ルドベキア

日本人にクレーマーが多い理由

日本はクレーマー大国らしい。サービスは世界屈指とも言われているはずなのになぜクレーマー大国になってしまうのか。

むしろサービスが過剰だからクレームに繋がってんじゃないのって思う。もちろんお金を頂くからには失礼のない接客が前提ではある。ただ、日本のサービスはお客さんに優しすぎるのだ。

巷でよくこんなことが言われる。

「優しすぎる男はモテない」

日本の世界屈指のサービスにも関わらずクレームが多いのはこの恋愛におけるモテない男の典型的な「優しすぎ」が原因ではと思ってる。

女性に対して常にレディーファースト、デートの前には念入りに予定を立てて予定の時間よりも必ず前に待ち合わせ場所に到着するか車で迎えに行く。車の際は降りて助手席を開けてあげて「頭気を付けて」などと注意の言葉をかける。

待ち合わせの場合は女の子が「お待たせ」と着くや否や服装や見た目を褒めてカバンを持ってあげる。予約していたレストランに着くと扉を開けてレディーファースト、席へ案内され椅子を引いてレディーファースト、女の子がお手洗いへ行ってる間にお会計を済ませて・・・

男性が女性に商売をしているようにしか見えない。

女の子も対等な関係を構築できないのでつまらないと感じてしまうのだろう。ホテルの予約を電話でするとたまにバカにしてんのかってくらいゆっくりしゃべりだす人がいる。あれは逆に不快だ。普通にしゃべってくださいと言ったこともある。

つまり何が言いたいのかというと

丁寧さが故にクレームを言う懐を与えてしまっているのだ。

優しい男はいつも都合の良い男になりがちだ。女の子の「迎えに来て欲しい」みたいな感じに相手にわがままを言わせてしまっているのだ。

同じように客にわがままを言わせやすくしてしまっているのが日本のサービス業だと思う。もっと毅然とするべきだ。働いてる人だってかなりのストレスだろう。

自然であればそれでいいと思う。

何も不自然なまでに丁寧な言葉を使う必要もないし、お店の前まで大した重くもない購入品を持ってもらう必要もない。店側が悪くないときに謝る必要だってない。

人は精神的にもバランスを取ろうとするので、仕事でお客さん相手に不必要なほど過剰に丁寧に接客する生活をしていた自分がお客さんの立場にたったときに「なんだその接客は!」となってしまうものだ。

もしかしたら不必要な接客を部下に教えてしまってそれが広まれば必然的に働きづらい職場になってしまうだろう。

僕なんかは働くことが本当に向いてないと日々痛感するのでお客さんが求めていないところによかれで無駄なエネルギー使うよりもお客さんに効率的にサービスが行き届いたり満足度高める方法とかに使っていきたいところだ。

WIN-WINの関係が崩れたらもうその関係は終わってる。

会社が社員を就活で選ぶんだからお客さんだって選べばいいと思うんだ。社員やお客さんもお店や会社を選ぶわけだからそれこそ対等な関係になれる。

お客とお店の上下関係なんていらない。