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配信者の人は必見!ファンを維持するための方法は「思い出化と地方を攻めること」にある。

とある単語をど忘れしてしまい、google検索に打ち込んで答えを得ようとしたのところ、そもそもその単語が抽象的な概念を示した単語だっただけに、抽象的なフレーズしか検索窓に打ち込めず。最終的にはgoogle先生ですら解を与えてくれませんでした。この辺はリテラシーの問題を超えていると思いましたし、この単語は未来永劫思い出せないのではと、寂しい気持ちになりました。

はい。

リアルタイムの配信が主流になっている昨今。若くて魅力的な配信者たちが人気を博し、日夜その業界では多くのマネーが動いていると思います。

ただし配信者たちも年を重ねて行く。やがてはファン離れも引き起こしてしまう。将来どうやって食って行けばいいのか? と不安に感じている配信者もいるのではないでしょうか。

今日は、ファン化と地方を責めることの重要性について考えてみたいと思います。

そもそも都会のファンは流動性が高い

地方に住む人に比べると、都会で暮らしている人たちのほうが、受ける刺激の数は多いことでしょう。最先端の情報もどんどん入ってきますし、カルチャーの流れには敏感です。

もちろん、最先端のカルチャーの多くは東京を皮切りに全国に拡大していきます。そう考えると、最速でファンを獲得するなら、東京を攻めるというのが常套手段だと思います。

ただ、都会のファンは流動性が高いと考えたほうがいいでしょう。次々に新たなカルチャーが流れ込んできますし、都会のあちこちでは多種多様なライブや演劇がいくつも開催されています。ちょっと足を運ぶだけで、いろいろなものに触れることができます。

都会の人たちには選択肢がめちゃくちゃ多いということです。

流動性が高いというのはどういうことかというと、ファン化しやすい反面、脱ファン化するスピードも速い、ということです。

ファン化の究極は思い出化

たとえば音楽の場合、恋愛などの思い出とワンセットで聴いていたアーティストは、年齢を重ねても聴きたくなりますし、ふと街なかでその音楽に触れれば、一瞬で当時の自分にタイムスリップできます。

また、恋人とライブに行って観たアーティストなら、そのアーティストをテレビで見たり音楽を聴くだけで、ふとその人のことを思い出してしまう。そんな瞬間があるはずです。

配信者の場合で考えてみます。

単純にファン化するだけなら、配信を見てもらったりイベントに足を運んでもらったり。それだけで充分にファン化できていると言えるでしょう。

ただし、その場合、他の配信者に気が移ってしまうと、配信を見てもらえなくなり、もちろんイベントにも足を運んでもらえなくなります。これって、思い出化できていないから、気軽にファンを辞められる状態なんですよね。

前述の「当時の恋愛を思い出す」現象で言いますと、完全に思い出化されているため、そのファンの中でずっと生き続けることができる、ということなんです。

要するに、スタンダード化する、ということですね。

思い出化させるためには地方は重要な拠点

都会にはイベント会場も多く、また都会に住む配信者も多いことから、どうしてもイベントの開催が都会中心になってしまう。

ただ、前述したとおり、都会のファンは流動性が高い。

ここで目をつけなければならないのが、地方のファンです。

都会に比べると地方にはイベント会場も少なく、ただでさえ、アーティストや配信者が訪れる機会も少ないもの。そうなると、地方住みのファンは少なからず、「都会ばっかりズルいなぁ」という感情を秘めています。

これは思い出化のチャンスです。

優先的に都会でのイベントを選択するアーティストや配信者が多いなか、地方に足を運んでくれるということで、ファンの中での特別感がグッと増します。

また、普段あまりイベント会場でアーティストや配信者のパフォーマンスを楽しむ機会を持たないファンたちは、その1日の出来事を、思い出として心の中に残してくれるでしょう。

同じ趣味を持つ友だちと参加したり、恋人を誘って参加したり。その思い出はなかなか消えることはありません。また、他のアーティストや配信者の多くが都会を選び続ける限り、そのファンの思い出が上書きされることはありません。

要するに、ひとり勝ちする、ということなんです。

絆の深いファンがどれだけいるか?

配信者としてのトレンドが過ぎ去ったあとでも、生き残っていかなければなりません。メディアに出て何かを表現し続けるのか、そうでないのかはその人の自由ですが、一度掴んだファンのファン化が継続していると、何をやるにしても、味方になってくれます。

このアドバンテージは、デカいです。

深い絆をつくれたファンの人たちは、配信者が配信を辞めて、何か他の表現方法に変えたとしても、味方でいてくれますし応援してくれます。

新たに何かをはじめるときに、この応援がどれだけありがたいことか。

なので、配信者たちは、今現在の視聴者数だけに固執し過ぎるのではなく、絆の深いファンがどれだけいるのかを見極めることが、後年生きていくためには重要なポイントになるのです。

いかに思い出イベントを作れるか?

そう考えると、普段の配信内容やファンに対する行動からすべて、思い出化につながるかどうかを考えることが大切です。

瞬発的に視聴者数をアップさせる配信イベントなどもたくさんありますが、そのファンたちを持続性のあるファンへと格上げするために、そして何より、トレンドが過ぎ去ったあとも、ファンたちと何かを作り上げていけるように、思い出化に注力してみましょう。

人は年齢を重ねれば重ねるほどノスタルジックになっていく生き物。若い時の思い出を捨てることはありませんし、その思い出を振り返るときに、必ず登場する人物になってしまえば、そのファンの中でのスタンダードな存在になれます。

「このままで大丈夫だろうか?」「この人気はずっと続くのだろうか?」「これから先、どうなっていくのだろうか?」と、少しの不安を持って配信を続けている配信者の皆さん。

アイデアのひとつとして、思い出化を意識してみてはいかがでしょうか?

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