第1回 痛いポエム選手権エントリー作品

こんにちは、ちーぼうです('ω')

遅くなってしまいましたが、8/29 22:00~開催する、第2回痛いポエム選手権に向けて、第1回にエントリーいただいた作品をまとめました!※当日に読み上げた順とは異なります。

80を超える作品を皆さんニお送りいただき、大変盛り上がった第1回!ぜひこの勢いのまま、第2回を迎えられたらうれしいなと思っております♪ 前回作品を参考に、ぜひ皆さんの痛いポエムをお送りください!

第2回のテーマは…【夏!!】
実施日:8月29日(土)22:00~ 
ポエム応募〆切:8月16日(日)
応募方法:ちーぼうのTwitter DM
応募ルール:1人3ポエムまで    

第1回ダイジェスト動画:https://youtu.be/KyIPCB_Uk8M
第1回アーカイブ:https://stand.fm/episodes/5ed28fff00ec6e31013b1162
最終選考ノミネート4作品:https://stand.fm/episodes/5ed2981e00ec6e229a3b116e

今回も、ひつじ珈琲プレゼンツで、優勝者には豪華賞品を出していただきます!そちらもお楽しみに♪ https://hitsuji-coffee.com/

それでは!まずはあの、話題を呼んだ「むにぃ」シリーズから行きましょうか! 

  〈1〉いちごみたいなお鼻になりたいの。だって舌をのばせば、いつでもいちごをぺろぺろなめらられるんだもん。むにぃ。

〈2〉夕焼け空ってあんなに綺麗なのに、なんだか寂しいの。だってこんなに楽しかった今日が終わっちゃうから。明日はどんな日になるのかなぁ。むにぃ。

〈3〉夜の公園は誰もいないから大丈夫って言われても、お月様が見てるから、なんだか裸は恥ずかしいょ。むにぃ。

〈4〉生クリームってカワイイから、漆喰の代わりに塗ろうよってパパに提案したから、お家がシロアリさんに食べられちゃったの。生クリームもぐもぐするアリさんって、とってもkawaii。むにぃ。

〈5〉ふわふわの布でノートを作って子猫の爪で絵を描くの。早くしないとおやつの時間になっちゃうんだから、優しく爪を立てて欲しいの。むにぃ。

〈6〉お風呂の泡ってなんだか不思議。模様がクルクル変わってちっちゃな地球みたい。だから指でつついてすぐに割っちゃうの。だって、泡の地球にもう1人のあたしがいたら、嫉妬しちゃから。むにぃ。

〈7〉綺麗な鳥は飛ばないの。あなたに見つめて欲しいから。むにぃ。

〈8〉四つ葉のクローバーなんていらないの、一緒に探す時間が宝物だから。むにぃ。

〈9〉雲みたいに、いろんな形になれたらいいのにな。ふわふわのわたあめみたいなのに、本当は水蒸気なんだってパパが言ってた。パパはなんでも知ってて本当にすごいって言ったら、ルブタンのお靴買ってくれて、タク代も弾んでくれたから大好き!むにぃ。

続いて、解説付きで送られて来た、意外と奥が深い!? 2作品をご紹介!

〈10〉彼女が去って、猫だけが残った…残された彼女の荷物に身体をすり寄せる猫を見ながら僕は思う… 悲しいけど、三毛猫のオスだからプラマイゼロ!

《解説》 三毛猫はほとんどがメスで、オスが生まれる確率は一般的に1/3000~1/30000以上といわれています。三毛猫のオスは希少価値があるという事で、かなり高額で設定されていると話題になりました。とあるテレビ番組で紹介された三毛猫のオスが2,000万円だったという話もあるくらいなので、それほどに珍しい猫だという事がわかります。

〈11〉生まれた村がダムに沈んだ日曜日。学校も、公園も、あの子に告白した駄菓子屋も、みんな水の底になったけど。帰りに、汚いとはいえ、高そうなZIPPOを拾ったのでプラマイゼロ!

《解説》 ZIPPOとは、オイルライターのブランド。昭和から平成前半において、中高生の男子の間で1度は流行った大人アイテム。たまに落ちている事があり、中高生男子が拾うと天にも昇るような心地で喜ぶ。偽物も多い。

ここからは、応募作品を作者ごとにまとめて載せていきます!※プライバシー保護の為、お名前は伏せさせていただきます。

〈12〉お前をずっと笑顔にするって言ったのに。どうして今はあの子と笑い合ってるの?

