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「ユルく順序良く」をテーマに絵を描くときに頭に置いておくと便利な方法あれこれ(投稿テスト版)

絵にまつわる仕事をいろいろとやっている刻田と申します。
もともとNOTEはユーザーで見る専なのですがせっかくアカウントもあるし、SNSでも流れていくだけでもあるのでまとめられるものはまとめておこうと思いまして、適宜解説もコミでまとめていこうかと思います。

だいたいの比率で覚える人間の体のバランス

まずは人間の体のバランスについてです。ここが基本的なところになるというか人間って多少の個体差はありますが極端に比率とバランスを変えてしまうと人間に見えないというのもありますのでまずは基本のバランスを知る必要があります。そこで重要になるのが

人間の股の位置は頭蓋骨から踵までの位置のだいたい1/2にある
そしてだいたいその横に手首がある

という順序で覚えることです。
もちろん人によって多少違うところもありますし、足が長い(短い)人もいるじゃないかと思われるかもしれませんが一般的な体格の成人で足が長いといっても他の人のミゾオチの部分に股が来てる人って見たことないと思うんですよね。逆に膝の位置に股が来ている人も見たことがないと思います。

とはいえ足が長く見える人もいるわけですが、じつはそれ物理的に長いわけではなく単に頭に対しての足の割合が大きいので(6頭身なら頭1に対して足は6だけど、10頭身なら頭1に対して足は5になるため) 結果長く見えるという話になりることがほとんどです。
スタイルがいいといわれている人で顔が大きい人が少ないのはそういう理由です。

ただ頭ではそれが理解していたり、普段の生活で見ている周りの人というのはそういう比率であって見ているにも関わらず、絵描きの習性として足を長く書こうとすると比率に対しての長さではなく物理的な長さに目が行ってしまうために人間のミゾオチのあたりに股が来てしまい、結果的に人っぽい動きの取れない体が出来上がってしまうわけです。

実はこの「顔は描けるんだけど体が描けない」という人の多い傾向としてトップは体を描いた事ないが一位なんですが
割と多いところでそもそも人間の体の比率とバランスが間違えているので資料を参考にしてもその通りにならないから結果描けない。というパターンも多く本人も気づかないことも多いので一度見直してみるとよいかもしれません。

なんで大体1/2なのか

もちろんもろちんこれは正確な位置というわけではなくざっくりとした比率とバランスになるのですが、なんでこれでやるのかというと絵を描くときの構図は正面ばかりではなく上下左右遠近いろいろと人物を描くことが多いと思います。

その際に例えばアオリ構図で「0.8:1.2」ではいどうぞ!と言われてもまぁなかなか描きづらいですが、「1:1」って言われると大分楽になりますし
あと前述した絵描きの習性もあるんですが微妙な比率の絵を描こうとすると微調整を強調しすぎて(矛盾してますがよくある話)比率が極端になってしまうということが多々あります。
なのでだいたい1/2とかの楽な割合で作り始めて、あとで好みで微調整ってやってあげると角度が変わってもまとまりやすいしずれている場合の修正も楽という話になります。あとまぁ正確な配分言われても個体差もあるしそもそも覚えてらんないですからねw

というわけで正確に厳密にというよりも、ユルく順序良くというのが割と調整もしやすいですし覚えやすくもあるのでうまく活用していただければと思います。


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