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タイで感じた「ビックリ体験」

サワディー・クラップときつるです。皆さんはお元気でしょうか⁈
まあ、どうでもいいんですけど。

今回は、タイに移住して驚いたことをBlogに書こうと思います。
カルチャーショックとは少し違うかもしれませんが、私の経験した「ビックリ体験」といったイメージです。
良い意味も悪い意味もあると思いますが、個人的な感想なので、さらっと
読み流していただければと思います。

よろしければ、最後までご覧ください。
それでは早速行ってみましょう!


1.EP-1「ガス欠」


まだ、タイで働き始めて間もないころです。
会社から社用車を与えられて、お客へ訪問する際は自分で運転して客先に行っていました。ある日、アユタヤのあたりのお客へ訪問する際、残り10Kmあたりで突然車がスローダウンし始めたのです。有料道路ではありませんでしたが、片側4車線ある大きな通りです。

ガス欠

あたりに家などはなく、見渡す限り田んぼが広がっているようなタイにはありがちな風景です。歩いている人など誰もいません。
因みにその時の気温は、35度くらいはあったと思います。

家を出るときにそろそろガソリンを入れないとなーとか思っていましたが、
遅れそうだったので仕事帰りに入れようと思っていたんです。
車を路肩に止めて祈る気持ちで、再度エンジンをかけようとしましたが、
一度止まったエンジンはかかりませんでした。
仕方なくスマホで近くのスタンドを検索することにしました。

幸運なことに1Kmくらい先にガソリンスタンドがあるようです。
まだ、車を停車させて、ネットで検索してたのは5分程度だと思いますが、
既に社内は蒸し暑くなっていました。心を決めスタンドまでガソリンを買いに行くことにしました。

直射日光が照りつける中、15分くらいでスタンドに到着しました。
身体に水をかぶったような外国人が入ってきたので、店員はどうしたの?
といった感じでした。1Kmくらい先で車がガス欠になったことを伝えました。店員はそこら辺に落ちているプラスチック製のボトルにガソリンを入れてくれました。お礼を言って車に戻ったときには、体中の水分がすべて汗になったかというぐらい汗をかいていました。

熱射病

しかし、休んでいるわけにはいきません。既にお客への訪問時間は過ぎています。それ以上にこの炎天下の中、外にいたら日干しになってしまうかもしれません。給油口を開けてガソリンを入れようとしましたが、かなかな思ったように入れることができません。

車に入れるより多くのガソリンは、外に吹き出て蒸発している感じです。
危険と思いながらも泣きたい気分でした。
そこにモーターサイ(バイクタクシー)が現れます。
彼は「どうしたの?」と声をかけてきました。ガソリンがうまく入れられないことを伝えると「チョット待ってて」といってどこかに行ってしまいました。

モーターサイ

待つこと5分、彼はカッターを持って戻ってきました。
そこら辺に落ちていたカラのペットボトルを拾うと、器用にカッターで
工作を始めました。ガソリンがこぼれないようにジョウゴを作り、残りの大切なガソリンをこぼすことなく車に入れてくれました。

車のエンジンがかかるまで見送ってくれて、私が感謝の気持ちを渡そうとしても「いらない、いらない」といって颯爽と行ってしまいました。

何ともカッコいい粋なタイ人でした。
その節は、本当に助かりました。ありがとうございます。
今でも酒の肴で、このエピソードを語ることがよくあります。

2.EP-2「接客態度」


タイで接客態度を期待してはいけません。日本の接客態度は、世界一だと思います。もし、気持ちの良い接客態度を望むのであれば、高級ホテルや高級
デパートでの購入をお勧めします。

接客態度

タイにはたくさんのコンビニがあるのですが、ずば抜けて多いのが7-11です。タイでは「セブン」と呼ばれています。
タイに来た当初は、お弁当、飲み物を買うなど頻繁に利用していました。
ただ、日本と違っていて入店した際、「いらっしゃいませ!」などの言葉を期待してはいけません。また、お金を払う際も終始無言で対応されることは多々あります。

別に外国人だからというわけではないようです。
ひどいときには、スマホをいじりながらの対応や、レジの最中友達とはなしながら仕事をすることなんて日常茶飯事です。
「オイオイ、間違えるんだからまじめにやれよ!」って言ってやりたくなります。

実際、間違えることもよくあります。
お釣りの間違いを指摘しても、なんてことなく足りない分を渡してくる程度で終わります。特に申し訳ないといった気持ちはないようですね。

