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じいちゃんとばあちゃん

じいちゃんとばあちゃんは仲が良くて、家に遊びに行くと居間で2人、お茶を飲みながら談笑していた。
会話は何気ないもので、それでも楽しそうに話していた。

あと、じいちゃんは昼寝が好きで居間にあるソファーで横になって寝ていた。そんな姿を見てなんだかほっこりとした気持ちにもなった。

小さい頃はよくじいちゃんに遊んでもらって、ばあちゃんにはよくご飯をご馳走になってた。

遊びに行っておいらが「家に帰るね」と言うと、じいちゃんは「これ小遣いだ!」と言って渡してくれた。そんなとき決まってじいちゃんは

「おばあちゃんには内緒だぞ」って言ってた。

車でじいちゃんの家を後にするとき、じいちゃん、ばあちゃんは手を振って「またね」とオイラたちが見えなくなるまで手を振り続けてくれた。

そんな優しかったじいちゃんは3年前に亡くなった。
大きな家には、ばあちゃんが1人になって、居間ではテレビを観ながら静かにお茶を飲むようになった。

でも、ばあちゃんは気落ちすることなく、気丈に振る舞い、寂しさは見せなかった。でも、どこか寂しそうにしている姿を見ると、爺ちゃんのことを
      
        「愛していたんだ」

と思った。
でも、婆ちゃんも去年亡くなった。
大好きだった2人にはもう会うことができない。手を振って「またね」と言われることもなければ、もちろん話すこともできない。

もっと話しておけばと後悔しても遅い。だから、話せる時は家族との会話を大事にするのが良い。

結局、自分でも今回の何が言いたいのか分からない。ただただ思った事を書いてみた。
そんな日もあるよね。

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