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老いらくの恋 第7話

「イエップン アガシ(綺麗な可愛いお嬢さん)」に恋しています。
第6話に続いて、約10年前に行った韓国語学研修について話します。

この人はテコンドウの選手です。

上の写真3枚は、先生様(ソンセンニム)です。
いずれがあやめか杜若。

こちらはコンゴ共和国から来ている20歳のアガシ(お嬢さん)。このヘアスタイルは手がかかっていて、友達が結い上げるのだが、なんと10時間かかるという。びっくりしました。

コンゴから来ている若者は、コンゴの共通語のスワヒリ語、公的な場で使われるフランス語、英語、留学先での韓国語、少なくとも4ヶ国語を操れます。
留学生は、1年間の韓国語研修の後、それぞれ専門(例えば土木、工学、看護)などの学校に転校し、4年間の教育を受けます。

これは、節子。ソウルのミョンドンでサムギョップサルを注文した時の写真です。プレートが斜めに傾いてセットされ、肉の左に見える白いのはニンニク、そしてキムチ。肉からでた油が流れてニンニク、キムチにそそぐようになっている。キムチの辛さも程よく抑えられています。

ところで皆さん「地図を読まない女、人に物を尋ねない男」と言う本があったが御存知ですか。われわれ夫婦はまさにそのとおり。
ソウルのロッテホテルに宿を取り、街を散策、南大門シジャン(市場)から帰るとき、道に迷いました。
私は一応韓国語が話せるし、地図も持っていました。自信満々ホテルへの道を見つけ歩き出そうとすると、節子はいきなり通りかかりの男子学生に声をかけ、堂々と日本語でロッテホテルへ行きたいと言い出した。学生は当惑したような顔で、「together」と言ってホテルまで案内してくれました。節子は得意満面、「私のおかげでホテルに着いたでしょ」。夫の面目など気にしません。

韓国では色々な人に助けてもらいました。
世界遺産「水原華山(スウオン ファサン)に行った帰り、地下鉄でソウルに戻れると知り地下鉄に乗りました。ほぼ満席。疲れた様子の節子を見つけた男性が、いすに座っている若者に声をかけ、立ち上がらせ、席を譲ってもらいました。実にさわやかな光景です。

隠れた名物

私が韓国で食べた中で一番美味しいと思ったのは「トスト」です。それもシジャンの中の店で食べるのが美味しい。
熱々の鉄板にマーガリンをたっぷりぬり、薄切りの食パンを2枚焼く。好みで、キャベツの千切り、ハム、卵、スライスチーズなどを傍らで焼きトッピング。さらにグラニュー糖をふりかけ、パンにはさむ。これを手紙に包み手にもって歩きながら食べる。コレストロールたっぷり、体に悪そうなものですが、これが美味くて安い。初めて食べた時は800ウオン(当時のレートで80円相当)。機会があったらぜひ試してください。
「トスト」の語源は「toaster」だそうです。


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