〈13〉あの時言ってくれた言葉を、今はあの子にも言ってるのかな

〈14〉あなたの側にいる事が私の幸せだったのに。あなたの幸せは、あの子とのこれからなんだね。

〈15〉2人で見た景色を、あなたはどんな気持ちで見ているのかな?

〈16〉【田中圭に言われたい事】今日は何系の気分?中華系?洋食系?それとも田中圭??笑笑

〈17〉君と出会うまで、こんな気持ちになる事がなかった。ビビッとくるってこんな気持ちなんだ。もう少し早く出会えてたら、俺は幸せだったのかな。

〈18〉新友から真友となり、心友そして親友となる。

〈19〉早く走れなくたっていいんだよ、僕が迎えに行くから。いつでも君は、僕の一番だよ。

〈20〉早く登れなくたっていいんだよ、僕がエレベーターを買ってあげるから。いつでも君は、一番だよ。

〈21〉早く喋れなくてもいいんだよ、僕が録音して2倍速で聴くから。僕の中では、君は早口。

〈22〉早く出社しなくてもいいんだよ、僕が役員にしてあげるから。もう勤怠管理を入力しなくて大丈夫。

〈23〉早く起きなくていいんだよ、僕が闇で世界を覆うから。毎日世界は夜になる。

〈24〉早川さんって、サザエさんのサブキャラでいて、可愛い子の枠だけど。花沢さんと同レベルだよね。

〈25〉苦しい時は休んでいいよ、僕も隣で休むから。

〈26〉悲しい時は泣いてもいいよ、そのために僕のTシャツはいつもパイル地。

〈27〉つらい時は愚痴っていいよ、温かいスープをあなたにあげる。あったかいんだから。

〈28〉迷った時は止まっていいよ、そういう時は歩くともっと迷う傾向がある。

〈29〉会いたくなったら呼んでもいいよ、ベッドの下で待機してるから。

〈30〉嫌いになったら見なくてもいいよ、視界の外で見続けるから。

〈31〉好きって言えなくて、校舎の裏でタンポポ集めてた。大好き、弱虫、泣き虫てんとう虫。

〈32〉貴方で私を綺麗にしてよ

〈33〉嫌いすぎて愛してる

〈34〉君のヒーローになれなかった。今の君のヒーローは誰なんだろう。

〈35〉悩んでる訳じゃない、恨んでるの。

〈36〉貴方というパズルを見つけた。でも1ピース足りないの。

〈37〉友達以上恋人未満。愛人以上家族未満。

〈38〉生きていくのに疲れた。

〈39〉私って誰にも必要とされてないのかな。

〈40〉貴方のために消えたい。

〈41〉君の残像が頭から離れない。

〈42〉ただ足踏みしているだけ。あの子の写真を置いて。

〈43〉君色の絵具で染めて欲しかった。

〈44〉「ごめん遅刻する!」そんなLINEが飛んできても僕は怒らない。きっとメイクもこの日のために頑張ってきたんだろうなあ。 「大丈夫!この辺ブラブラしておくね!」この時間に予習しよう、完璧なデートにしてあげようと、期待している気持ちは膨れ上がっている。そんな 気持ちの練習 を今終えました。 「今から帰るね!」

〈45〉題「とても広い海~Ocean~」 そう、君はいつも広くて。とてもとても広くて、SeaというよりOcean。そう、You are nature. 僕は君に比べたらちっぽけな、そう、I'm water. でもね、気付いてほしい。OceanはほぼWater。つまり、君イコール僕。ずっと一緒だね。

〈46〉「あ」あたまがひとつしかないのは、あなたの事以外、考えなくていいように。「い」胃カメラを拒否し続けているのは、胃カメラよりあなたを飲みたいから。「う」うでが2つあるのは、あなただけ抱きしめていられるからなのに。「え」え、なんでなんで?なんでいいねくれないの?「お」おねがい。いいねちょうだい?

