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日本と海外の文化・風習・マナー・考え方の違いがサクサクと学べる一冊。『眠れないほど面白いインバウンド24時 - 博学面白倶楽部』【書評】

本作『眠れないほど面白いインバウンド24時』をひと言で表現するならば。

日本と海外の文化・風習・マナー・考え方の違いがサクサクと学べて、「へぇー、知らなかった」がたくさん吸収できる一冊。

これからインバウンドがさらに過熱する日本において、知っておいたほうがいい「日本の常識・非常識、海外の常識・非常識」を学べる一冊ですね。

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日本という国は幸いにも、海外に出て行かなくとも生きて行ける恵まれた国ではありました。もちろん、自国で自給できない燃料や食料なども多い国なので、他国とのつながりは必要不可欠ではあるものの、市民レベルではそれを強く意識する必要のない国でした。

が、今やその状況にも圧倒的な変化が。そう、インバウンド稼ぐ外貨が、国内でもかなり重要視されはじめ、数年前に比べると、海外からの観光客の姿を目にすることがケタ違いに多くなりました。

少子高齢化が加速する日本では人口も減少していくことが予想されているため、今後ますます、外国人がたくさん訪れる、もしくは住まう国として、生きていくことになります。

その中で、やっぱり文化・風習・マナー・考え方というものは、日本と海外の間にはあって、それらを身に着けておくかおかないかで、ちょっとした場面で巻き起こる「違いから生じる摩擦」にも対応できるようになると思います。

日本人が思っている当たり前をひとまずリセットし、これまで考えてもみたことがなかった当たり前を受け入れる。日本の常識が海外の非常識だというケースもたくさんある。自分の中にその土壌を作ることが、人対人としての国際交流の一歩だと感じましたね。

本著の後半でも出てきますが、やっぱり日本人に染み付いた「本音と建前」の文化が、外国の人と付き合う上でネックになるなぁ……と。きっと、日本人の人間関係において、「あの人って、ほんと他人の気持ちが考えられて、場の空気が読めていい人よね」って感じのタイプが、外国の人とのコミュニケーションでは苦労すると思う。

他人の気持ちを尊重したり、場の空気から最適解を選択したりって行動が、最終的には「この人、何考えてるの?」として、自己主張のない嘘つきな人間に思われたりすることも。

とまぁ、本著にはそんな日本と海外の違いが84個ものテーマで収められていて、サクサクと読み進められます。どのテーマにも「へぇー、知らなかった」があって、興味深く読めること間違いなし。

これから海外の人との交流を深めて行きたいと考えている人の最初の一歩にオススメの一冊です。


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