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自分をアゲ、周りをアゲ、すべてをアゲるエグゼクティブコーチ(メンタル資産形成家)伊倉ひとみさん

多くの自由な精神で突き抜けたい経営者に向けて、人生を豊かにデザインするために意識投影術を使い「メンタル資産」を形成するエグゼクティブコーチ(メンタル資産形成家)としてご活躍の伊倉ひとみさんにお話をうかがいました。

伊倉 ひとみ(いくら ひとみ)さんプロフィール
出身地 新宿区早稲田
活動地域 関東を中心に全国
経歴 母が日本舞踊の先生、祖母が長唄の先生と日常に「和」の精神を感じながら育ち、自身も日本舞踊 の名取。夫婦での20年間の会社経営の中で、借金3000万円のローソク生活から年商2億にV字回復した経験を持つ。現在はエグゼクティブコーチ(メンタル資産形成家)として、300人以上の自由な精神の経営者に意識投影術~究極の頭脳操作の叡智を提供。「メンタル資産」を形成し、人生を豊かにデザインできるようサポートしている。Missionは、All-Abundunce~人間の創造認識力を高め独自ビジネスを展開できる真の成功マインド(メンタル資産)に変換すること。
著書 アゲリッチの法則 自分をアゲ、周りをアゲる最強の引き寄せ術(幻冬舎)
座右の銘 曹源一滴水

夢は、「目の前の人が笑顔になること」を日常化して人類の意識の進化につなげること

記者:最初に、伊倉さんの夢やビジョンを教えていただけますか?

伊倉ひとみさん(以下、伊倉 敬称略):クライアントさんなどにもたまに聞かれるのですが、実はまったくこだわりがないんです (笑) 。しいて言えば、「人類の意識の進化」に関わりたいと思っています。とはいえ、そう言うと抽象度が高いので「目の前の人が笑顔になること」が常にあるビジョンだとお答えしています。それが日常化することで、人類の意識の進化につながればいいなと思っています。

記者:なるほど。笑顔になるための要素は?

伊倉:私は「葛藤」が必要だと考えています。クライアントさんの多くは経営者ですから、日々葛藤し問題の嵐と向き合っています。そんな問題の渦中にいる状態から、その問題の渦の外でその渦を回す側に変わる瞬間があります。すると、その渦や葛藤の中からその人が本当にやりたかったことや才能が見えてくるんです。不思議ですが、葛藤の中にあえて隠されているんですよね。
私はいつもそのようにして「本物」のその人が現れる瞬間に立ち会わせていただいています。ですから葛藤が本物の自分への入口であり、笑顔になるための要素だと思います。

記者:「本物の自分」とは?

伊倉:両親などの影響を受けながら生きてくる中で培った社会や自分の枠組みを自分だと思っていらっしゃる方が多いですよね。でも、その深くに自分が大切にしている価値観があります。その価値観を壊した瞬間に、その人の自由さ、愛、純粋さ、魂に触れる感覚が出てくるんです。その中に、選択可能な豊かさが含まれているのですが、「自分すらコントロールしなくていいんだ」と思った瞬間が、本物の自分を感じる瞬間です。まさにそこから自由に創作できる世界が誕生するんです。

記者:全ての価値観を手放せた時に、全ての価値観を使いこなせる立場になる。それが本物の自分と出会うということなんですね。

伊倉:本当にそのとおりなんです!そのポジションに立てたら、その人の存在があるだけで、その周辺に愛が沸き起こって、目の前の人が笑顔になるんです。
自分がずっと努力して積み重ねてきたものを壊すのって本当に大変ですが、価値観って自分を守っていてくれた相棒ですから、愛と感謝で卒業していくことですね。私はその価値観を壊す役割をしているんです(笑)


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目標は、カオス(混沌)を楽しむための「再現性(意図)あるプランをつくること」を突き詰めること

記者:「目の前の人が笑顔になること」の実現に向けて、どのような目標や計画をお持ちですか?

伊倉:コーチングは、創発する前のもやもやなカオス(混沌)を楽しむことが一番大事です。クライアントを常にそのカオスにいさせてあげるため、「再現性(意図)のあるプランをつくること」をしていますが、それをさらに追求し突き詰めていくことが目標と言えるでしょうか。つまり予測を超えた成果を出すことです。
クライアントさんとお話していると、必ずといっていいほど言語化できない情報が出てきます。それを、私のフィルターを通してではありますが、再現性(意図)のあるものに変えるために、日々ノートに発見や気づきを書き留めています。
なぜなら人間の心・意識は、目に見えない空間ですので、次のクライアントに活かせるサイエンス(再現性あるもの)にして、「メンタル資産」の形成に役に立つものにしていくためです。

記者:お持ちになっているのが、その財産とも言える大切なノートですか?

伊倉:そうです!

カオスの概念を理解すること、フィールド(意図)をつくること、セッションの順序を守ることが大切

記者:コーチングする時のポリシーは?