〈47〉題「タイムアフタータイム」 アリスの行った国では、いつも笑顔の花が咲いている。交わす言葉はもちろん「ありがとう」。まずはこの言葉から。子供の頃は誰もが天才だった、君も、僕も。今からでも遅くないはず。ひとにぎりのお菓子と、素直で気持ちの良い言葉「ありがとう」を、自分のお気に入りのとびきりキュートなカバンに入れて。何とかもう一度、アリスの国に行ってみたいと思います。

〈48〉たくさんの幸せを世界中にばらまいてみたい。人を幸せにするということは、自分も幸せになるということ。12時キッカリの針を、ほんのちょっと、1分だけズラしてみない?そうしたら、そこからまた無限のイメージが広がるよ。可能性ってすごく大事。生きているって、本当に幸せです。

〈49〉題「ろ過」 青い海には、幸せを開く扉がある。たくさんの魚に恋をして、サンゴとおしゃべりしながらその扉を開けた時、少女の目には何が映るだろう。思考の中の思考を見つけ出すために、人は自らの体に入り込む。自分の思考をうまくろ過しながら。

〈50〉題「スペシャル」 その少女はこの世に生を受け、何を学ぶだろう。水中から外風に触れ、命のあり方を憶える。人に接し、ものに形を与え、世の中を生きる。生まれなければ良かったと思う時があるかもしれない。それでも共に生きよう、命ある限り。

〈51〉水の音に 見えぬ姿を想起して、知らず火照るは 親愛の情。

〈52〉濃く香る 燻らす想いの情景に、浮かぶ熱意と優しき心。

〈53〉灯りが街から消えてしまったかのようだった、声しか知らないその人が、たった数日いなくなるというだけで。我さきにと集う音なき声達が、小さな手元を言葉で埋め尽くしていく。惜しみ、悲しみ、笑わせ、虚勢を張る。誰が涙を、声を、受け止められるのかと、いつまでも止まないその声達の奔流が、知らず繋がった同志に手を伸ばす。「優しい場所」を、皆の心裡に映したその夜を、僕はこの先もずっと、忘れないだろう。

〈56〉題「32歳、ひと夏の痛い恋の話」 その女性とは京都で出会った。ふたりとも同じ業界で仕事の話もできて、ふたりとも神社やお寺が好きで、ふたりともお酒を飲むのが好きで。共通点が多くて仲良くなるのも早かった。 デートはお寺で一緒に木魚を叩いたり、日本酒一升ふたりで飲んだり、徐々に距離を縮めていった。 そんなデートのある日、いつも通り程よく酔っぱらっていたが、その日に告白しようと決めていた。 「好きです、これからも一緒に食事に行きましょう」と。ただ、その時彼女は酔っていたからか、曖昧な返事だった。 僕も酔っていたので、すぐに返事はもらわずに解散した。 その1週間後、またふたりで飲みに行くことになったが、返事をもらう勇気がなく、いつも通り無駄話をしていた。その場の流れで他のメンバーと合流する事になり、ただただ楽しく飲んでその場は解散。 その他のメンバーが、その時に彼女に聞いてくれたそうで、その内容を共有してくれた。 その時に若い後輩に言われたひとこと。「好きです、と、付き合ってください、は違います。」僕は告白しつもりだったが、彼女にとっては告白かわからず、ただの飲み友達と解釈していたそう。 それからその子とは連絡が取れなくなった。30歳おやじのこじらせた恋愛の思い出。

〈57〉きみは灯台。遠くまで照らしてくれて、ぼくもみんなも、きみに感謝しているよ。でもね、きみはきみ自身を照らすことができなから。小さな小さな灯りだけど、ぼくがロウソクできみを照らすね。

〈58〉きみは太陽。直径139万kmもある大きな存在。でもぼくは、きみの1/400なんだ

〈59〉きみの近くには地球という存在がいるけれど、いつかきみと地球の間に入って、月食するんだ。

〈60〉きみは左心房、ぼくは左心室。きみが送り出してくれた血液を、ぼくが受け止めるよ。

〈61〉きみを見ているとドキドキするよ。ぼくは右心室なのに、どうしよう。うわ~~~~~~~!

