公開半年以上経ってからもトークイベントが開催されて、新しい仕事にどんどん取りかかっているであろうキャストの皆さんが集結してくれるというのは、とてもありがたいことだと思った。
vol.2の山王トークのときにも思ったのだけれど、決して出番が多いキャラクターばかりではないのに、それでも少ない台詞を大切に演じて、演じたキャラクターを愛してくださっているキャストの皆さんには、本当に頭が下がる。
残念ながら現地鑑賞はできなかったけれど、ライブビューイングで観られて良かった。
恐らく、最後の観客参加ありの『THE FIRST SLAM DUNK』 COURT SIDE in THEATERだと思うけれど、ライブビューイングや特別映像付き上映のおかげで何とかすべてのイベントを鑑賞できた。
上映回数が少なくなっている5月~6月の時期に、それらの実現のため調整いただいた関係各位にも心から感謝している。

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