伊倉:言語化に限界が生じるのが、創発する前のカオスです。カオスは、葛藤や混乱とは違い、∞の可能性である意識空間を指します。自分の知らない最高の自分に出会える場所であり、また新たな想像を超える成果に出会える場所でもあります。
可能性はカオスの中からしか生まれないのに、多くの方は、カオスになると、すぐに解決しようと価値観が発動し言語化を急ぎます。言語化を急ぐと、過去と照らし合わせたものが出てきてしまい、どうしても突き抜けられず現状維持にしかなりません。ですから、カオスにいらっしゃる方には必ず、このカオスを再現したいがために、カオスの大切さ、概念をお伝えして理解していだたくようにしています。

【意識の拡大】
意識は粒子フィールド
①意識を拡帳していくと
②意識の網(罠)に引っかかり[葛藤]
③カオスに遭遇し[∞の可能性]
④カオスの中で泳ぎ
⑤古いエネルギー(枠)の定義を超え[価値観を壊す]
⑥創造の美を目にする[創発]

自らその言語化できないカオスの中から掴んで出て来る、それが創発です。
①から⑥を順序通り通過すると、事物の完璧さ、シンプルさ、美しい幾何学が出現してみえるようになります。
創発したら、「何でもいいのですぐに行動・着手」し、自分の「型」を見つけ、そして「リズム化」することです。「何か」をするための設定の「意図」をコーチングで設定していくんです。
再現するとは、意図通りであること。自然には共通の法則があるように、順番を飛ばしたりしないようにするのもコーチングのポイントです。順序があるからこそカオスを楽しみながらクリアして創発するところまで案内することができるんです。

記者:伊倉さんは、クライアントさんに対し、どのような姿勢で取り組んでいらっしゃいますか?

伊倉:いかに自分をなくして0(ゼロ)でクライアントさんのお話を聞くかを心がけています。そうすることで、クライアントの∞(無限大)を引き出しながらセッションを進めていけます。それしかしていないくらいです。
クライアント独自でメンタルを扱えるように再現するセッションをするたび、人類の進化に貢献したいという思いが自分の中に強くあるのを実感します。
そのためにも未来を創る「人生の投資家」ですから、資産を形成・管理するようにメンタル資産を形成・管理することを提供していきたいですね。

記者:とても素晴らしいですね!

きっかけは、にぎりしめていた価値観から解放され、自由になれたこと

記者:ところで、ビジョンを持ちコーチングをお仕事とされるようになったきっかけは?

伊倉:小さい頃から自分の主張がないことに悩んでいました。こだわりがまったくないから特定のグループにも入らずにいて、先生からいじめられている子の救出を頼まれることもよくありました。
話し合いや会議でも「あなたの意見は?」と聞かれても何も言えず、どれも素晴らしい意見と思ってしまうという葛藤の中。だから自己表現に抵抗を感じ、なるべく目立たないように引っ込んでいるようにしました。

変化のきっかけは、外資系損保会社の営業をしていた時です。常に競争の中に身を投じて、目標を設定しコミットして達成はするけれど、一瞬しか達成感も満足感もなく、とても違和感を感じていました。
そのタイミングで心理学やコーチングを学び始めたのですが、結局「自分を主張しないと存在価値がないんじゃないか」という価値観の中にいたことに気づきました。つまり目標達成もその価値観によるもので、今までずっと勝ち負け・上下・損得などの2元性の世界にいたことがわかったんです。
それによって「あ、自分は、なくていいんだ」つまり「自分がないからこそ、物事への視点、解釈が自由に想像できるんだ」と気づき、本当の意味での目標や達成や意図が、2元性の世界を融合し出てき始めたんです。
でもまだまだ人間くさくて、自分の価値観やプライドでぎゅうぎゅうでした。その後結婚し、主人とケータリングの会社を20年ほど経営していたんですが、M&Aでやめる時にはじめて一番やっかいな握りしめていた価値観が破壊され、同時に自由さを手に入れたんです。
そんなプロセスがあり、本当にやりたいこととして、現在のコーチングの事業とビジョンがあります。
我々人間という存在は、地球上で人生・ビジネスと様々な地球ゲームを繰り広げています。クライアントたちは、たくさんの地球のマインドの罠を勇敢に攻略し、すべての経験値を「メンタル資産」に変換し成長進化していくのですが、そのお手伝いをできるのがコーチングの醍醐味でもあります。

人間は誰も余すことなく偉大! すべては自分が生み出していると気づくこと

記者:最後に読者の皆様へメッセージを

伊倉:カオスにいられたら成功しかありません。今ここにカオスという事象を生み出しているということは、存在させたいという意志・意図が働くから。その意志・意図は、とても純粋で素直な衝動や感情です。
だから、すべては自分が生み出していると気づくことです。そこからAll- abundance(全てが豊かになるところ)が出発するんです。
相手を豊かにしようと思えば、自分が豊かであること。そう思える自分に喜びを感じ、実際に相手を笑顔にさせられた時にさらなる豊さを感じることができます。
人間は誰も余すことなく偉大です。日常で「目の前の人が笑顔になること」が、人類の意識の進化につながることを願っています。

記者:今までの価値観を手放し、すべては自分が生み出していると気づくこと。そして、カオスに身を置き、常に創発できるアルゴリズムを手に入れること。それにより、All- abundanceが、すべての人が笑顔になれるんですね。伊倉さん、素晴らしいお話をありがとうございました!

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伊倉ひとみさんについての詳細情報についてはこちら
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▲撮り忘れてしまったので、以前に3人でお会いした時の写真を…

編集後記
今回インタビューを担当した清水と澤田です。インタビューが終わり、席を立つ時「今日のインタビューでたくさんの気づきを得ることができて、とても嬉しいです! この気づきをノートに整理してから帰りますね」とおっしゃった伊倉さん。心から人類の意識の進化を願う伊倉さんの純粋な心に触れ、Abundance(豊かさ)をお土産にいただき、その場を後にしたのでした。 ますますのご活躍をお祈りしています!

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この記事は、リライズ・ニュースマガジン“美しい時代を創る人達”にも掲載されています。



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