本当の結婚を地球に復活させよう!/ふたこわたる

二子渉(ふたこわたる)さんのFacebookやブログで連載が続いている「僕らふたりの物語」は、自分自身の体験と重なりつつも、新しい時代を切り開く取り組みのような気がしていて、注目しています。

人々よ、自分の祖国を取り戻せ! (by ふたこわたる)
https://futakowataru.amebaownd.com

ふたこさんの講座は多岐にわたりますが、「好かれる勇気」や「死と誕生」に関心があって、参加するタイミングを狙っています。なかでも、いちばん気になっているのが「パートナーシップ」のことでした。

先日、日本トランスパーソナル学会主催の「スピリチュアリティとパートナーシップ〜本当の結婚を地球に復活させよう!」というミニセミナーがあり、タイミングよく参加できたので、その内容を元に今までのメモを加え、ざっとまとめてみます。

ふたこさんは、自立心が強く、繋がりよりも自由を愛するタイプで、これは僕も同じです。何か問題が起こると、誰かを責めるのではなく、「自分の課題」として向き合ってきたそうです。

「他者ともいい関係が築けるようになっていたし、それなりの満足感がありました。でも、それだけではないと、最近、気づいたんです。今日は、自立した個人として誰かと繋がることについて話したいと思います。本当は1週間くらい、みなさんを拉致したいぐらいなんですが、なんとか3時間でまとめてみます(笑」

まず最初に、男女のパートナーシップには、以下の3つの要素があるそうです。

1) 喜びのエネルギー循環

2) 共同の創造

3) 真実の分かち合い

ふたこさんは、多くのカウンセリング経験から、相談される問題のほとんどが、小さなボタンの掛け違いから起こっていることに気づきました。女性は「愛されていない」と悩み、一方の男性は「こんなに愛しているのに、どうすればいいのかわからない」といった内容です。

「男性は、けっこう大きな『愛情タンク』を持っているんですが、その存在をほとんどの女性は知りません。残念なことに、実際にはこのくらいの大きさだと思われています」

そう言いながら、ふたこさんは元の円に小さな丸を加えました(上の図の左側)。会場の男性たちはその小ささに衝撃を受け、女性たちはなんとなく納得といった笑い声が響きました。

一方、女性も同じ大きさの愛情タンク(図右)を持っていますが、これは男性用のものではなく「子ども用」のものなんだとか。それを男性に注いでしまうと、本来の男性の喜びから離れてしまい、幼児化して(お母さんになって)しまうという問題が起こります。

「要するに、女性の愛情タンクは、男性にはまったく使われないんです。残念ながら(笑。でも実は、男性の喜びは、女性から愛情をもらうところにはないんですよ」

男性の喜びは、女性のためにせっせと動くこと。でも、男性は何が喜ばれるのか、実はあまりわかっていません。たまにヒットしますが、ほとんど外れてしまいます。子どものころはもっと単純で、何が喜ばれるか関係なく、好きな女性に泥団子を渡して嫌われたりしますし、スカートめくりなんかも、そのたぐいですね。

あるとき、女性から「モンブランが好き」と聞いた男性は、喜んでモンブランを買っていきます。それで彼女が喜ぶと、また次の機会にもモンブランを買ってしまう習性があります。

「男性は、女性のストライクゾーンがわかると、それ以外のものを狙ってダメだしされるリスクを避けるんです。それは仕方ないんです。そして恐ろしいのは、女性のストライクゾーンは移動するんです。女性自身も、自分のストライクゾーンをわかっている人は少ないかもしれません。“移動式”なので、気持ちがそのつど変化します。だから、ストライクが今どこにあるのかを、二人でコミュニケートすることが大事」

一般的に、女性は気持ちを察してほしいと願っていますが、ほとんどの男性はそれができません。何が喜ばれるかわかっていない、もしくは勘違いしていることが多いようです。男性の喜びは、女性のためにせっせと動くことなので、リクエストに沿っていなくても「行動で示しているからわかっているはず」と勘違いします。そこに、すれ違いの原因があります。

もうひとつ、男性と女性の大きな違いがあります。

「女性は気持ちを聞いて共感してほしいと思っているのに、男性にはその感覚がほとんどないので、それが大事だということさえ、認識できません。共感してほしいだけなのに、つい解決策を提案して、怒られたり、がっかりされてしまいます」

少し前に、こんなまんががシェアされて話題になっていました。


女性が求めているのは解決ではなく、共感なのだ!
女性の悩みは解決しなくていい!

なんということでしょう。でも、心当たりのある人もいるはずです。

多くの男性は「もっと威厳を持たなければいけない」「よけいなおしゃべりをせずに、必要なこと(お金稼ぐとか)を察知して結果を出さなくては」と思っています。

一方、女性は「もっと男性に尽くさなきゃいけない」「もっと役立たなきゃいけない」「もっとお金を稼がなきゃいけない」と考えています。

「これがボタンの掛け違い(悪循環)の最大の原因です。男性はDoingに喜びを感じ、女性はBeingに幸せを感じます。喜びのエネルギー循環を起こすためには、お互いの気持ちをきちんと話しあうこと」

察することができない男性は、今、相手が何を望んでいるのか、どういう気持ちなのかを確認すること。女性は、察してくれないことはあきらめて、どんなささいなことでも相手に伝えること。基本的に男性は単純なので、女性に「これをして」と言われたら、喜んでやってくれるはずです。

