♯016 「退院支援委員会」の場を、最大限に利用する

「退院支援委員会」とは?

医療保護入院の場合、入院時に病院から「入院診療計画書」という書類をもらいます。その書類には、「推定される入院期間」という欄があり(「3カ月」と書かれる場合が多い)、そこに記載された入院期間まで入院が継続されると、その前後2週間あたりに「退院支援委員会」が開かれることになっています。

「退院支援委員会」では、以下の点について審議がなされます。

① 医療保護入院者の入院継続の必要性の有無とその理由
② 入院継続が必要な場合の委員会開催時点からの推定される入院期間
③ ②の推定される入院期間における退院に向けた取組

分かりやすく言うと、今後も入院を継続するか、退院とするか。入院継続の場合、どれくらいの期間が推定されるのか。退院の場合、その後の環境をどうするか……といったことを話し合う場です。

おおむね、患者本人と主治医、看護職員(師長または主任や担当看護師)、生活環境相談員(担当ソーシャルワーカーなど)が参加し、家族も同席できます。

主治医、本人、家族ともに退院に異論がなく、本人が「退院後は自宅に戻りたい」と考えていて、家族も「私たちが自宅で面倒をみます」という意向ならば、とくに問題もなく話が進むでしょう。

逆に、家族が「まだ病状が安定しているとは思えない」「家族関係が破たんしており、同居は難しい」などと考えているならば、退院支援委員会に家族も参加し、その意向をくみ取ってもらう必要があります。

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♯012~♯019 まとめ

本人を精神科医療(入院治療)につないだあと、大切なことは本人が病識をもち、退院後も治療を継続できるよう(また、健全な生活が送れるよう)環境を整えることです。そのために、入院中から準備しておくべきことをまとめました。
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