バツ持ち男の見分け方。ニッチな才能を育ててしまった。

 DAILY ANDS で割とよく読まれた、「離婚歴のある男」についての記事。

 離婚歴があればDVとは限らないけど、離婚歴のある男性と再婚を考える時に一番心配なのはDVの有無だと思うので、これも。

 「元妻話」はよく読まれたなあ、という印象です。

 「離婚歴のある彼氏をどう判断するか」についての記事って、webではよく見かけるので、多分独身女性の多くが関心を持っている事柄なのだと思います。離婚再婚も増えてきた現代、離婚歴のある人とお付き合いするのは珍しいことじゃないし、結婚を考えるのも珍しいことじゃない。でも、どういうところで「アリかナシか」を判断するのか、という点は、まだ共有知になってないのだなあ、という気がします。

 大抵の記事には、「離婚原因をきちんと確認」「彼が有責の場合はやめましょう」と書いてあるのですよね。でも、離婚原因を探るのほど難しいことはないと思うし、有責男が真っ正直に自分の有責事象を語ることなんて、およそないですよ。女性が一番知りたい有責事象は「DV」と「浮気」だと思うのですが、「俺の暴力が原因で元妻を苦しめてしまって……」と吐露する男性だったら、むしろ信用できるんじゃないですか。有責男の一番の有責は、自分が有責だと思っていないことです。

 そういう訳なので、「有責がダメなのは当たり前のことだが、それをどうやって知れというのだ」というニーズに、ピンポイントでお答えできる情報だったのかなあ、と思いました。

 これらの記事の凄いところは、悪い有責男性がこれを読んで「そうか、ではこの裏をかいてやろう」と思っても、裏をかけないところです。というか、裏が無いんです。引っ掛けたり騙したりして本当のことを語らせるテクじゃなくて、「黙ってても彼がダダ漏らしてくること」をキャッチして判断せよ、という話なので、対策のしようがないんじゃないか。「元妻話」の記事中にもちょっと言及していますが、それすらダダ漏らさない用意周到な人はスパイレベルだと思うし、スパイだったらむしろ騙されてもいいかなあ。そこまで行ったら格好いいよね。

 とはいえこれらの記事をわたしが書けるようになったっていう、この経験知は、わたしがまともに付き合ったことがあるのがことごとくバツ持ちのちょっとダメな男だっていう切ない事実からもたらされたものなので、何ていうか、自分に感心してしまう。いつの間にか、こんなニッチな才能を育ててしまった。

 そして一番の問題は、このバツ持ちのダメな男を見分けるという優れた才能をもってしても、それによっていい男に巡り合うというおそらく独身女性読者の皆さまが一番知りたい成果へは、まだ辿り着いていないということなので、割と無用の長物な才能なのかもしれません。あ、でも今のところの一番の正直な気持ちは、いい男に巡り合いたいというよりも、「下手に男と付き合うと、あいつら面倒くせぇよな、仕事の邪魔にもなるし」みたいな気持ちです。まるで戯画的なハイスペ独身男みたい!

 予告。近日中に、元夫の連帯保証をいかにして片付けたかという【解決編】の実用的お役立ち note を書きたいと思います。3月半ばには片付いてたんだけど、仕事や私用が立て込んでたり忙しかったり、ちょっとボリュームが大きくなりそうで面倒くさくなっちゃったりで、まだ書いてませんでした。面倒くさいから息抜き的に、こういうどうでもいい記事をつらつらっと書いちゃったんですけど、まあ、DAILY ANDS の記事と併せて、気軽にお楽しみいただければ幸いです!

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カバーイラストは、「みんなのフォトギャラリー」より、kazumiosawa/illustrator さんのイラストを使わせていただきました。ありがとうございマス!

チョコを食べる男性、なのだそうですけど、最初見た時女性かと思った。なのでこのイラストには、「ダメ男性」を仮託しているというよりも自分を仮託して、「男はひとまず置いといて、チョコ食うべ?」みたいな気持ちです。

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