「このとき女性が誤解しているのは、何かしてもらったら、きちんと感謝を伝えなければいけないと思っていることです。女性は、受け取ったものを喜んでいるだけでいいんですが、具体的にどうすればいいのか、わからない人もいるようです。

例えば、大好物のスイーツが目の前に出てきて、それを眺めてから食べるとイメージするだけで、自然にちょっとにやけちゃったりしますよね。

あるいは大好きな人から言われたら本当にうれしい一言を、大好きな人に言われているところを真剣にイメージする。面と向かって言われるところをイメージすると、自然に『きゃーっ』とかなったりしますよね。

それがイメージじゃなくてほんとに言われたりしたら、おろおろしちゃって、『きゃー、もう、ちょっと、やめてください!!』とか言いながらも顔がにやけたりするかもしれません。この『自然に溢れ出てくる』のが、結果的に喜びの表現になっているんです。

無理に何かを言ったりする必要はゼロ。むしろしないほうがいいくらい。やることは単に、そのうれしい体験に意識を向ける。うれしい体験を味わう。それだけ。そこにこそ意識的であるようにする。ただうれしいことを味わう。そしたら勝手に喜びがあふれてきます」

整理すると、以下のステップになります。

1) 喜びがあふれることを話し合う

2) そのために必要な男性のDoingを特定する

3) 女性が受け取ることで自然に喜びが循環する


「女性が受け取って喜ぶ姿勢は、指一本動かさずに世界を動かせる力があります。僕はこれ、小学生のときに教えてもらいたかったくらいなんです」

なかには、相手の気持ちをうまく受け取れない女性もいるようです。そのときは少しハードルを下げて、自分自身を喜ばせるところから始めてみましょう。おいしいものを食べたり、景色のきれいな場所に出かけたり、温泉のんびり浸かったりと、そんなときに喜んでいる感じを味わいます。受け取るのが苦手な人は、幼少時のトラウマがあり、受け取って喜ぶことを無意識のうちに制御してしまうんだとか。

「喜びのエネルギー循環」の次は、「共同の創造」です。これはわかりやすくて、子どもをつくったり、育てたりすることのほか、マイホームを建てるなどもそうですね。夫婦でお店をやったり、何か事業を始めたりするように、二人でひとつの目標に向かっていくことで、パートナーシップはさらに深まります。

そして、ふたこさんがいちばん取り組んでいるのが、3つめの「真実の分かち合い」です。

「今のパートナーと始めたのは、お互いの間で感じたことをすべて分かち合うことでした。そこにはけっして曖昧さを残さない。お互いに納得できるまで、小さなことでも『それはどうして?』と問い続けます。今の彼女がすごいのは、話したことをきちんと受け止めてくれるところなんです」

ふたこさんは、物心ついたときから「どうせ本当のことを言っても誰にも理解されない」という体験を積み重ねて、そういうものだと固く信じて生きてきたと言います。それが彼女との対話を重ねていくうちに、生まれて初めて「ほんとうに深く正確に理解されている」という感覚を持ちました。

自分の本当の気持ちを話す。相手の言葉や態度に自分の内側で反応があったことを話す。自分が嫌なことを相手にしないようにお願いするのではなく、そこで自分が感じた気持ちにフォーカスして、それを改善する方向にシフトする。

「これを徹底的にやっていくと、自分自身の心のクセに気づきます。そして、二人の関係に推測がなくなっていきます。だいたい、実際はそうでもない思い込みの罠にハマり、言えないことが積み重なり、そこから関係性が冷えていくんですよね」

よく、恋愛は脳の中毒症状なので3年しか持たないとか、結婚しても2〜3年しか幸福感は続かないという研究が話題になります。ふたこさんは、お互いに思っていることを言えない関係になってしまうのが、その原因ではないかと考えています。

「自分の気持ちを見つめて、それを言葉にする努力をしてください。もちろん、全部の気持ちを言えてないかもしれないことも前提にしておきます。そして大事なのは、感情をぶつけ合わないこと。相手が感じていることは、批判したり反論したりしないで、そのまま受け入れること」

この辺りは、僕が関心を持っているNVC(Nonviolent Communication)と似ています。NVCは「非暴力コミュニケーション」や「共感的コミュニケーション」と訳され、コミュニケーションにおいて相手との繋がりを持ち続けながら、お互いのニーズが満たされるまで話し合いを続けていくという、共感を持って臨むコミュニケーションの方法です。

NVCのプロセスの根底には、3つの意図があります。

1)お互いの人間性が見えるつながりの質を目指す
2)お互いのニーズを同じくらい大切にする
3)取られる行動は純粋で自然な分かち合いから行なわれる

頭(思考)で判断・批判・分析・取引などの代わりに、自分自身と相手の心の声に耳を傾けて、今の感情(Feeling)とニーズ(Needs)を明確にしていくことで、お互いの誤解や偏見からではなく、心から繋がり、共感を伴ったコミュニケーションを意識します。


話が脱線しましたが、最後にふたこさんからのメッセージを紹介します。

「本当の結婚の復活」

これって今パートナーがいてもいなくても、始められます。

今のパートナーと、このことについて語り合うことからも始められるし、これをやれる自分になっていくことや、これを一緒に目指せるパートナーを探すところからも始められる。

すごく面白そうじゃないですか?

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People

尊敬する、気になる人たちの言葉。

コメント1件

「女性はパワーを持っていて、男性は愛を持っている」という言い方も、似ているのかもしれません。

https://ameblo.jp/lily-saito/entry-12330874464.html
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