今日は日記。高齢男子の可愛さについて。

 今日はきちんと考察するのが若干おっくうなので、主観全開で、まあ、日記として、だらだらと。

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 たまたま機会があって年の差恋愛の映画を観た。主題は65歳男性と35歳女性の恋愛なのだけれども、高齢男子と現役恋愛中の身としては、(んー)という感じだった。率直な感想は、(そこまで可愛いか?)。勿論これは、35歳女性のことを言っているのではなく、65歳男性のことを言っている。

 高齢男子の魅力は断然「可愛さ」だ。映画がそこにフォーカスしたのは、(うん、分かる)。ちなみに「かっこいい」魅力で間違いないのが、40代~50代くらいの管理職 or 経営者バリキャリ女子、だと思う。ただやっぱり、高齢日本男児が「可愛い」にスライドするのは結構難しくて、「可愛く」なるには鎧を脱がないといけないから(特に女に対して)、「強がるところも含めて俺の可愛さを女子が見出してくれる」構造、つまり「そのままのあなたでいいよ(^_-)-☆なぜならあなたの素直じゃないとこが可愛いから!♡」というメッセージ(まあ間接的にそういうことよね)は、要するに監督のドリームなんだろう、と思った。でも申し訳ないけど、素直じゃないとこが可愛いのはせいぜい20代男子までで、高齢男子は素直な方が断然可愛いと思うんだけどな。もうちょっと65歳男性の素直さが垣間見える演出だったら可愛いと思えたのかもしれないが、いかんせん、監督の「素直さ」レベルと当方の「素直さ」レベルが少し噛み合わなかったのかもしれない。

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 先週末はお仕事で遠くに出かけていて、彼氏ともあまり長くラインでやり取りができなくて、しかも昨夜はスマホの電池切れで連絡できなかったので、今朝連絡を入れたら、彼氏のめっちゃ(お話ししたかった!)感が溢れてものすごく可愛かった。朝の忙しい時間だっていうのに、虹が二本出た話とかネコが昨夜から出かけていて帰ってこない、すっごく自分勝手!ぷんぷん!っていう話とか、語りやまなくて超可愛かった。よく「彼女が意味のないメッセージをしょっちゅう送ってきて苦痛」みたいな話を見るけど、どこの世界の話だろうか。「スタンプと絵文字だらけの中年男のラインはドン引き」とか、それもほんとの話なの。ネコが自分勝手!と肩震わせて号泣するムーンとか、めっちゃ可愛いじゃん。男性が問題解決型コミュニケーションで女性がプロセス重視型コミュニケーションだとかいうけど、彼氏の話ってもろにプロセスで来るから、どこに着地するか分からなくてたまに様子を見守るしかなくなるけど、それもまたすごく可愛い。

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 高齢男子の甘えも大好きなんだけど、あの、(俺は男なんだから、多少の勝手は許してくれるだろう)みたいな舐めた甘えじゃなくて、子どもか小動物みたいに無作為にひゅっと甘えてくるのがいい。彼氏は女きょうだいもたくさんいるので、距離感が適切なのかもしれないと思う(長男じゃないし)。お姉さんが時差を考慮せずに日本時間の早朝2時とか3時とかにラインを送ってくるので、「おねえちゃん、こっちは夜も明けてないんだけど」と文句を言ったら、お姉さんは「あらそう?でも、何の問題があるの?夜が明けてから見ればいいんじゃなくて?」と言ったそうで、「弟はかなわない」と述懐していた。そういう、年上女子に諸手を挙げる感じ。一番上のお姉さん(こっちは別のお姉さん)には「おねえちゃん、僕結婚するからお金貸して」「アッゲーーーーィィン!?」ていう想定問答やってたし(勿論「そして彼女は僕を家から蹴り出す」まで分かってて言うジョークとして、だから可愛いんだけど)。妹さんとはティーンエイジャーの頃にミニスカートの是非で喧嘩したとか言ってて、それも可愛い。

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 だいたいわたしは自分の男に対しては甘くて、全肯定のダメ出しナシで貫くんだけれども、昨夜歯磨きをしながらつらつら考えていたら、父親に対してはえらく厳しいことに気が付いた。黄色信号に対して、態度で不快感を示すというか。容赦なく教育しているような気がするんだけれども。多分、自分の男なら(もう♡)で済ますようなことでも。これって、よく母親が娘に対して行うという非言語的暗示的ジェンダー教育(息子に対しては行わない)にすごく似てる、ということに思い至った。母親は、自分の価値観に抵触する同性の子に対しては(母親の価値観というより、母が内面化した「あるべき女性像」かな)、ぴしゃりと冷たく接するのだそうだ。似てる。自分が「むしろ父の娘」であることは少し前に自覚したけれども、そこがひっくり返って、同族的に感情反応してるのかなあ。わたしはむしろ、母に甘い。そして母は、わたしより父に甘い。母にとっては父が可愛いのかなあ。

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 まあ、わたしにとって高齢男子のサンプルは、彼氏と父親な訳だ。とりとめもなく、終わり。

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