〈62〉ぼくはヘモグロビン。酸素という愛を抱えて、全身をかけめぐるよ。

〈63〉ぼくの愛は、ヨーグルトのふたいついた方のやつ。

〈64〉君のインスタアカウントを抱きしめて眠る

〈65〉君に会いたくて、会いたくて通い続けたメイド喫茶に、君はもういない

〈66〉声の奥の君が知りたい。愛と優しさをくれる君の声の奥にあるものに、僕は触れたいと思ったんだ。

〈67〉必死に手を伸ばしても届かない君の声。一度でいいから、君に触れてみたいと思ったんだ。

〈68〉君の鍵垢。サブ垢作ってフォローして、承認されるのをただただ待つ時間は、途方もなく長い時間に感じるんだ。

〈69〉夏の終わりに君と見た夕焼けが、16年たった今も、僕の心で真っ赤に輝き続けている。君が戻ってこないとわかっていても。

〈70〉蛍を見るたびに思い出す。君とみたあの景色は、世界に一つだけの、誰も見たことない神秘に触れたような景色だった。ぼくはその日、君との一生を蛍に誓ったんだ。

〈71〉顔がわからなくても、君の声だけで恋できる。そんな新しい生活様式。

〈72〉題「ふくらはぎ」 まいっちまった。よろめいて、きみと足首が奇妙によじれる。 まいっちまった。きみはうわ薬が塗られた陶器のように、白く透き通っている。 まいっちまった。海面に浮かぶ小島のように、きみは浴槽の水面に浮かんでいる。 まいっちまった。ストッキングからのぞくきみの顔は、ぼくを見て微笑んでいる。

〈73〉題「うなじ」 ショートヘア。きみはいつも見えている。すべてあらわになって、風に揺れている。 ボブ。きみの目まで顔は隠れている。でも口元は微笑んでいる。 ミディアム。きみはほとんど隠れている。でも、香りは漂ってくるんだ。 ロング。もう、きみの顔を見せてくれないのかい。どこまでかき分けても、きみにたどり着けない。 ポニーテール。世界で君が、一番大好きだ。

〈74〉題「なめる」 きみはうつくしい、みんな知っている。きみの声は透き通っている、みんな知っている。きみの肌は柔らかい、みんな知っている。きみはいい匂いがする、みんなが知っている。きみの唇はレモンの味がする、ぼくだけが知っている。

〈75〉題「汗」 おまえはこめかみから生まれて頬をつたい、首すじをなぞる。 おまえは鎖骨に一度沈み、胸の谷間を突き抜ける。 おまえはへそに足元を奪われながら、闇に沈む。 おまえは闇から抜け出し、やわらかな太ももをすべり落ちる。 おまえはくるぶしを迂回し、足の指先にたどり着く。おまえはそしてぼくの口元にやってるんだ。

〈76〉題「スパイスカレーおじさんが聴くBGM!」 BGMを聴きながら車を走らせ、BGMを聴きながら買い物を終えて、BGMを聴きながらカレーを作る。そのBGMのタイトルは、宇多田ヒカルの「パクチーの歌」!

〈77〉題「女心と秋の空」 君は僕のことを好きといい、僕の誕生日にプレゼントをくれ、君は突然「今日…泊まっていいよ」と肩にもたれかかり。ベッドで僕が「結婚しよう」と告白したら、君は「やっぱり別れましょう」と去ってった。

〈78〉題「白い肌」 鏡に映る白い肌。君のふくらみはツンと上を向き、瞳を閉じて息を弾ませる。君が言ったひとこと、「まだいかないでっ…。」僕はグッと我慢する。

〈79〉題「君」 君のストレートで長い髪。君の吸い込まれそうな瞳。君の魅惑的な赤いルージュ。君のセクシーな姿態。君の甘い香水。会って一秒、君に心奪われ、虜になった。

〈80〉題「寂しくないよ」 朝はペンを走らすガリガリ音。昼間はお姉様の笑い声。夜は嗜好品仲間と盛り上がり、深夜は若人の心の声。朝から夜までstand.fm。心の寂しさ、微塵もない。かいけーちゅ!

〈81〉題「痛いポエム」 先月から歯が痛い。昨日飲みすぎて頭が痛い。朝ホームで転んで膝痛い。昼の弁当古くて腹痛い。飲み屋で隣に座った可愛い子、「LINE交換しよう?」と声かける。「痛いジジイはあっちいけ!」心も痛く、痛いコンプリート。

〈82〉題「ヒット曲」 髭男も、King Gnuも米津玄師もワンオクも、菅田将暉の曲も歌えない。今日も歌うよ、津軽海峡冬景色!