でもこれって日本人側から見た感覚なんですよねー。
彼らは特にサービスをする必要がないと考えているようです。
アルバイトだし、たいした時給ももらっていません。
そのうえ、何でお客に対して媚びを売らなければいけないのか?
くらいに思っているのかもしれません。

タクシー、コンビニ、小さなカフェ、タイの大型スーパーなどで、そんな思いを良くします。でも冷静に考えれば、こちら側も騙されているわけでもなく、商品をちゃん提供してくれれば問題はありません。

逆にこちらが「ありがとう」など声をかけると陽キャなタイ人です、
凄くフレンドリーに対応してくれることも多いです。
他のBlogにも少し書きましたが、小奇麗な服装をしていた方が、良い対応をしてくれます。この辺りにもタイの格差社会の影響があるのかもしれません。

3.EP-3「優先席」


バンコク市内の移動手段としてBTS,MRTを頻繁に使わせてもらっております。タイは暑いのでタクシーに乗ることも多いのですが、渋滞のことを考えると電車の方がスムーズだからです。

タイの電車にも優先席が設けられているのですが、最初に思ったのは
「えーっ」お坊さんも優先されるんだー。さすが仏教国ですよね。
日本人が思う仏教観とは違うものを感じました。(私だけですかね?)

プライオリティシート

それ以外にも電車に乗ると日本とは全然違う感覚を感じます。
まず、タイでは、子供を優先させて座らせます。
大人が席に座っていても幼い子が乗ってくると周りの乗客は、当たり前のように席を譲ります。年寄りが乗ってきた場合は、当然譲ります。
その譲り方が、超スムーズなんです。私はタイってジェントルマンなんだなーってつくづく思います。

ジェントルマン


最近、日本でも同じなんですかね⁈ 昭和生まれの私の時代は、「子供は立ってろ」とよく言われました。最近は少子化ですからね。子供を大切にする感覚は、わかるような気がします。

もう一つは、乗客同士の距離感が日本とは違います。
日本だと朝の都内を走っている電車は、異常なほど人が乗っていますよねー。日本にいたときは当然だと思っていましたが、タイでは状況がだいぶ
違います。基本タイの電車内は、混んでいても人同士がぶつかるか?ぶつからない程度が保たれています。

乗車率で言えば、混んでいても80%といった感じでしょうか?
聞いたことはありませんが、他人と肌が触れ合うことをできる限り回避しているように感じました。ホームで電車を待っていて混んでいる場合、乗るのを見送るタイ人はたくさんいます。

タイに来た当初はもっと「詰めて乗れよー」とか思っていましたが、もうこの環境にも慣れてきました。たまに無理やり乗ってくる日本人を見かけますが、嫌な顔をしているタイ人を見ると恥ずかしい気持ちになります。

4.EP-4「タイ人の思考」

私は幼いころ両親から「人に迷惑をかけるな」という言葉をたくさん言われて育ちました。私以外にもそういった教育を受けた日本人は多いのではないでしょうか?

迷惑

タイに来る前から良く耳にしていたことですが、タイ人はよく遅刻するということをよく聞きます。実感として30%くらいのタイ人は良く遅刻します。
残りの70%は日本人と同じような感覚を持っているように思います。

この良く遅刻をするタイ人は、何回言ってもこの行動は治りません。
最初のころは待ち合わせの度に遅刻をしてくるので、イライラするのはもちろんですが、頻繁に文句を言っていました。
だからと言ってその問題が改善することはありませんでした。

また、それ以外でも様々な意見の違いが起こります。
日本人からすると「何でもっとこうしないんだよ!」とか「もっと先のことを考えろ」など「周りに迷惑がかかるだろ!」ということは日常茶飯事です。

色々、人に聞いたりして調べてみた結果、納得のいく理由がわかりました。
タイでは幼いころの教育で、「みんな、お互い様だから」と教わる家庭も多いようです。だから迷惑をかけられても、「怒ってはダメ」。
逆にその人を「助けてあげなさい」と教わるそうです。

人助け

「Umm、思わず深い!」と思ってしまいました。
言われてみれば、私自身も他人に迷惑をかけることがよくあったりします。
自分では気が付いていなくても、きっとあるはずです。
そんなとき「怒っては、ダメ!」、「助けてあげる」という気持ちが持てるタイ人は素晴らしいと思いました。

タイに来て10年が経過し、「マイペンライ」の精神が身について、タイ人化しているような気がします。
これからももっとタイ人化していこうと思っております。

最後までご覧いただきありがとうございます。
また、次回のBlogでお会いしましょう。

バイバイ。

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