自然農に生きる人たち-大北一哉

大北一哉 岡山県和気郡和気町

 大学時代からキャンプに出かけることか多かった大北一哉さん(三三歳)は、自然に囲まれた生活に憧れる。農的暮らしをするにしても、まずはどこかで技術を学ばなければいけないと思った。
 自然農法の手伝いを募集している農家と出会い、一年半の研修を受ける。世界救世教が提唱している農法で、その農家は田畑を耕しているが、肥料は使わなかった。
「有機農法だと何かを入れることで、土地全体で均一に作れるんでしょうけど、自然農法の場合、自然とは何だろうとか、なんでできに違いがあるのかとか、そんなことを考えるのが楽しいんですね」
 研修後に二反六畝の田んぼと三反四畝の畑を借りて独立。自然農での栽培に力を入れる。田んぼは水持ちが悪くて普通の半分ぐらいの収量なので、今は水陸両用の品種を探している。元々が砂地で、乾燥すると真っ白い土になるそうだが、それでも畑は年々よくなり、六年目の畑で安心して収穫できる野菜が増えてきた。

※結婚後、岡山県加賀郡吉備中央町で専業農家として独立。


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自然農に生きる人たち(2008年)

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