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隠れた名企業Vol.2/株式会社エクストーン「真のチームワークは十人十色の個性が高めあうことで生まれる」~IT・Web業界の職人達~

こんにちは。エージェントセブンの小須賀です。
この企画をはじめてから素敵なクリエイターにお会いする機会が増えて幸せを感じております。

今回ご紹介するのは、私がクリエイターだったら入社したい!
と思ってしまった素敵な会社です。

株式会社エクストーン
https://www.xtone.co.jp/

今回お話を伺ったのは、(写真左から順に)
・同社の創業者であり代表取締役:桂氏
・子育てと両立して働くデザイナー:加藤氏
・集中したら止まらない職人エンジニア:金子氏

■一言でいうとどんな会社?

デジタル領域において、Webやアプリにとどまらず様々なサービス・プロダクトの開発を手掛けるクリエイティブ・スタジオです。
サービスをゼロから生み出し、成果に繋げる戦略フェーズを得意としており、そのノウハウを活かして自社サービスも展開しています。

エクストーン(Xtone)の社名の由来は「十人十色」。
ローマ数字の「X(10)」と英語の「tone(階調)」を組み合わせたもので、まさに一人一人の強い個性を活かし、新しいモノを創り出していきたいという想いが込められています。

■会社の特徴

・サービスデザインに強みを持つクリエイティブ・スタジオ
・受託開発・自社サービスどちらも手掛ける
・クライアントのプロダクトを成功させるため、自社サービス事業も手掛けることによって社内にノウハウを貯めている
・新しいサービスの企画を得意としており、開発のみ・デザインのみといった部分的な仕事は受けず、企画段階から参画することを大事にしている
・営業せずクライアントは紹介がメイン。通信系・教育系、エンタメ系、官公庁など幅広い業界の大手企業から直取引で仕事がくる実力派
・プロジェクトごとにチームを結成。一人一人の才能と目指す方向性を加味して案件にアサイン。

■どんなサービスを手掛けているのか?

①自社サービス「ゆびつむぎ」
https://www.xtone.co.jp/projects/yubitsumugi.html

~小さな指で魔法のように世界をつむぎだす~
乳幼児期の子どもと親のコミュニケーションを育むことを目的とした、タッチ絵遊びアプリです。
このプロジェクトが数々の賞を受賞し、話題となりました。

実績
iF Design Award 2018 受賞
DFA Design for Asia Awards 2018 受賞
2017年度グッドデザイン賞 受賞
第11回キッズデザイン賞 受賞


②docomoスマートパーキングシステム
https://www.xtone.co.jp/projects/smart-parking.html

株式会社NTTドコモの提供する「スマートパーキングシステム※」は、車の入出庫を感知する機能を搭載したIoT機器「スマートパーキングセンサー」、通信モジュールを搭載したゲートウェイ、及びクラウド上の駐車場管理サーバーから構成されるシステムです。
Xtoneでは実証実験、試験サービス用のサーバーシステム、デモアプリの開発及び運用を担当しています。
※「スマートパーキングシステム」は、株式会社NTTドコモの商標です。

実績
2017年度グッドデザイン賞 受賞 「グッドデザイン・ベスト100」 選出

表現力が求められるクリエイティブ開発から、
最新のテクノロジーを駆使したサービス開発まで手掛けています。

■私がおススメしたい理由

①「やらされてる感じゃなく、やりすぎてる感」。追求する精神

「エクストーンでの仕事は、やらされてる感が全くなく、自分で決める自由がある。そこにはもちろん責任が伴うのだけど、自分がやるべきだと思ったことをとことんできる環境だからのめり込める。ちょっと周囲が引くほど、やりすぎてる感があるくらい」
とエンジニアの金子氏は語ります。

「やりたくてしょうがない」の精神でのめり込んでいるメンバーが多いことが、同社の強みではないでしょうか。
もうちょっと詰めたらもっとよくなる…!とやってしまう凝り性の集団、職人の集まりなんですね。

リリース前の最後の1~2週間は怒涛で、
「工数オーバーするけど、お金いらないから最後もう少しだけやらしてくれ、最後自費でもいいからこだわらせてくれ!」となるくらいに情熱をもって取り組んでいます。
中途半端を許さないクリエイターたちが日々サービスに向き合っている会社なのです。

そしてその根底には、
「世に出すときに、自分たちが恥ずかしいものを出したくない。それはクライアントにも失礼だ。」というプロ根性があります。


②プロだからハッキリ言う。タテマエはいらない。

大手企業からの指名やリピートが絶えない同社。
クリエイティブ会社が多くある中で、エクストーンに依頼する企業は御社に何を期待されているのでしょうか?