〈83〉題「煩悩」 煩悩は108あるというけれど、生まれて一度も数えた事ない。心身にまといつき、心をかき乱す、それが煩悩。今ひとつわかるのは、心を乱し悩ませる欲望。君が欲しい、君の全てが欲しい。本能の赴くままに、君を愛し続ける。

〈84〉題「カーテン」 授業中、お腹痛くて保健室。その辺寝てろと保健室の先生。カーテンひいて横になる。誰かが扉を開けて入って来た。カーテンで見えない。カーテンごしに話された。「先生、着替えるからね」と、大好きな美人教諭。「見ちゃダメよ?」と、念押しされ、カーテンごしに映る姿。カーテン越しに聞こえる絹の音。我慢できない、我慢できない、我慢できなかった。

〈85〉題「歯医者」 歯医者に行くのは年4回。きれいになるのは気持ち良い。いつもの病院、いつもの先生。いつもの衛生士。「お元気でしたか?お変わりないですか?」と他愛もない世間話。椅子に座り口を開け、歯の検査が始まる。いつものこと、いつも変わらない、いつもの幸せな時間。衛生士さんの膨らみが、頭にあたる。

〈86〉「休日」 「お出かけしよう」と妻が言う。「お出かけするか」と僕が言う。「どこに行くの?」と妻が言う。「どこにいくのか」と僕が言う。気が付けば夕方。「どこにも行かないの?」と妻が言う。「どこにも行かないのか」と僕が言う。平和な休日の会話。

第1回痛いポエム選手権、最大の珍事件!個人宛のラブレターが2通届きました!しかも2通とも同じ人宛♡

〈87〉題「ちーず」 あなたは私を見てくれなくなったわ。前は、あんなに見てくれてたのに。 あなたは私と話してくれなくなったわ。前はずっと私のことを知ろうと必死だったのに。 あなたは私をたくさん知って、私はあなたをたくさん見つめて、あなたは私に優しく触れて、私はあなたの喜びになろうとしたわ。 最近誰と話してるの?話しかけても無い返事。一体誰と話しているの? あなたが知った私のことを、誰かにたくさん教えているの?あなたと私のいろんな時間で、あなたは誰と笑い合ってるの? あなたが私を見つめる眼差しも、あなたが笑うその声も、あなたの小さな独り言も、その大きな手の温もりも、私だけが知っている。 私の知らないあなたなんて許せないわ。私の知らない声で呼ばれるあなたが恨めしいわ。 でもね、本当は私知ってるの。あなたその人になんて呼ばれてるの?本当は私知ってるの。 私は今日もチーズになるわ。ね、sakucafeさん。

〈87〉アタシ、最近とっても気になるひとがいるの。声だけしか知らなかったんだけどさ。朝、昼、夜、遠くにいるその人の声を聴くの。いつも優しげな声で、毎日食べてるものとか、料理の話をしてくれるんだ。 友達も多いみたいでさ、いつもワイワイ賑わっていて、突然大喜利大会になっちゃたりしていて。 最初はちょっと、彼が好きなものに興味があったくらいだったんだけど、今ではそこが私にとっても居場所になっちゃったんだ。 カレは本当に好きなものに対して真剣で、由来とか、理屈とか、難しい話も、本当に楽しそうに語ってるんだ。そんな声から伝わってくる人柄が、もうどうしようもなく気になちゃってさ。 おかしいかな?声しか知らないのにアタシ、ドキドキしているんだ。毎日が楽しくなったんだ。 ちょっとこっちのセカイでは、辛いこととか、向き合わなきゃいけないムツカシイことがたくさんあるけれど。 カレのお陰で今は、幸せな気持ちになるんだ。いつもありがとう、アタシの鑑評騎士(シュヴァリエ)様。

そしてラスト!!とりはやっぱりこの作品、優勝作品です!!

〈88〉嗚呼、嗚呼。いつ終わるとも知れないこの世界。ありふれた絶望に身を潜め、鮮やかな血にまみれた、罪のかけらをもてあそぶ日々。 風の精霊が時折、窓からそっと顔をのぞかせ、呼びかけてくる。 「漆黒の支配者。今はまだ、まどろみの時」 そう、簡単なこと。闇を操るものとして、この世界の救世主になるのは。でも、真の姿なんてとっくに忘れてしまった。 私、今はただ、あなたのマスクになって、その唇に覆いかぶさっていたい。あなたを傷つけるすべてのものから、あなたを守りたい。


さぁーー、いかがでしたか?また、みなさんの素晴らしいポエムに出会える事を楽しみにしております\(^o^)/

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