桂社長 
「正直にハッキリいうところだと思います。依頼されて"はい、わかりました”ではなく、おかしい時はおかしいと言う。プロとしてお金をもらっていて、それに対し我々は才能を提供している。クライアントと同じチームであるからこそ、絶対に成功させたいのでハッキリ言います。同じ目線で、チームとして、パートナーとして一緒に仕事がしたいので。
関係性が悪くなることを恐れて思っていることをハッキリ言わないのは、誠意に欠けると思います。長くお付き合いしている会社はこの姿勢を信頼して依頼してくれているのではないでしょうか。
いい仕事、いいアプトプット、いい結果が出ている時は、みんながひとつのチームになってるものだから。


また、社内でもこのスタンスは同じです。
同社には肩書や役職はなく、社長以外全員フラット。
そして社長にも皆様ものすごくハッキリ意見を伝えます。

エンジニアの金子氏
「素直に嫌なものは嫌だという。このCMSをなぜ使わなきゃいかんのか、みたいな技術のディスカッションは当然のこと、本当にこの仕事をエクストーンは受けるべきなのかといった議論まで、相手が社長でもみんなハッキリ言います。

ここまでオープンに、素直になんでもいえるのはなぜでしょうか?

デザイナーの加藤氏
「普段絶対言わないけど、、桂さんがすごい社員思いの人。おべっかじゃないですよ笑。仕事以外でプライベートの体調不良や、子供のことなどすごく気遣ってくれるし、チームで問題が発生した時は見えないところでさりげなくフォローしてくれたり、お兄ちゃんのような存在でもある。根柢で人として大事にされていることを感じるから、ハッキリ伝えても関係が壊れない安心感がある。

(照れまくる桂さんをみてこっちもなんだか照れくさい気持ちに・・)

桂氏
「言ったことには責任をもとうという考え。
それをみんなわかってて、責任追うから納得するまでやらせろという感じでくるので、そりゃ受け入れますよ。だからいいものが作れるのではないでしょうか。


③これが真のチームワーク、個人の能力を高めあうチーム力。
エクストーンの最大の強みはチーム力。
企画から携わる仕事がほとんどで、クライアントの戦略会議からJoinし、
サービス全体の企画、ユーザー体験の設計、インターフェースデザイン、実装までをワンストップで行っています。
プロジェクトごとにプロデューサーやディレクター、デザイナー、エンジニアでチームが発足され、最初の提案からサービスインまでを、そのチームで取り組んでいきます。

プロジェクトの最初のプロセスである企画やコンセプト設計には、全職種が参加。なぜなら「自分たちが最初のユーザーである」と思って取り組んでいるから。
役割を分業する会社だとほぼ固まったものをクリエイターが形にするだけ、となりがちですが、デザイナーもエンジニアもガッツリ企画に入ります。
だからこそ、チームメンバー全員が「なぜ作るのか」「何をすべきか」を語れるとのこと。

チームの決まり方は、各メンバーのスキルはもちろんのこと、「本人がやりたいか」を重視。半年に1度の面談ではどう成長したいのかを話し合い、目指す姿に到達できるような案件をできるだけアサインしています。

桂社長
「何をするかよりも誰とするかを重視しています。世界的に評価をされているトップクリエイターというのは、会社に属さず独立されることがほとんど。組織に属し、チームになることで、 相手がトップクリエイターでも力を合わせれば勝てる、負けない仕事ができる。いかに強いチームをつくるかがカギです。

実際に、大手広告代理店やデザインコンサルティングファームとバッティングしても、チーム力を発揮した提案により、エクストーンに依頼されるケースも多くあります。

桂社長
助け合いは当たり前で、どれだけ高めあえるか。それがいいチームです。
だからそれぞれの個性や専門性を育てていく方針です。エクストーンは十人十色、仕事のアサインの方針も長所を伸ばします。苦手は頑張っても人並みにしかならない。強い人がいればカバーすればいい。中途半端にならないから対等に仕事ができる。社長に対しても遠慮しない。お互い様の関係なんです。

それぞれが強い個性とスキルを持ち、チームになることでお互いを高めあい、良い仕事ができる。そこに遠慮は一ミリもいらない。
こうしたチームワークを何より大事にしているからこそ、最高のサービスが生まれるのでしょう。

突き抜けた職人のプロ集団。かっこよすぎてしびれました。

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